オリンピック vs ワールドカップ

スポーツにあまり興味がないのでよくわからないのだが、スポーツ好きの人にとって「オリンピック」とはどのような存在なのだろう。

テニスやゴルフのように「世界選手権」のないスポーツ、年間を通してのポイントで「ランキング」を決める競技ならばわかりやすい。選手によって価値感は違うだろうが、「オリンピックの金メダル」は「ウインブルドン優勝」や「マスターズ優勝」みたいなものだろう。個人戦であっても「国の代表」という看板を背負っている分、金メダルの方に「価値を置く」選手がいるのかもしれない。国によっては、オリンピックでメダルを取れば報奨金や年金的なものがもらえる制度がある。


では陸上競技やサッカーのように「世界選手権」「ワールドカップ」といった「世界一を決める大会」がすでに存在する競技の場合、選手はどう思っているのか?仮に「ワールドカップ」と「オリンピック」が同時開催されたとして、トップクラスの選手はどちらにエントリーするのか?ちょっとだけ興味がある。

いやいや、オリンピックは世界の祭典であって単なるスポーツ大会ではない。全世界が注目する一大イベント、MLBの大谷選手が出場した「オールスターゲーム」のように「勝ち負けよりも、出場することに意味がある」とのお𠮟りをうけそうだが・・・・アメリカ政府はMLBオールスターゲームに税金投入してたっけ?ツール・ド・フランスにフランス政府は税金を?F1やモトGP(バイクレース)に税金って使われているの?

「全世界が注目する一大イベント」ならば開催地(開催国)が税金を投入しなくても、十分にPAYするような気がする。いや、イベントであるならば「イベントの総収入>イベントの総支出」でなければおかしいし、収支を考えるのがイベンターの仕事である。以前にも書いたが、イベンターである主催側(IOC)が他人のお財布で費用を賄うからオリンピックは際限なく肥大化するのである。

赤字であろうがオリンピックには税金を投入するだけの意義がある。確かにその通り。「スポーツを平和な社会の推進に役立てる」と掲げるオリンピック憲章に異議を唱えるつもりはないし、オリンピック休戦についても最低限の知識は持ち合わせている。IOCの活動に賛同こそすれ、ケチをつけるつもりは毛頭ない。

だからといってIOCに言われるまま、赤字を垂れ流してまでオリンピックを開催する必要はない。税金を投入するにしても「アスリートファースト」ならば納税者も納得するだろうが、「IOC委員ファースト」とも取れる「東京大会2020+1」では、やはり「オリンピックを応援します。でもよそでやってね」となってしまう。必要だけど、うちの近所には要りません・・・・あれ、これってごみの焼却場や火葬場と同じじゃん。

前置きが長くなったが、webmasterがなぜここまで「オリンピックを敵視するような発言」を繰り返すのかというと

「ライフル射撃のTV放送がないし、カヌー競技もちょっとだけ」

といった個人的な理由・恨み(笑)からである。なんで?なんで放送しないの?生中継でなくても、録画でもいいから、深夜帯でもいいからやってよぉ。セーリング(ヨット)はたくさんTV放送されるのに、なんでスラローム(カヌー)は30分だけなの?躍動感があって面白いのに。ちょっぴりだけど税金払っているんだから、還元してくれたっていいじゃん!



バッハ会長、2028年のLA大会には是非とも America's Cupのような大型ヨットレースを導入してください。アメフトでもいいです。ロデオなんてどうですか?銃の本場・アメリカなんだから、長距離射撃やスティールチャレンジ(拳銃の早撃ち)なんかもいいのでは?

アメフトやヨットレースなら大手スポンサーがいっぱいつくし、ロデオならビールやBBQ関連といった大手食品企も期待できます。銃器に関してもNAR(全米ライフル協会)があるから大儲けできまっせ。(なぜかここだけ関西弁。他意はない)

おすすめは 0:48 ~のジャイブ(方向転換)シーン。船体が空中に浮かび上がっています。



忘れてましたが、 2024年のパリ大会ではフランスで人気のある「ペタンク」なんていかがでしょう。地味なスポーツなのでスポンサーがつかないかもしれないけど、フランス発祥の球技だから導入する価値はあります。世界55カ国以上で行われていて、サッカーに次いで盛んなスポーツとして親しまれているみたいです。 驚いたことに、アメリカでも行われています。





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