22 | キチジンに出展したよ!(後編)
前編でオリジナルZINE「リスの1日」の制作についてを書きましたが、前日にシールもつくりました!
「リスのシールじゃなくていいの?」と尋ねると、シールは食べもの飲み物がいいとのこと。
これらの絵は季節のドーナツを描いていた頃のもの。吉祥寺ZINEフェスでは、このシール4種類セットで販売することにしました。
プリンターにシール台紙をセットしてプリント。さらに、カッターで1枚ずつ切り出しました。
と、いうわけで準備完了〜!
一晩あけて、一緒に出展してくれるもちがわさんと待ち合わせて、お店づくり!かわいいー
開場と同時にお客さんがたくさん!
「サインください!」なんてお願いされてしまったり。。。
お客さんのお願いで、その場を絵を描くことになったり(しかも、ちゃんと買ってくださったそう!!)
おかげさまで、せっせと準備した「リスの一日」は早々に完売!!!
そんなわけで、急遽「犬のイラスト(原画)」を販売してみたり。。。
またまた、お客さんからのお願いでリスを描いてみたり。。。
実は、父は別の用事があり、吉祥寺ZINEフェスは設営と撤収しかいられなかったのですが、撤収時の娘の満足そうな顔といったら!!!
材料費、出店料も娘本人が支払いましたが、それを上回る売り上げに本人もびっくりでした。
帰り道で、娘はこんなことを言っていました。
「今日はね、とっても嬉しかったんだよ。たくさんの人に褒めてもらえたし、”描いてください!”って言ってもらえて絵を描くのが、とっても嬉しかった。自分の描いた絵が他の人に見てもらえて、喜んでもらえて、本当に嬉しかったんだ。」
娘の自作本がはじめてブックマンションで売れた時に感じたことを今回も改めてしみじみと思うのです。
それは、こどものつくったものに価値をつけてくれるたちがいることのありがたさ。
僕ら親は”すごいね!”とか”かわいいね!”とか、言葉にして価値を伝えることはできても、その価値を金額にして価値づけることはできませんでした。それどころか、人様のお金に代えるほどの価値はないとさえ親は思ってしまう。
でも、価値をつけてくれる人がいる。それも本気で。お金という大人のやりとりと同じ世界で、真剣に評価してくれる。こんなありがたい経験、なかなかできるものじゃありません。
一番近くで、娘の背中を押してくれて、励ましてくれるもちがわさん、そしてブックマンションで、このZINEフェスで声をかけてくださったたくさんのお客さんに本当に感謝です。
「今日、最初は面白くないかもーって思っていたけど、とっても面白かった!また描く!また次も絶対出店するからねー!」と娘。
これからも続きそうな作家活動、どうぞ見守ってあげてください!よろしくお願いしますー!