「売り切れ必至の雑誌」を2冊買わなかった理由
ドラえもん×GUCCIコラボ雑誌が3種類ほど販売され、かわいいドラえもんのノートやメモ帳が付録でついている。
すぐに売り切れた雑誌
このニュースを見た瞬間に、アマゾンなどのネットショップを確認したところ、すでに予約販売を終了していた。でも奥さんが機転を効かせて、地元の書店に電話してくれて、なんとか予約を取ることができた。
ぼくは、こういったお気に入りのグッズを手に入れたら、使うことができず、本棚に保管しておいてしまう性格である。だから、このドラえもんのグッズは職場などでも使いたかったので、できれば2つ買って、1つは保管用、1つは利用としようかと思った。
2つ頼むこともできたけど
奥さんもそれを知っているので、電話を手に持ち、店員さんと話す途中で「2つ頼む?」と聞いてきたのだけど、今回、ぼくはとっさに「いや、1つでいい」と返した。
怒られるかもしれないけど、昔なら「とりあえず2冊で」と言っていたと思う。「買えるなら、買っておけばいい」そういう考えでいたから。でも、今回、2つはやめておこうと思った。
欲しくないのではない。なんなら、今でも売っていたらもう1つ買いたい。でも、売り切れるなら1つでいいのだ。
だって、そうすれば他に欲しがっている人も買うことができるから。
コロナ禍の心の変化
この心境の変化は、コロナ禍を過ごしたことにある。
昨年、マスクの買い占めや転売をしている人を見ていて、心から悲しくなったのだ。自分の必要以上の量を買い占めると、小銭も稼げるし、気持ちはいいかもしれないけど、他の人は本当に困ることである。
「自分はそんな人間ではいたくない」そう思った。
マスクと違って、ドラえもんのグッズは、生活必需品ではないけど、ぼくと同じくらい、いや、もしかしたらぼくよりももっとドラえもんが大好きな人が、手に入れられなかったら本当に嫌な思いをすると思う。
だから、買うのは1つにしておいたのだ。
すがすがしい気分
今回、保管用はなくなってしまったけど、ドラえもんが好きな「仲間」のためになったと思うと、後悔は全くない。むしろ、すがすがしい気分である。
ドラえもんが好きな人にきっと悪い人はいないから。
そして、今日ちょうど、職場の後輩の彼氏が、雑誌が買えなくて悲しい思いをしていたという話を聞いた。だから、明日職場にメモ帳を持っていって、すこし分けてあげようと思う。
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