第70条 諌言二則 その一 〜言志四録〜

本文
凡そ人を諫めんと欲するには、
唯だ一団の誠意、言に溢るる有るのみ。
苟くも一忿疾の心を扶まば、諫めは決して入らじ

【訳文】
人に忠告しようとするには、熱誠が言葉に溢れて来るようでなければだめだ。かりそめにも、腹を立てたり、憎むような心が少しでもあれば、忠告は相手の心に入るものではない。

【感想】
目上の人にモノを申すときの注意事項を説いている。想いが大切だけど、
なぜ?どうしたいか?いつまでに?を整理した上で的確に伝えなくては上司・先輩の心には届かないと感じました。


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