河野太郎大臣がめざまし８を完全粉砕（笑）
先週の話ですが、フジテレビのめざまし８でこんな放送があったそうです。
問題となっているのは、茨城県城里町の上遠野修町長らが、キャンセル分の新型コロナワクチンを先行接種していたという騒動を取り上げていた際の一幕。スタジオ出演者のほとんどが、首長の先行接種に批判的なコメントをしていた。
おかしいですね、たしか放送法では賛否が分かれるような問題はちゃんと両方の意見を取り上げなければならないと書いてあったはずですが
第四条 放送事業者は、国内放送及び内外放送（以下「国内放送等」という。）の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一 公安及び善良な風俗を害しないこと。
二 政治的に公平であること。
三 報道は事実をまげないですること。
四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
まあ、いまさら放送法云々言うのも野暮ですから、記事の続きを見ていきましょう。
その中で、話を振られた俳優の山下真司は「12人のキャンセルって、俺本当なのかと思っちゃう。前もって余分に入れておいたのではないかって疑われるような、職権乱用」と苦言。
まー可能性が絶対にないとは言い切れないですが、普通に考えて、そうまでして打ちたいものなのですかね、ワクチンって。私べつに反ワクチン教の人でもないし普通にワクチンの有用性は認めてますけど、注射するの痛いじゃないですか（笑）。それに、わざわざワクチン打つために時間作るのも正直面倒臭いです。それに、ワクチンは一応安全性は確認されているとはいえ、まだ報告されてない副反応が絶対にないとは言い切れないわけで、早く打てば打つほど、人体実験とまでは言いませんが、人柱的な役目を兼ねることになるわけです。
正直、「たかがワクチン」ごときで、他者の善意を疑うようなマネはしたくないですね、私は。
さらに、フジテレビ解説委員の風間晋は「トップとしては駄目」とバッサリ。「船長さんっていうのは、船が大変な状況になった場合には、まず乗客を安全に船から退避させて、それを確認してから自分が降りる」と首長を船長に例えて説明。「トップのやり方はそういうこと」と話していた。
解説委員ってのがどの程度偉いのか知りませんが、仮にもフジテレビの看板を背負ってお話されておられるわけですよね。ただの一個人の見解では済まないと思うのですが、ここまで言い切ってしまって大丈夫なのでしょうか。
船長に例えるのもおかしな話です。ワクチンを接種すれば船から降りたことにならないんですよ。なんせウイルスは相手が船長なのか乗客なのかなんて識別してくれませんからね。ワクチン接種しても乗客はそのまま船に乗り続けるんです。逃げ場なんてないんです。そんなときに「船長だけ助かりやがって」なんてルサンチマン発動してたら、船ごと難破してしまいかねません。
的外れな例え話で視聴者を惑わすのが解説委員の仕事だと言われないように猛省してもらいたいです。
しかし、番組がリアルタイムで行っていた「首長のワクチン“優先接種”はあり?なし?」という視聴者アンケートで、結果が「あり」が59%、「なし」が41%と、「あり」が優勢だと判明すると、スタジオ出演者は騒然。風間氏は「意外だな……」と呟き、「困ったな……と思いましたね」と苦笑いを浮かべていた。
番組制作陣より視聴者のほうが賢い、と（笑）。
視聴者からは「自治体のトップが感染したら大変」という意見が出ていたが、これに風間氏は「首長が感染しても、ちゃんと代理の方がいるわけですよ」と副町長などが代わりを務められるといい、「この人が欠けたらだめってことはない」と持論を展開。
仮に町長が感染してしまったら、副町長は濃厚接触者に該当してしまい、代わりを務めることが出来なくなるのでは？
『モーニングショー』でもこの話題を報じており、玉川氏は「今回の接種に関しては自治体に裁量をかなり任されてるんですよね。国が示してるのは、“原則”なんですよ」と指摘。さらに、「医療機関でワクチンが余っちゃったりした場合、高齢者の(65歳未満の)付き添いの人にも打つって話がある」とし、「自治体の裁量で、医療機関の裁量でやっていいと思ってるんですよ」と65歳未満でも基礎疾患のある人など自由にワクチン接種をしてもいいという姿勢を明かした。
玉川徹氏のほうがマトモとか、どうなっちゃってるの。
河野太郎ワクチン担当相は２１日午前の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチンに関し、自治体の首長らがキャンセル分を接種し、批判を集める事案が全国各地で相次いでいることを念頭に「批判を恐れて廃棄することがないように自治体の裁量で廃棄しないで有効活用してほしい。自治体がやったことで批判があれば、それは私が責任を取る。どうぞ遠慮せず貴重なワクチンを使ってほしい」と語った。
おお、かっこいい（笑）
人の上に立つ人は、こうでなければいけません……と言いたいところですが、言うのがちょっと遅いですよね。
いちおう、先週も同じようなことは言ってますが、「自治体の判断で批判されることがあれば僕が責任を取る」とまでは言ってなかったですから。このくらい強い言葉で言うべきでしたし、なんならもっと強い言葉で言っても良いと私は思います。「批判するほうが馬鹿」くらいのことを言ってほしかった（笑）
ともあれ、これで、首長が余ったワクチンを打つことを批判することは、ほぼ不可能になったわけですが、フジテレビの風間晋さん、よかったら次の放送で何かコメントしてくださいね（笑）。
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