わたしは駆け引きが出来ません。
好きなきもちのはなしです。
わたしは駆け引きが出来ません。
全部まっすぐ表に出てしまう。
出してしまう。
しかし逆に言えば、
わたしは好きに向かって突き進むことが出来ます。
愛を(勝手に)送り続けることが出来ます。
「大好きだ!」と一度思うと、
とことん愛せてしまう。
癖みたいなものでしょうか。
新垣結衣さんが踊ってたポッキーのCMには一目惚れして、その日からしばらくわたしの日々の朝食はポッキーになりました。(まじ)
満島ひかりさんがファイト!を歌ったカロリーメイトのCMは、受験0学期を迎えたタイミングで右肘を骨折し、泣きながらセンター模試を受けていたわたしに力をくれました。
見た瞬間ぼろぼろ泣いて、そこから毎朝コンビニでカロリーメイトを買う生活が始まったのは言うまでもありません。
そんなカロリーメイトCMが大好きすぎて
広告が学べる大学ばかりを進路に選んだし、
大学では広告を専攻し、
CM制作会社のインターンにも行き、
そしたらもうすっかりCMを大好きになって、
当たり前のように制作会社に就職しました。
***
コピーライターの福部明浩さんという方がいます。
広告業界に身を置く方ならすぐに分かるとおもいますが、わたしが愛してやまないあのカロリーメイトCMのコピーを書いた、その人です。
長くなるのでここでは細かな経緯を割愛しますが、昨年末わたしは福部さんとお仕事する夢を叶えました。
撮影だけの参加だったけれど、
本当に本当に本当に嬉しかった。
福部さんの作ったCMと福部さんを好きになってから6年目のことでした。
その時に福部さんからいただいた
「届くもんやね、熱量は。」
という言葉、その一言を受け取ってすぐにもう涙が止まらなくなり、" 大好きを貫いて、まっすぐ素直に純粋に進んできてよかった " と心から思いました。
本当に大切で愛おしく、今でも私を支えてくれている経験です。
(現場は本当に大変だったけれど!笑)
詳細はきっとそのうち。
そしてもうひとり、
プランナーの近藤雄介さんという方がいます。
ポカリスエットのCMや早慶戦ポスターなど、話題の広告を沢山生み出している方ですが、そんな近藤さんは私が大学生の頃に出会い、「就職したら絶対一緒に仕事したい!」と言い続けてきた大好きなお兄さんです。
こちらも細かな経緯は割愛しますが、
いま、わたしは近藤さんと一緒にお仕事をしています。
あまりに忙しい毎日で、失敗ばかりで、ただ目の前の仕事をこなすのに必死で、CM制作に関われている幸せとか、楽しむ気持ちとか、全部忘れてしまっていました。
近藤さんとのお仕事は、そんな私を初心に返してくれました。
近藤さんとのお仕事が決まって、嬉しくて嬉しくて先輩とふたりで気合いを入れて出演者候補資料を作った時のこと。
近藤さんから弊社のプロデューサーに
「めちゃくちゃ良い資料ですね。。。
ありがとうございます。」
とわざわざコメントが来たのです。
近藤さんは誰が作ったとか何も知らず、ただ感謝の気持ちを伝えてくれただけだったそうなのですが、こちらとしては大好きな近藤さんのために頑張って、褒めてもらった、それだけでもう最高でした。
この人のためならいくらでも頑張ろう、まんまとそう思わされてしまいました。
(近藤さんがこれを全て計算でやってたとしたら、プロの小悪魔女子になれると思う。)
撮影現場でも、頑張って美味しいケータリングを用意すれば「ケータリング美味しかった!」とか、本当に言い出したらキリないくらい、なんかいちいち感謝してくれる…号泣
最近の近藤さん案件が私の中で最高すぎて、話がそれてしまったけれど、大好きな人たちとする仕事はどんだけ大変で辛くても本当に幸せです。
何の作業をしていても、この人たちの作品をつくるための1ピースなんだなって思ったらめちゃくちゃ頑張れてしまうんです。
***
もちろん、ここまでの道のりは楽なわけじゃなかったです。
偶然なんかじゃ絶対ないです。
でも、頭抱えちゃうほど難しいことでもないような気がしています。
わたしが続けてきたことは
まっすぐ素直に純粋に大好きを伝え続けること
それだけ。
色んな人に伝えていると、誰かが縁を繋げれてくれるなんてことも起こります。
秘めていたって誰も気付いてはくれない。
待っていたってなにも始まらない。
どんなふうにどれだけ好きなのか、ポジティブな想いは表に出して良いと思うのです。
***
言葉の企画、第2回の課題。
わたしが企画書の最後にくっつけた、手書きのお手紙にびっくりしている方々がいて、わたしもびっくりしました。
自分の中にある相手への愛を伝えてはいけないなんて、考えたこともなかったから。
私は普段企画書を作らないので、初心者ゆえにそのあたりの常識がよくわかりません。
それが良い方に転んでくれて、今回はラッキーだったのかなあ。
ただ、普通の人よりかなり多くの人と関わって日々を過ごしている中で、ポジティブな想いはやっぱりまっすぐ素直に純粋に伝えます。
「ありがとう」とか「良いね」とか「また一緒に仕事しよう」とか言われたら嬉しいでしょう?
自分がもらって嬉しい言葉を自分も感じた時は素直に発して良いと思うんです。
不器用でいい。
駆け引きなんて出来なくていい。
好きはまっすぐに伝える。
本当にそれだけです。
私ももっとまっすぐに伝えられるように頑張ります。
あと、一緒にお仕事できたときにご迷惑をおかけしないように、制作として精進していきたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?