人は好きなことのためなら、ある程度のことはする
昨年(2023年)の夏は、異様に暑かった。
いや、夏どころか9月中旬になっても夏のように暑くて、テレビの天気予報でも「今日は今年XX日目の真夏日です」と言っていた。
しかし、そんな状況でも私は走っていた。
私は、涼しい環境下で走っていたので、まだマシだったのかもしれないが、「災害級の暑さ」と言われた中で走っていたランナーもたくさんいたことだろう。
これは寒くなっても同じで、どれだけ寒くてもランナーは走ることをやめない。
暑さも寒さもランナーには、お構いなしなのだ。
ここで改めて思ったことは、
人は好きなことのためなら、ある程度のことはする。
ということだ。
カッコイイ表現でもないし、ひねりもなくて、そのまんまだけれど、これは本当に心に留めておきたい文章である。
世の中にはいろんな人がいる。
そして、それぞれに「好きなこと」がある。
趣味と呼んでもいいし、凝っているとかマイブームとか推しとかファンとかそういうことだ。
私にとってのそれは、「走ること」なのかもしれない。
非ランナーからすれば、「1円にもならないのに」とか「苦しいだけ」と思うかもしれない。
「まるで命懸けだね」と揶揄われることもある。
「命懸け」と言うとちょっと大袈裟かもしれないが、「登山」を趣味にしている人も似たところがあるので、そこまで外れているわけでもないだろう。
登山は、苦しい場面もあれば、お金もかかるし、時間もかかるし、危険さえある。それでも「そこに山があるから」と言って山に登るのだ。
そして、そのためには「ある程度のことをする」のである。
理由は明らかで、「好きなことだから」だ。
好きでなければ、「褒美を出すよ」と言われても絶対に頑張るわけがないのだ。
「好きなこと」のために、ある程度のことをするのが、人間の生きる目的ではないかとさえ思うこともある。
そう考えると、「好きなこと」があるだけで、既に幸せになる可能性を持っていることになる。
だからこそ、故障せずに、なるべく長く、走ることを続けていきたいと思う。
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