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「週末のテレビ」で光る関西の力

東京の人にはわからないかもしれないけど、東京以外の地域では、テレビで「東京の番組+地方の番組」が流れている。そして、この二つは、結構毛色が違っていて、意識してみるとすごく面白い。

簡単にいうと、

予算をかけて、全国の情報を旬の芸能人が伝えるのが東京の番組
低予算で、地元独自の情報を「旬の前後」の芸能人が伝えるのが地方の番組

である。

1.東京の番組と地方の番組

特に予算について、地方の番組は、ぼくら素人でもセットを見ただけで、低予算で作っていることがわかる。そして最近、テレビの広告収入が減って、予算が削られる中「東京の番組」と「地方の番組」の差がますます開いている気がする。ぼくら中年世代にとってはテレビは文化の中心だし、その文化の中心が、東京中心の番組になってしまっているのではないかと、本気で心配していた

でもこの間、ネットニュースを見ていて、関西のテレビはすごいのだと改めて気づいた。

2.「おはよう朝日です。」

例えば、土曜日の朝のワイドショー「おはよう朝日です。」について。

東京でもよく出演されている芸能レポーターの駒井さんが出ているのだけど、どうやら東京で話している話とは少し違うのだ。具体的にいうと、芸能ニュースについて、東京では話せない大手事務所がNGを出しているような内容も結構話しているそうなのだ。

これまで気づかなかったのだけど、確かに土曜日の朝、駒井さんが発言した内容の何割かは、翌日の東京の番組「ワイドなショー」で話せていない。もしくは、話題自体が出てこないようになっているようである。

つまり、関西にいないと、駒井さんの本当のコメントは聞けないのだ。

3.「そこまで言って委員会NP」

そして、日曜日の夕方の「そこまで言って委員会NP」もよく話題になる。

この番組は「東京では放送しない」というのを一つの売りにしていることが有名だ。もちろん、内容についての賛否があるのは理解しているが、なんにしても、論客たちが自由に議論している姿を見るのは勉強になる。

その内容も「東京で放送しないなら」ということで話す人が多い。「東京で放送するなら、ぼくはおりますよ」といった出演者も結構いる。今はネットで放送を見ることはできるけど、やっぱりTV放送の破壊力は凄まじいものがあるのだろう。

結果、この論客たちの貴重な意見は、東京以外だから知ることができるのだ。

4.間違いなく言えること

これまではなんとなく「低予算で大変だな」と思って何の気なしに見ていた地方の番組だけど、ネットの発達で東京の人が大きく反応することで、その凄さを知ることができた

もちろん、週末以外にも、素敵な番組がたくさんあるのだと思う。ただ、ぼくがテレビを見るのは週末が中心なので、よく見る2番組について書かせてもらった。

だから、少なくとも、次のように言えると思う。

週末、関西のテレビ番組は輝いている。


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