対北ビラ禁止法、ブーメランにならないよう気を付けて

韓国国会で、北朝鮮に向けた反北朝鮮ビラを散布することを禁じる法律が可決し、これを国連や米議会などが非難しているそうです。

一応、魚拓→(URL

このネタで韓国を叩いてる人に気を付けてほしいのは、ここで言う「国連」は、反日プロパガンダの片棒を担いで日本にイチャモンを付けてきた「国連特別報告者」のことなのです。いわゆる「国連の方から来ました」ってやつですね。

記事によると、「トーマス・オヘア・キンタナ北朝鮮人権特別報告官」という肩書の人物が韓国政府に対して勧告したとのことですが、「報告官」というのは朝鮮日報による翻訳であり、正確には「報告者」と訳すべきだと思います。

日本も、デービッド・ケイ氏、ジョセフ・カナタチ氏、バスクト・トゥンジャク氏のような、日本共産党と結託しているとしか思えないような国連特別報告者が日本政府に対してごちゃごちゃ因縁をつけてきた過去があります。

さらに言うと、あの忌まわしき「クマラスワミ報告」でおなじみのラディカ・クマラスワミ氏も、国連特別報告者でした。

こうした事例に反発しておきながら、同じ国連特別報告者が韓国を批判した時は「国連様がこう言ってるぞ」などと、虎の威を借る狐よろしく嵩にかかると、ブーメランとなってしまいますので、気を付けたほうが良いかと思います。

もちろん、今回の報告者の勧告は過去の日本への勧告と違って全くの正論ですし、北朝鮮=金正恩政権への配慮が人権問題に益することは何一つなく、有害無益でしかないです。国連報告者だけではなく米議会も韓国を非難しています。しかし、残念ながらまだまだ国際世論の大勢となっていないという現実はきちんと認識するべきだと思います。

ただ、逆に言えば、過去に日本の左翼が「ほら見ろ日本が国連様から非難されてるぞ」と、虎の威を借る狐の如く居丈高に非難してきた数々の問題も、国際社会では大して注目されてなかったということにもなりますが。

要するに、私が言いたいことは、対北ビラ禁止法は非難するべきだが、それを行う際に国連の権威を利用しようとするなってことです。何事も、権威主義はあきまへん。

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