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オリンピック中止なら「心の経済損失」100兆円
「経済損失」とか「経済効果」とか、よくニュースで目にするけど、正直どうも実感が湧かない人が多いと思う。
こういった数字は、「どこまで」、「何を」入れるのかによって大きく変わるし、何かの「賛成」、「反対」のために数字を作り出すことも可能であり、注意が必要だ。
今回も、「オリンピック中止の経済損失は1.8兆円」でも「緊急事態宣言による経済損失は6.4兆円」とう記事が載っていた。
確かにこれは本当かもしれない。
オリンピックという、実際に携わるのは特定の人に限られるイベントと違って、緊急事態宣言は広く全国民、居住者に影響するのだから、金額も大きくなるはずだ。
でも、これをもって「じゃあオリンピックなんてやめればいいじゃん」は違うと思う。
なぜなら、オリンピック中止で、日本人が受ける心の経済損失は100兆円以上だと思うからだ。
なんの根拠もない。でも、もし根拠をつけるなら、日本人の個人資産は約2,000兆円ということなので、その5%程度。貯金1,000万円の人は50万円、10万円の人は5千円、40兆円持っている孫さんにとっては、2兆円。
「自分の資産が5%くらい減るくらいの悲しさ」があると思うのだ。
悲しくたって、ご飯は食べるし、電車には乗るから経済損失は、そんなに大きくないだろうけど、気分が塞ぎ込んだり、病気になったりする人はきっと増えると思う。
だから「心の経済損失は100兆円」だと思うのだ。
今メディアは「中止、中止」とさわいでいるけど、国民の心の状況も配慮して、冷静な判断が必要だと思う。
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