吉見義明教授と、アメリカの教授たちの間で、ラムザイヤー論文に対する反論が矛盾してしまう
動画の12分過ぎあたりからの「まとめ」を、翻訳がおかしいのも含めてそのまま転載します。
今日の話をまとめています。ラムザイヤー論文に反発した米国の教授らは、慰安婦の契約を否定することに焦点を置きました。ラムザイヤーに対する正面対応です。
アメリカの教授らは、事業主と慰安婦が対等ではないので、契約を結ぶことができなかったとか、
契約事例や契約書などの契約の証拠がラムザイヤー論文にないことを主張しました。
一方、吉見氏は、契約ではあったが、人身売買の契約であって、慰安所で奴隷状態であったということを指摘しました。
そして日本軍が主導したと付け加えました。
アメリカの教授のレベルの低さが垣間見れます。
その意味で言うと、ラムザイヤー教授の論文も、我々からすれば特段画期的なことではなく、日本人であれば我々のような普通の庶民ですら知っていることを論文にまとめたにすぎません。慰安婦研究に関しては、当たり前ですが当事国の日本が最も進んでおり、次いで韓国が進んでます。ただし韓国においては朴裕河教授や李栄薫教授ら研究者が弾圧される状況が続いており、決して健全な研究環境ではないことも事実ですが。
ダデン教授だとかピーターソン教授だとか、欧米白人の教授の名前を持ち出せば優位に立てると海外出羽守の似非リベラルはきっと考えていると思いますが、日本の歴史の研究において日本人より彼らが優っているはずがないのです。
一方、吉見教授は契約の存在は認めましたが、まだ屁理屈を捏ねて頑張っておられるのですね。まさに「ああ言えばこう言う」を地で行くタイプの教授なのだと思います。75歳もなって、今さら自分の研究を否定されるのは屈辱だ、とでも思っているのかもしれないですね。
もちろん、ラムザイヤー教授もアメリカ人ですので、我々日本人の研究よりはかなり遅れており、論文もおそらく穴だらけなのではないかと思います。しかし、穴があったとしても、全体のディテールは、日本の最先端の研究や、李栄薫教授らの研究とも、合致するのではないかと思います。