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高校生絵描きが気をつけるべきこと5選〜座学①

こんにちは。高校2年生のushiwakaです。普段はtwitterでお絵描きをしています。

最近tiktokの総ハート数が50万を超えました!

一年前まで何の取り柄もな買った僕ですが、少し世間に認めてもらえたのかな?と感じます。

今回は座学編です。

将来私が有名になった時に、私と同じ悩みを持つ人や、私がどのような道を歩んできたのか興味を持ってくれた人の為にnoteを始めました。

座学編では、私が日頃の中で学んで頭の中を整理したいこと、心がけていきたいことをまとめていきたいと思います。

メンタル的なものから技術的なものまで幅広く取り扱っていきたいと思っています。

初回の座学編では、タイトル通り「高校生絵描きが気をつけるべきこと5選」です。


はじめに


高校一年生の春、絵を描こうと思い立った時twitterを見てみると、ずっと前から絵に慣れ親しんでいた同世代の上手な絵描きがいくらでもいることを知りました(ここでは同世代の定義を高校生とします)。


最初は自分と彼らを比べて、自分の画力のなさに辟易しました。

なので、私は彼らの背中を追うように、何とか追いつけるように絵を練習しました。

でも、しばらく描いているうちに、私は同世代の彼らを目標に絵を描いているわけではないと気づいたのです。

人それぞれスタートラインはバラバラ。兵役後からスタートしたgweizさんや、社会人になって絵を描き始めたはらけんしさんなど、描き始めた時期が遅い人でも上手な人はいます。

私が目指すは将来依頼を受けて絵を描くイラストレーターであり、フォロワーからいただいたリクエストをただただ消化して承認欲求を満たすためだけに絵を描くつもりではありません。

私は、将来絵を描いて稼いでいくことを念頭においていくつかの点を心掛けて絵を描くようにしました。これが今回皆さんにお伝えしたい内容です。

ただ、もしかしたらこの心がけが皆さんにとっては間違っていることだと感じる場合もあるかもしれません。その時は、この人はこういう認識なんだなと軽く読み流してくれて大丈夫です。


1.twitter映えだけを狙った作品作りを避ける


まずは「twitter映えだけを狙った作品作りは避ける」です。

同世代で多くのフォロワーを運用している人たちの多くは、瞳にハイライトを多めに入れてキラキラさせたイラストや、顔をドアップで描いて見る側の目を強引に引こうとしているイラストが多い印象。

これは悪いことだとは決して思いませんし、趣味で終わらせるつもりなら適度に承認欲求を持たせていいと思いますが、少なくとも商業的利用ができるイラストではありません。

狙って投稿したとしてもそれがユーザーに受け入れられるかどうかも運次第ですしね。

例えば、自分の物やキャラクターをPRするために絵を依頼したい個人や団体目線で考えると、このような絵を描いている人たちには「依頼したときに柔軟に対応してくれなさそうだな…」という印象を受け、絵を依頼したいとは思いにくいでしょう。

とりあえず大きな仕事を受けにくい高校生の今は、いろんな自分が描いてみたいと思ったいろんなジャンルのモノを描き試してみて、基礎的な画力を磨いていきましょう。

自分の魅力・個性をを最大限引き出した絵を投稿し続けることで、それをいいと思った人たちがあなたに依頼をするはずです。


2.絵の基礎をしっかり学ぶ

次に「絵の基礎をしっかり学ぶ」です。

基礎の基準は人によってさまざまですが、私やプロの絵描きが指すような基礎とは大きく分けて「人物」「パース」「光」の3つです。

ネットに大量にある「私流!可愛い目の描き方」みたいなツールに頼るようなその場しのぎのものではなく、もっと根本的な、派生の基礎となるものです。

高校生というできるだけ早いうちにこの3つの分野をある程度学んでおくことで、応用力が付き短時間で高クオリティの絵を完成させることが簡単になります。

例えば外国語を学ぶ時、何も知らない状態からいきなり文章を読んでみなさいと言われても、文法も単語もわからないなら全く読めないのと同じように、絵を描くのにも基礎がなければ線に迷いが出たり、絵の構成要素に矛盾が出てしまいます。

「こういう技術的なことは美術学校に行かないと学べないんじゃ…?」と考える方もいると思いますが、実はそうではありません。

東京藝大に在学中の知り合いに聞いてみましたが、他の学校では学べないニッチな授業はあるものの、絵の基礎的なものはネットで調べれば出てくるものがほとんどだそう。


そして、「twitter映えだけを狙った作品作りを避ける」理由はここにもあります。
それは、映え重視のアカウントを運営している過程でだんだん基礎を学ぶ機会が減っていくからです。

まず前提として絵描きの主な原動力は承認欲求です。

もしあなたが描いた映えを狙ったイラストがバズったとしてフォロワーが増えたとしましょう。

あなたのフォロワーはあなたのバズったイラストの絵柄が好きなわけですから、あなたはそのニーズに応えようとその絵柄で絵を高頻度で描き続けなければいけません。

そうすると基礎を学ぶ時間が疎かになり、上達が遅くなってしまいます。

運用を頑張っても3〜5万あたりが限界でしょうし、依頼もあまり来ません。

上達を目指すにしろ、twitterを更に伸ばすにしろ、どちらにせよ基礎を学ぶことから始めるのが最短距離になります。

私のおすすめは、一つはcolosoという講座アプリで教師をなさっているモ誰先生の講座を試聴することです。


内容は難しいですが、全く理解できないこともないですし、先に述べた「人物」「パース」「光」に触れられていて、高クオリティの絵を効率よく完成させるための実践プロセスもあります。

価格は高めですが、価格に見合った価値のある講座なので購入してみてはいかがでしょうか。

もう一つは、パク・リノ氏著の「○○チュートリアル」シリーズ。

私は光の表現の知識を更に深めたかったので「色塗りチュートリアル」と「光と色のチュートリアル」を購入しました。

絵描きが初めに知っておくべき重要な知識がほぼ全て載っていますので、これも読んでおくべきだと思います。


3.SNSに長い時間をかけない

3つ目は「SNSに長い時間をかけない」です。

最近TikTok動画のような所謂「リール動画」に時間を割かれがちな人、多いのではないでしょうか。

見終わった後、しばらく経ってから今まで見た動画の内容を覚えている人はほとんどいないのではないでしょうか。私は数個前の動画だって覚えていません。

ただでさえ絵を描くための膨大な時間が必要な私たち絵描きにとってこれははっきり言って「時間の無駄」と言えるでしょう。

私はスマホにあるとついつい見てしまうので、Youtubeはリール動画が出にくいパソコンのみ視聴可、TikTokは投稿時のみインストールするようにしています。

絵を描こうと思って資料探しをするつもりがついついリール動画を見て時間を無駄にするのはやめましょう。

後、Twitterを運用している方はできるだけつぶやきを避けましょう。
イラストだけ淡々と投稿している方が観る側にとっては見やすいですし、何より自分が絵を描く時間を多く取れます。

リプに全返信などもするなとは言いませんが、できるだけやめましょう。とにかくSNSに触れている時間を削減してください。

SNS運用に関してはixyさんのライブのアーカイブがわかりやすいです。

これを見て私のSNSで気に掛かっていた雑念を一気に吹き飛ばすことができました。


4.学校の勉強も疎かにしない

4つ目は「学校の勉強も疎かにしない」です。

私はこうして趣味の時間のほとんどを絵を描くことに費やして入るものの、正直イラスト一本で一生食べていけるのかどうか不安です。

でもついつい絵を描くことだけにに夢中になってしまい、学校や身の回りでやらないといけないことが後回しになってる人は結構多いと思います。

割り切って美術学校に進学する人もいると思いますが、そこまで振り切ることができません。どうすればいいのか,,,

私のような悩みを抱えている人は他にもいるはずです。

私は、絵も描きつつ学校の勉強もしっかりやって、ある程度賢い大学に進学するのが一番だと思います。

絵を描く時間と勉強の時間のメリハリをしっかりすることで、ダラダラを無くせて引き締まった絵ができ上がります!


5.いろんな作品に触れる

5つ目は「いろんな作品に触れる」です。

言うまでもないですが、より[上手い]絵を完成させるには、『画力』と言うものが必要です。

しかし、完成度の高いAIイラストの台頭により巷では「イラストは上手いかどうかではない」と言う認識が広まりつつあります。

「○癖にブッ刺さるかどうか」と言う人もいますが、一見ふざけているようで最近の絵師情勢を見れば理解に難くありません。

と言うことは、これから絵師には更なる『発想力』『斬新さ』が画力と同等に求められることになります。

なので高校生の間は、画力を向上させる時間と同じぐらいこの2つの力を養うための時間を割くべきなのです。

二つの力を養うために最も効果的な方法のうちの一つが「いろんな作品に触れる」ことです。

アーティストにとどまらず何か新しいモノを生み出す人は、既存のモノから着想を得て自分のものに落とし込んでいることがほとんどです。

多くのイラストレーターやアーティストの作品を見て、感じて、学びを得て自分の中に落とし込んで、創作のバリエーションを増やしていきましょう。

ちなみに私は美術館巡りにハマっています。主に印象派の展覧会。

それだけではなく事前にパンフレットを見て興味が無い展覧会にあえて行った方が、新しい学びを得られて楽しかったりもします。

ここら辺の美術館巡りの話はまたどこかでしようと思います。


さいごに

「高校生絵描きが気をつけるべきこと5選〜座学①」いかがだったでしょうか。

時間の合間を縫いつつ少しずつ書き進めていったものなので、話が飛び飛びになっていないかどうか不安ですが…

読み返してみればあまり問題はなかったようです。

こんな感じで、繰り返しにはなりますが座学編ではこれからも自分の今の学びを気ままに発信していこうと思っています。

それではまた。






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