安倍総理、靖国参拝の可能性は?拉致問題は?

現在、日韓関係は最悪と言われています。正直「最悪」は言いすぎだと私は思いますが、少なくとも、文政権との関係はとても冷え切っています。というより、信頼関係が完全に壊れてしまっています。

言うまでもなく、信頼関係が壊れた最大の原因は「徴用工」裁判ですが、それ以外にも、慰安婦合意の破棄、レーダー照射問題など、いくつも「文政権は信用ならない」と判断せざるをえない行動が、韓国側にあったことが、日本政府の文政権に対する不信感を高めています。

そして、不信の発端となった「徴用工」の差し押さえ資産の売却期限が来年1月に迫っているそうです。日本政府は、もしも資産が売却されたら対抗措置を取るとのことですが、GSOMIAを不本意に延長してしまった文政権としては、来年4月の選挙に向けて、対日強硬姿勢を国民に見せつけるためにも、資産売却を強行することで失地回復を図るのではないか、と言われています。

さて、ここで話を中国に移しますが、来年春に習近平国家主席が訪日予定となっています。この時、日本は習主席を「国賓」として待遇するそうです。しかし、中国は香港やウイグル等の人権問題を抱えており、しかも日本人を複数人、拘禁しております。北大教授は解放されましたが、教授はたまたま中国にいるところを拘禁されたのではなく、わざわざ中国が教授を呼び出して、訪中させた上で拘禁したのです。そんな非人権国家の主席を国賓待遇とは何事か!という声は自民党内にも満ちています。

しかし、国賓は日本側から言い出したことなので、キャンセルはしにくい。そこで、安倍首相が靖国参拝をすることで、中国側からキャンセルを言わせる、という可能性はないでしょうか。おりしも韓国との関係はすでに「最悪」です。よって韓国には気兼ねする必要がない状況が出来上がっています。アメリカも、オバマ大統領のときのような反応はないでしょう。米韓関係も悪化していますし、米中関係に至っては、日韓とは比較にならないレベルで最悪です。

と、靖国参拝に対するお膳立ては出来てるような気がしましたが、1つ気になることがあります。

安倍総理は拉致問題解決のために中国の力を借りようとしているのではないか

ということです。トランプと金正恩の会談は昨年3月のハノイの会談を最後に止まったままです。安倍総理としては「もうトランプはアテにならない」と思った、かもしれません。そうなると、北朝鮮に対して最も影響力を持つ国、中国の力に頼るのがベストだろう、と安倍総理は考えた、かもしれません

また、日本と韓国は現在、「歴史戦」の真っ最中でもあります。ここで、中国が韓国に加勢したら、日本は一気に不利な立場に追い込まれますので、できれば中国には静かにしていてほしい。そういう思惑もあるのかもしれません

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