ぼくが絶対に「胃カメラ」にしない理由
先日人間ドックに行った。ぼくは胃の検査について、いつもバリウム検査を選択するのだけど、奥さんが選択した胃カメラの検査が結構混んでいて、結構待たされてしまった。
胃カメラかバリウムか。
40代くらいから飲み会などで話題になりがちなテーマである。ぼくの周りにも、先日の人間ドック会場も、どうも「胃カメラ派」の人が多いように思う。
胃カメラの方が圧倒的に苦しいと思うのだけど、それでも選択する人が多いその理由は「何か見つかれば、結局再度胃カメラで検査になるから」ということらしい。
細かく言えば「バリウムでもそれなりに辛いのに、バリウムで何か見つかれば、再度胃カメラになるらしいから、そのくらいなら最初から胃カメラでいい」ということだ。
確かに、バリウムの検査もした上に、胃カメラになるのは最悪で、「胃カメラ派」の言いたいことはわからなくもない。
でも、ぼくは絶対に胃カメラを選択するつもりはない。あんな管を口の中に入れるなんて信じられない。
でもそんなことを言っても「いやいや、でも結局胃カメラになったら一緒やで」と胃カメラ派は主張してくる。
まるで「俺たちの方が要領がいいだろ」と言ってくるように。でもぼくは、それには絶対に屈しない。そして、こう言うようにしている。
「胃カメラが嫌すぎで、胃カメラの検査があると数ヶ月前から考えていると、そのせいで胃潰瘍になるかもしれないくらいなので、絶対バリウム」
大体ここまで言えば、「そうであれば仕方ない」とわかってくれる。たまに、じゃあ「バリウムで見つかればどうするのか」と聞いてくる人もいるけど
「何か悪い部分がありそうなら、覚悟して検査する。悪いかわからないのに胃潰瘍のリスクを犯すのは嫌だ」
というようにしている。ここまで言えば大概の人は黙ってしまう。
そもそも、日本人は子供の頃から、「アリとキリギリス」を見たりして、ついつい「先に我慢した方が偉い」という思考になりがちである。
でも、例えば「胃カメラをするストレス」といったリスクも含め、冷静に分析する力が必要だと思うのだ。別に勝ち負けではないのだけど。
もし悩んでいる人がいたら参考にしてほしい。
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