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日本の幸福度は決して低くない(「幸せ」と言わない国民性の問題)

年始の新聞やネットニュースを見ていると「日本の幸福度は低い」から「幸福度の高い国を見習え」といったニュースが多い。

でも、正直思うのだけど、日本の幸福度は本当にそんなに低いのだろうか。もちろん、毎日の生活に困っている人がいることは事実だ。でもそれは、どこの国も同じこと。

ぼくは決して日本だけが低いことはないと思う。幸福度が低いという結果になっているのはあくまでも日本人が人前であまり自慢をしない、つまり人前で「幸せ」と言わない国民性にあるのだと思う。

日本人はもともと人前で謙遜する。大阪人ですら

「最近どないでっか」に対し「ぼちぼちでんな」

という。「めちゃくちゃ儲かってますわ」とは絶対に言わない。基本的には、「まあまあ」とか「前よりはいいけどね」というくらいである。

突然誰かに「幸せですか?」と言われて「幸せです!」と答える日本人はほとんどいないと思うし、そんな人見たことないと思う。

世界の幸福度をどういう手法で調べているかわからないが、少なくとも、日本においては、少し補正が必要になると思う。

こんなことを書くのは、幸福度を正確に把握しなければ、「幸福ではない」という想いが広がることで、本当に幸福度が下がる人がいるからだ。

だから「日本の幸福度」の記事は、話半分で読むべきだと思う。

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