見出し画像

ICL体験記【後編】

エンタメオタクICL体験記 後編いきます!


■手術当日


お昼からの手術。夜はホテルに泊まるので簡単な宿泊セットを用意。
この時点でコンタクトの洗浄液ってほんとにいらないかな?とか不安になる。
当日朝からコンタクト不可なので眼鏡で病院へ。

受付後すぐに手術の説明。受付の方は丁寧だけどテキパキ。
術後に使う点眼3種類の説明などしてくれる。

説明が終わると、待合室で瞳孔を開く点眼薬を自分で時間管理しながら5分毎に点眼していく。ちょっとしみるけど普通の目薬。

この時間はソファでスマホいじったりもできる。ジブリオルゴールがBGMでかかっていたりしてリラックス。

わたしは点眼5回目(20分後)で結構ぼやけて見えづらくなった。まだスマホは余裕。その後点眼10回目(40分後)で視界がかなりぼやけてスマホもだいぶ見えなくなってくる。

↑この時間に1時間くらいかかるけど目も見えづらくなってくるので、イヤホンでラジオとか聞いときたかった。荷物は途中で回収して預かっててくれてるのでイヤホンが手元にない為しばしの暇が訪れる。

(途中トイレに行って鏡みて、自分の瞳孔が開いてるー!!すごーー!
って目の写真撮ってたら後ろに人がいて恥ずかしくなる。)

何度かスタッフさんが瞳孔の開き具合をペンライトの光当てて確認。ほぼ完全に瞳孔開いた頃には文字が重なってぼやけて見えない状態。瞳孔の開き具合は個人差があるらしいけど、私の場合は目薬さしてちょうど1時間位で呼ばれて、手術の前室みたいなところに入る感じでした。

■手術開始

手術前室では着てきた服の上から使い捨てガウンみたいなのと帽子はかぶるけど着てきた服のままでOK。

椅子に座って看護師さん?に麻酔とかのお薬数種類点眼してもらって、しばらくしたら手術室に案内された。

手術室っていっても、歯医者さんみたいな可動式椅子まで自分で歩いて座る感じ。

担当医さんとは椅子が倒れた状態で挨拶して、声かけますよ。とか、光の方向を見ててくださいね。など簡単な説明受けてすぐに手術スタート。

大きい綿棒で目周り消毒した後、顔に手術用シートを被せられる。

片目ずつ手術していくので反対の目で器具が見えるとかはない。
眼を閉じないようにテープ固定→まぶた開く器具装着。麻酔効いてるのでちょい引っ張られてるな〜くらいの感覚。

・・・で、手術は結果から言うと「思ってたよりは痛みもあって結構恐かった」

手術中は眼に水垂らされてるので、水中で目を開けてる感覚で、器具が見えるとか、切られた感覚があるとかは無いです。

■手術で不快(恐い)だったポイント

不快に感じた部分は主に2つで、
1つは手術用の強いライトが上からあたってるんだけど、

瞳孔開いてるからなのか、光が眩しすぎて手術中ズキズキっと痛く感じた。

眩しいのに目をガン開いて受け入れるのが初めての感覚だったから、早く遮ってくれ〜って思ってた。慣れますよ〜と言われたけど結構ずっと辛かったかな。私が頭痛持ちで、そういうのに敏感なのかもしれない。

辛かったの2つめ、

レンズ入れるよ〜と言われた時は何か触れる感覚だけだったんだけど、レンズ入ったあとの、数分間の固定作業の不快感が強かった。

目に大きめのゴミがはいったときみたいなチクチクする感じと、眼球の奥みたいなところをグリグリ押される感覚が続く。

自分で眼球動かしてないのにグルンって視界が変わったりして、でも勝手に眼球を動かすと変なところに器具があたったりするんじゃないかって思うと下手に目を動かせない。
閉塞感と若干の痛み。
あと視覚が塞がれてるから気が紛れない。
手をグーパーとかさせて他のとこに意識ををもっていって耐えるww

それを耐えれば、ほぼ終わりで、最後の薬もややしみたけど、時間はほんとにあっという間。
私は両目で10分かからないくらい。
痛みがあるとかすごい大きい音するわけじゃないから、無になってリラックスできれば苦は少ないと思う!私はどうしたらいいのかよくわからず勝手に怖くなってた感じです(笑)


終わったらすぐに「じゃ、移動しますよー!」って言われて自分で歩いて待合室まで戻る。
ちょっとまだ落ち着けてないからこのまま時間くれとはおもったwww

直前まで強い光あたってたから、残像で見えづらい状態なのと、薬がしみてかなり薄目状態だけど、この時点ですでにぼんやりは周りが見えてる。

その後待合室で自分で感染予防と炎症どめの点眼しながら、20分くらい待機。ここはさすがの私もスマホいじったりできず、目を閉じて休んだ。

あとしばらく鼻が詰まってるような違和感があって不思議だったんだけど、たぶん点眼の麻酔が鼻の奥にも効いてた。問題なし。
落ち着いた頃もう一度先生に診察してもらって、レンズの状態を確認して終了。
OKがでたらすぐ帰れる。

手術と診察合わせて1時間半くらい。もらった保護メガネをかけて帰ります。
同行が開いたままだから相変わらずまぶしいけど、自分でまわりを見ながら歩くのとかは余裕でした。

■手術後



私は病院からタクシーで10分くらいのホテルを取っていたので、30分後にはホテルの部屋でのんびりできた。
いまのこのホテル代が高い時代だし結構迷ったけど、視界のぼやけが続いてるし電車乗って帰ってたらちょっと気分悪くなってたかも。
ホテルを取ってくれた1か月前の自分に感謝です。

1~2時間くらいはかなりぼやけが強い。特に左目はクリームとかが目に入った時みたいな白っぽいボヤケ方で結構気になる。
薬の効き方なのか、レンズの状態なのか分かんないけど、見え方に左右差が結構あった。

そこから1時間毎にBの目薬、2時間毎にA.Cの目薬を点眼するように指示されるんだけど、次どれ…??ってなるのでちゃんと管理しないとわかんなくなる。

夜まで点眼しながら、テレビみたり昼寝したりして、夕方には白っぽい濁りはかなりおさまったのでコンビニで晩御飯購入。商品名とかも問題なくよめた。そのままご飯サクッと食べて、夜も早めに寝て、当日は終了。


翌朝目が覚めたらほとんどぼやけとかなく、コンタクトしてなくても外の景色までよく見えて感動した!
翌日は目の充血が強かったけど、2日くらいで引いた。
ホテルから翌日検診に行って、問題なく帰宅。これにて無事ICL手術終了となりました



…ここまでが手術体験記です。



■1週間過ぎて感じる見え方の変化



いま手術から1週間経ったけど、ほんとに毎日「めちゃくちゃ見える!」って言う感動を噛み締めてます。ほんとにやってよかった。

私の場合は術後4日目で在宅の仕事を始めたけど、長時間モニターを見たりしても特別疲れるとかはなく、むしろコンタクトで目がショボショボする感じから解放されて夕方まで視界がクリアです。

ただ、以前に比べると暗い場所での点の光だけは手術前より苦手になったかなという気はする。
暗い部屋でエアコンの運転中の点滅が気になったり、夜の街の街灯がまぶしく感じるかな…。

■現場での見え方(オタクの義務)



あとこれはオタクとして書かなきゃいけないと思うんだけど、

この1週間で
・ホールでのアイドルのライブ と
・大型劇場での観劇
の現場があったんですが、

まず、「今までの私は何も見えていなかった…。」

と落ち込むくらいには、2階の座席からでも本人たちこだわりの衣装がよく見えたり、双眼鏡無しで表情がわかったり、かなり感動できた!

どちらの現場でも幸い照明が眩しくてライブが見えないとかはなかったけど、(本当に安心した)
暗い舞台上に急にストロボ点滅したりすると少し「うっ」っと目が痛くなったり、
観劇中は良かったんだけど、終演後の暗めの劇場を歩くときは客席灯にハローが見えて視界が悪い感じ。

でもこの程度ならどの現場も問題なさそうで助かりますね。命が。



見え方についてはまた今後これがつらいとかあれば追記します。

いまはとにかく無事見えるようになって安心してるのと、遠くを見た時に、世界美しいな…という気持ちに浸っています。やってよかった!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?