「バブル後最高値」がどうしても「最安値」に見える世代から若い人へ
アメリカ大統領選やコロナウィルスのワクチンに関するニュースを受けて、日経平均株価が「バブル後最高値」を更新し続けている。でも、ぼくにはどうしても「最高値」が一瞬「最安値」に見えてしまうのだ。
というのもぼくたちの世代は
青春時代はずっと「バブル後最安値」のニュースを見ていたから。
それも10年以上である。いってしまえば株価のニュースといえば、「バブル後最安値を更新」と言えるほど、株価が下がり続けていた。街を歩けば「景気が悪い」、「リストラ」なんて言葉ばかりだった。しかも
この暗いトンネルがいつ終わるのかわからないことが何よりも不安であった。
その後、景気も回復し、ここ10年以上は「バブル後最安値」のニュースは聞かなくなった。そして今は、「バブル後最高値」を更新してはいるけど、コロナで世界中の景気はどうなるのか、全く見当もつかないというヘンテコな状況である。
でも、あの頃と比べればへっちゃらだと思う。なぜなら
間違いなく2、3年後にはこれまでと同じ世界に戻る
ことが保証されているから。少なくとも、多くの人がそう信じているから。
確かに、「バブル後最安値」の時代を知らない若者にとっては、コロナによって経済がめちゃくちゃになっていることに戸惑うことは思う。
でも、人生で一番大切な青春の10年以上を出口の見えない暗いトンネルの中で過ごしたぼくたち世代であっても、自分たちなりに青春時代を謳歌することができたい。だから、コロナは大変だと思うけど、みんななりの青春を謳歌してほしいと思う。
そして、何より、ぼくらが「バブル後最安値」の時代を乗り越えたように、このコロナを乗り越えることができれば
きみたちはきっと、また一つ強くなることができると思う。
だから、それを信じて努力してほしい。
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