「天皇制」を廃止し、9条は守りながら、右翼を満足させる方法

かつて私は、「自衛隊民営化」という裏技を使って、憲法9条と自衛隊の矛盾を解決する方法を(冗談半分で)提唱していました。

簡単に説明すると、憲法9条で「陸海空軍その他の戦力」の保持が禁止されているのは「国」です。ということは、民間企業が「陸海空軍その他の戦力」を保持することまでは、少なくとも憲法では禁止されていません。もちろん、現状では刑法その他の法律にひっかかると思いますが、それは法整備すれば解決する問題です。なので、自衛隊を民営化し、国は、株式会社自衛隊に国防を業務委託することによって、憲法9条を無効化できるのではないか、と考えたわけです。

そして、私はここ最近、もっとアクロバティックなことを思いつきました。皇室には、例えばバチカン市国のように独立していただきます。日本国内に新たなミニ独立国家が誕生します。もちろん国家元首は天皇。そして、自衛隊は、この天皇国の所属とします。次に、日本国と天皇国は軍事同盟を結びます。天皇国が日本国を守り、日本国は天皇国に国防予算や軍事基地を提供するだけの片務条約とします。日米安保が違憲でないのなら、日本と天皇国の軍事同盟も違憲であろうはずがありません。もちろん天皇国は日本国憲法に縛られないので、世界中どこへでも戦いに行くことができます。そして、天皇国は日本から独立したので、もう日本には天皇はいません。これで反天連も大満足のはず。


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