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【シティS6優勝】~雑魚プレイヤーがいかにして勝つか~ハピナスミルタンク【投げ銭方式】

みなさんこんにちは!うしろ(@scs_nokotan)です!
普段は東京で活動し、ポケカ交流会を主催しています。今回、5/7(土)に行われたシティリーグシーズン6において、ハピナスミルタンクデッキを使い優勝することが出来ましたので、デッキ紹介の記事を書くことにしました!

<直近の実績>
大型大会
JCS 6-3    :グレイシア
CL京都 6-3 :グレイシア
上記以外は抽選落ち

CL京都出場時は予約したホテルが何故かラブホ、寝坊、配信卓2回とコンテンツてんこ盛りのハチャメチャ珍道中でした!CL京都レポもよければご覧ください!https://note.com/ushiro_glaceon/n/n2e8bd60c361c#6pdl5

シティ
シーズン3 ジュナイパー:ベスト8
シーズン4 スピードザシアン:ベスト8
シーズン5 体調不良で出場せず
シーズン6 ハピナスミルタンク:優勝

※この記事はほぼ全文無料で読むことが出来ますが、ご覧になった方全員、例外なく必ず投げ銭をお願い致します。いいですか?必ずですよ!必ず!!!
※ほぼ全文無料で読めるなりのクオリティです。熱意をもって書いている部分とそうでない部分の差が明確です。投げ銭方式なので許して下さい。でもご覧になった方全員、例外なく必ず投げ銭をお願い致しますね!!!!!
※常体敬体入り混じりはご愛敬


【はじめに】

CL横浜ベスト16にハピミル使用者が2人もいらっしゃるということで、お二人が今後書かれるであろう構築記事の方が何倍も素晴らしい記事になるとは思います。ただ、うしろだって負けてはいません。本記事には「お二人の記事には無い明確な強み」があります。それは、「筆者がプレイング雑魚雑魚のプレミ連発おじさんであること」です。

・・・何かおかしいこと言ってますか?僕は本気ですよ!

前提として、僕にはポケカのセンスが全くありません。過去の公式大会でプレミをしなかった日は無いです。小さなものから致命的なものまで、これまで数えきれないぐらいのプレミをしてきました。

そんな僕ですが、ポケモンカードは上位入賞を目指し、ガチ勢として取り組んでいます。公式大会前には時間を割いて練習しますし、CLの抽選に通れば有給をとって遠征にも行きます。

つまりこの記事を読めば、「プレイング雑魚雑魚だけど本気で勝ちたいうしろが必死に考えた、実力がなくても勝つための秘訣」がわかる!・・・かもしれません。

自分にはセンス、才能がない・・・でも公式大会で1度は結果を残してみたい!というアナタ!この記事を読めば、その目標が実現にほんの少しだけ近づく!・・・かもしれません。

多くの初心者プレイヤー、中級プレイヤーと同じ立場にいるうしろだからこそ書けるこの記事を、是非是非最後まで読んでいってください!

※注釈※
僕の記事だってちょっとはすごいんだい!と言いたいだけでCLの決勝トナメに進出された方の記事にクオリティで勝てるわけありません!最初から全面降伏してるので叩かないでくださいね

【①結論:いかにして勝つか】

プレイング雑魚雑魚プレイヤーがいかにして勝つか、最も重要な部分はデッキ選択であると考えています。

僕は基本的に公式大会に出るとき、基本的には以下の条件に当てはまるデッキを使用します。

・Tier1(今シーズンであればパルキア、ミュウ、アルセウス系統)ではない
・特殊な勝ち筋が存在し、その勝ち筋さえ通せば勝負を決めることができる
・プレイングが複雑にならないデッキである

<Tier1ではない>
Tier1のデッキを使用した場合、自動的に相手の練度が1段階高くなります。複数回対戦することが容易に想定できるため、対戦相手は事前に練習を重ねそのデッキとの戦い方を熟知しているからです。また、ミラーマッチが頻発し、勝つためにはそのデッキに対する深い理解が必要になり、練度で劣る僕はとても勝ち切ることができません。さらに、デッキに対するマークも激しく、露骨なメタ(ミュウデッキに対するイベルタル、パルキアデッキに対する雷デッキなど)を貼られた場合に、対応力、アドリブ力の低い僕では乗り切ることができません。

一方環境にあまりいないデッキを使うことでミラーマッチが減るため、先攻後攻を決めるジャンケンに勝敗が依存する不毛な争いを避けることができます。さらに対戦相手はその対面を練習する機会がほぼなく、最適な戦い方がわからない状態で対戦せざるを得なくなります。いわゆる「わからん殺し」です。この要素は雑魚雑魚プレイヤーが勝ち上がるために非常に重要な要素です。

ただし、環境外のデッキは当然Tier1のデッキと比べパワーが落ちるので、いくら「わからん殺し」が強いからといって、むやみやたらに環境外のデッキを使用しても勝つことはできません。環境外であり、尚且つ次で述べる特殊な勝ち筋をもつデッキこそが雑魚プレイヤーが勝ちをもぎとる為の活路になります。

<特殊な勝ち筋が存在する>
特殊な勝ち筋をもつデッキとは、純粋なサイドの取り合いを拒否できるデッキと言い換えることができます。例えばサイドを一切とらないアイアントLO、グッズロックによって相手の行動を著しく制限し、気が付けば逆転不可能な盤面を作り上げているクワガノンV、相手のデッキ次第では即完封となるミルタンクなどがこれに当てはまります。

純粋なサイドの取り合いを行うゲームの場合、試合展開によって無数の択が存在し、1つのプレミが致命的なダメージになりかねません。使用しているデッキの練度、対戦相手の使用デッキに対する理解も必要ですが、それ以上に純粋な「ポケモンカード」に対する練度が問われます。僕の目指すシティ優勝やCL決勝トーナメント進出を達成するためには、並みいる決勝トーナメント常連プレイヤーや、時には日本代表プレイヤーとすら戦わなくてはならない時があります。そのような相手に真っ向から勝負を挑んでも、今の僕には勝てるわけがありません。パルキアやミュウなど、単にデッキパワーが高いデッキをそのまま持ち込んでも、いい結果が生まれないのは目に見えているのです。

特殊な勝ち筋を持つデッキは、通常のデッキを使用した場合よりも択が少なくなります。相手の行動を制限し、有利な盤面を維持したまま勝つか、Tier1のデッキパワーに一方的に轢き殺されるかのどちらかの試合展開になることが多いからです。例えばミルタンク系統のデッキを使用している場合、相手のアタッカーがVしかいなかった場合、対戦開始の時点で勝負が決しています。相手のデッキに非エクアタッカーが居たとしても、すべての非エクアタッカーを倒してしまえば相手の詰み盤面となります。一方で、先2からフュージョンシステムでデッキをぶん回し、ハピナスを倒され続ければ一瞬でこちらの盤面は崩壊しますし、裏工作とカイの展開力によって、ミルタンクに対してアクアバレットを早い段階から撃たれ続けても盤面が崩壊します。
環境で見かけることが少なく、なおかつ特殊な勝ち筋をもつデッキは、多少のプレミをが気にならない程の圧勝をするか、100%完璧なプレイングをしても負けるかの大味な試合をすることが多いです。そのため結果としてプレミの多さを無視できるデッキとなるのです。

<プレイングが複雑でない>
大前提として、「多少のプレミは許容される」デッキである必要があります。特殊な勝ち筋をもっていたとしても、プレイングが難解なデッキを扱うことはできません。その為僕は「これさえしておけばなんとかなる」という明確かつ唯一の目標があるデッキを選択するように心がけています。たとえば、アイアントLOでは逃げエネの重いポケモンを縛り、入れ替え札を全て消費orトラッシュさせれば勝ちですし、ミルタンク系の場合は非エクアタッカーを狩り続ければ勝ちとなります。

【②環境考察】

特筆すべき内容はありません。皆さんの認識と一緒です。

【③構築経緯】

<前シーズン>
今回の1つ前となるシーズン5では、ミルタンクの強力な詰ませ性能に着目し、ミルタンク+非エクガラルファイヤー、ミルタンク+グラエナなど、とにかくミルタンクを突破してくるミュウ対策に重きを置いたデッキを考えていましたが、結局体調不良で出場自体叶いませんでした。

<シティ2週間前>
引き続きミルタンクを調整していたもののどうしてもパルキアデッキの裏工作インテレオンを用意する速度に対抗できず、またタフネスマントを外すツールスクラッパーのサーチが容易であるため、ミルタンク+αのデッキは環境的に厳しい、という判断をしました。
シティ本番まで日がなかった事から、苦肉の策ではありますが、今回ばかりはTier1を握るしかない、ミュウかパルキアならパルキアか・・・と考えていました。

<シティ1週間前>
福福トレカでのチーム戦にパルキアで出場し、3位という成績を残すことができました。ただし予選1-4、決勝トナメ2-1の通算3-5という成績で、いかに自分がTier1デッキを使うのがヘタクソか実感させられた1日でした・・・

<シティ2日前>
チーム戦の個人成績は散々だったものの、決勝の3試合では不思議とうまく使いこなすことができたため、引き続きパルキアを最有力候補としていました。しかしながら、もともとプレイングに自信がないのでこの短期間でTier1を使いこなせるようになるとはとても思えず、この時点では他にハピナスミルタンクや、サイドを取り合うデッキではあるものの、比較的考えることが少ないアルセウスバレットで検討していました。

アルセウスバレット
ハピナスミルタンク

※パルキアは当時のレシピ残ってませんでした。よく調整手伝ってもらってる天才にレシピもらったのを何枚か差し替えて使ってました。天才さんありがとうございます。

調整会では、候補の3つの中ではパルキアが最も使用感が良い、と考えていました。アルセウスバレットは勝率は悪くなかったもののデッキの強さを生かし切れていないと感じており、ハピナスミルタンクについては、チェレンが入っているアルセウス系統にとてつもなく不利な事がわかったので、消去法でパルキアが残った形になります。余談ですが、この「チェレンが入っているアルセウス系統」に勝てないことを悟った試合の対戦相手とシティリーグの決勝戦で対決することになります・・・

調整会のラスト2戦はパルキアミラーで対戦したのですが、自分のヘタクソさに本気で絶望しました。先が全く見通せていない。雑に展開し、雑に攻撃した返しにベルトダンデでパルキアをとられ、そのまま押し切られてしまいました。次の相手の番の最大打点ぐらい計算すればすぐにわかることなのに、次のターン倒されるかも、という考えが自分の頭に一切なかったです。あの日パルキアを使っていた僕は本当に弱かった・・・

<シティ1日前>
パルキアのリストをくれた天才さんと夕方から調整していました。
前日の調整でパルキアに対する自信を失っていた僕は、使用デッキをハピナスミルタンクと定め、この日はデッキの型は大きく変えずにひたすら回して練度を上げる作業をするつもりでした。パルキアには有利が付くことはわかっていたので、パルキアに当たりまくればトナメには上がれるか~あとミルタンクで詰むデッキにあたりまくればいっか~と。

ただ、本当にアルセウス系統に弱すぎた。だって冷静に考えてほしい。ハピナスのHPが300、ベルトターボノヴァで210受ける。すごいきずぐすりで回復して残り210・・・

回復間に合ってないやん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

毎試合都合よく回復札を2枚使えるとも限らないので、回復が間に合わない時はチェレンを使うことになる。なので基本アルセウスとはチェレン合戦。



・・・



チェレンした後こっちの最大打点パワフル込み60点なのにあっちチェレン後にベルト込み230点出してくるの何?!?!?!?!?!?!?!!


<シティ18時間前>
パルキア、ミュウが最大勢力だからアルセウスは当たっても1回だろうな・・・と思いつつも、なんとかアルセウスに勝てる方法を模索することに・・・

クラハン減らして枠作ったり・・・
アヤシシ入れてワンパンできるようにしたり・・・
とりつかいとモクロー入れてメッソンとればなんとかなるかと思ったり・・・

<シティ15時間前>
とにかく迷走しまくっていた。時刻は21時、気が付けば練習時間も残り1時間を切っていた。

そんなこんなで最終的にどうしてもアルセウスが無理ということで、迷走に迷走を極めた結果天才さんの勧めでハピナスが抜け、ミルタンクが受けきれないインテラインは、相手の想定しないスカイサーカスモクローでメッソンをとることで少しで並ぶ数を減らせるようにした。

ひでぇ構築だこと

ちなみにこの構築で1戦だけアルセウスと戦ったけど普通に負けた。



だって相手は120と20連発してくるのにこっち試合終盤30とか50しか出ないんだもんwwwww


最終局面になると相手の場のポケモンがインテレオン2匹とかになり、回収ネットを使ってしまうとアタッカーが居なくなるためインテレオンを回復し辛い。一方でこちらはチェレンが使えるという一見有利な状況にも関わらず普通に殴り負けるというどうしようもない構築だった。
マジで火力でなさ過ぎて両負けしまくる絵が容易に想像できたが、まあインテ全部倒したら投了もらえるしええかwwwwwの精神でこのデッキで行くことに決めた。というか今更ハピミルに戻したところで構築ぐちゃぐちゃで回しきれないので、ミルタンクに全面的に頼るお祈りプレイヤーがここに爆誕したのである。

紆余曲折を経てハピナスなしのミルタンクを握ると覚悟を決め、天才さんと解散した僕は、






日和ってハピミルに戻してシティに出場、ちゃっかり優勝しちゃったwwwwwww

<シティ7時間前>
家に帰ってもスリーブの入れ替え等であっという間に深夜に。朝の5時、デッキ登録締め切りの3時間前、やっぱり時間切れが怖すぎて日和ってハピミルに変更。最終的に次章で掲載するリストを使用したのである。

もし時間がある方は先ほどの調整中のハピミルのリストと見比べてみてほしい。ポケモンこそほとんど変わっていないものの、トレーナーズの種類や配分が大きく変わっている事がわかると思う。これはもちろん綿密な考察・調整の結果ではなく、今までのハピミルを使用した総合的な経験から「多分つよそう」と思ってその場で組んだリストである。そもそも日和ったのが朝の5時。いくら原型があるとはいえ、まさか練習ゼロのデッキで出ることになるとは思っていなかったけど、これが結論鬼ほど強かった・・・

以上が構築経緯です。

【④デッキ解説】

デッキリスト配置学0てんのリスト

上記が今回のシティリーグで実際に使用したリストです。
経緯が経緯なので、デッキ選択の理由をメタゲームの観点から解説することはできません。その為「何故ハピミルを選んだか」ではなく、「ハピミルでどう勝つのか」に主眼を置いて解説していきたいと思います。

<採用カード解説>
ハピナス4枚
メインアタッカー。対戦中に使用するのは2-3枚なので4枚は必要ないことが多いが、後述の基本の動きをする際に絶対にスタートポケモンとして置きたいので4枚。

ミルタンク2枚
初期の頃は3枚入れていたが、環境的にそこまで刺さらないので2枚とした。前シーズンから特性に頼って楽に勝とうとしていたが、現環境においてはTier1のデッキがいずれもミルタンクの突破手段をもっている為、基本的に脳死で勝てる試合はほぼない。ミルタンクを抜くことでハピナススタートの確率を高め、デッキパワーを高めることも検討したが、ハピナスの回復が間に合わないときに前に出して1ターンもらったり、ベンチを並べてきた相手のメッソンをダブルターボでワンパンしたりと小回りが利くカードなので引き続き採用。非エクアタッカーを全て倒せば詰み盤面を作れるが、そんな状況を作れたことは滅多に無い。マントを貼らないとインテレオンのアクアバレットを耐えない上、パルキアデッキにはミラーを意識したツールスクラッパーが搭載されている為、常にヒヤヒヤしながら戦わなければいけない。試合終盤ミルタンク単騎で戦う場面もあるが、キャンセルコロンが怖すぎる。ダメージがベンチ依存の為、上手いプレイヤーだとベンチを絞ってくるため終盤本当にダメージが出ない。時間切れを起こして両負けにする戦犯になりかねないカードでもあるので、ミルタンクをアタッカーとして採用する場合は高速でプレイすることを心がけること。

イベルタル2枚
ミュウピンポイントメタ。アルセウスのダブルターボやキャプチャーも剥がせるがあまり意味はない(メロンでの加速や逃げてベンチのアルセウスで技を打たれる)
基本的に2回はかいのさけびを使えた試合は負けない。逆に1回も使えなかった試合は雪道でよっぽど相手が止まらない限り勝てない。4枚の雪道と合わせてミュウの動きを止める。

かがやくゲッコウガ1枚
鬼ほど強い。後1で出して隠し札を使えればほぼ勝ちといっても過言。手札でダブついたエネルギーをトラッシュに送ることでハッピーボンバーのバリューを上げつつドローができる。先1雪道をされない限りは絶対に初手でおきたいカード。その分サイドに落ちていたときの影響も大きい。このカードの為だけにヘビーボールの採用も考えたが、どうせ入れたところで後1には引けないので見送った。採用しているスタジアムが雪道だけなので、相手に雪道を貼られた瞬間置物になる。

すごいきずぐすり4枚
回復量が最も大きいグッズなので4枚。
ハッピーボンバーで加速するエネルギーはこのカードを次のターン使うかどうかで決める。(HPに余裕があるならパワフルやラッキーを優先する)
パルキアと戦うときは1枚使うだけで回復が間に合うが、アルセウスと戦うときは2枚同時使用もしくはエール団の応援タオルを併用する必要がある。

エール団の応援タオル4枚
すごいきずぐすりだけでは回復リソースが足りないのでフル採用。
パルキア戦は回復足りるからそこまで使わない。アルセウス戦はどうせワンパンしないとチェレン使われるから回復してもあんま変わらない。ミュウもボスでゲノセクトを縛ってハッピーボンバー使うから火力が過剰になりがち。結局相手を回復させることで困ったことはあまりない。そもそも普通に相手のHPがMAXの時はノーコストで50回復が優秀過ぎる。

いれかえカート2枚
初手でハピナススタートできなかったときに引き込みたいカード。どちらかというと回復効果はおまけ。とはいえ30回復は馬鹿にできず、回復しつつ後ろに下がって非エクを差し出しつつ番を返し、ハピナスを倒す為の要求を上げつつ次のターン回復してから動けるように待つこともある。ミュウ戦で前のハピナスを4エネ切らずにイベルタルを出すことができる。

タフネスマント4枚
ハピナス、ミルタンクの耐久ラインを上げるカード。引いた瞬間に脳死で貼りまくるとスクラッパー使われて憤死するので、基本的に1枚ずつしか貼らない。シティリーグの予選で2枚ハンドに抱えてニヤニヤしてたらツツジ使われてアクアバレット連打でしんだ。ツツジケアが頭になかった。僕のプレイングなんて所詮その程度。自分の攻撃でサイドが3枚以下になるターンは手持ちのタフネスマントは惜しみなく貼ろう。そこを逃したらもう2度と貼るタイミングは来ない。

クイックボール3枚
キャプチャーエネルギーが4枚入っているので最大枚数だと過剰に感じたので3枚。基本的に場にポケモンは2体しか出さない上、ハピナス、ミルタンク共に場持ちがいいので困ったことはない。中盤以降は主にハンドのエネルギーをトラッシュに送る役割で使う。

トレッキングシューズ2枚
1ターン目に強いハッピーボンバー(3エネ加速できるハッピーボンバー)を使うことが大事なので、トラッシュにエネルギーを送れるだけでも強い。加えて状況に応じた必要札を引き込めるカードでもあるので、予選から決勝を通じて安定して活躍した。

博士の研究2枚
エネルギーはたくさんトラッシュしたいが、回復リソースは保持したいというジレンマを抱えていた為採用枚数を悩んだカード。7枚ドローは強いが、ドローソースをこれに依存しすぎると回復リソースを切らざるを得ない状況が多発し、試合中十分な回復量を確保できないと考え2枚に留めた。

ヤロー3枚
ハピミルにおける結論サポートだと思っている。ハンドのエネルギーをトラッシュしながらそれなりの枚数引ける。4枚入れたい。ただ当日深夜は自分の家に居なかったので入れられなかった。ヒガナの決意の最大ドロー枚数と2枚しか引ける枚数が変わらない上、状況によっては1枚トラッシュ2枚ドローと小回りも効く。またヒガナの決意はセイボリーとカニバってしまうので、ハピミルにおけるドローサポートはこれで決まり!

セイボリー2枚
メッソン減らしや、ゲノセクト減らしの為に使う。使用するとミルタンクの火力は下がってしまうが、どうせミルタンクを見た相手はベンチを絞ってくるので結局変わらない。相手のベンチが相当歪な並び方をしていない限り、メッソン+Vポケモンをトラッシュするのでメッソンを2匹トラッシュすることは滅多にできないが、1匹トラッシュできるだけでも十分強い。

ヒガナ1枚
ヤローよりもドローが不安定なうえ、セイボリーとカニバる。ヤローの4枚目でいいのでは。

ボス4枚
減らせない。後1でパワフルが引けたならメッソンを狩りたいし、ゲノセクトを引っ張って雪道を貼りつつハッピーボンバーしまくって10エネぐらいついた化け物ハピナスを作り、次のターンボスでミュウをワンパンする動きをしたい。うまくいくことは滅多に無いが相手のデッキによってはインテラインを引っ張って全て倒しきるとミルタンクで詰ませられる。

頂への雪道4枚
ミュウを止めるために最大枚数。スタジアムが雪道のみなので、相手に雪道を貼られたら隠し札は一生使えないし、ミュウ戦では自分から積極的に貼りに行くので結局隠し札は使えない。ミュウ以外だと相手は積極的に雪道を貼ってこないし、1度盤面が整えばラッキーエネルギーの効果でドローができるので、意外とかがやくゲッコウガとカニバらずにどちらも有効活用できる。

パワフル無色エネルギー4枚
もはや説明不要。火力上げられるので4枚。後1メッソン狩りのムーブが、隠し札とドロサポを合わせて結構現実的な確率で実現できる。

ラッキーエネルギー4枚
個人的にはハピミルにおいて最も重要なエネルギー。終盤ツツジなどを使われた際の復帰に使用できるので、火力が必要ない場面では最優先して加速していた。

キャプチャーエネルギー4枚
後1でゲッコウガかハピナスの出ていない方をもってきたいので最大枚数。手貼り権がそこまで重要ではないこのデッキにおいて、クイックボールよりも優秀なカード。

ダブルターボエネルギー4枚
1枚につき火力が40あがる。このカードをトラッシュすることで、すごいきずぐすりを使用することによる打点の減少を、60から40に軽減することができる。すごいきずぐすりを使いたい場面ではラッキーエネルギーより優先して加速していた。打点が20下がってしまうが、ツインエネルギーが入っていないためミルタンクを1ターンで起動するためにはこのカードが必須になる。

<不採用カード解説>
・クラッシュハンマー
4枚入りから構築スタートしたけど、とても弱かった。有効に機能する相手があまりいない。パルキアや水アルセウスはトラッシュからのエネ加速手段が豊富だし、ミュウはイベルタルでエネを割れる。ジュラルドンの闘エネはクラハン4枚じゃ割り切れない。

・チェレン
回収したターンの火力が最大60、結局その次の相手ターンで同じダメージで殴られることを考えたときに、回収ではなく回復リソースを優先した方が強いとの判断で0枚。特に水アルセウスとのチェレン合戦は絶対に勝てない。ただ、どうしても回復が間に合わない時の緊急回避用としてや、手負いのハピナスを回収してミルタンクのみの盤面を完成させる際に利用できるので、採用は検討してもよい。

・ノコッチ
闘タイプには当たらない読みだったので不採用。今後闘が増えるなら採用検討。

<立ち回り>
・基本
全対面後攻をとり、ハッピーボンバーから入る。
後1ではとにかく強いハッピーボンバー(3エネ加速)を使えるようプレイしていく。キャプチャーorクイックボールでかがやくゲッコウガをサーチし、ドロサポと合わせることで比較的安定して2-3枚加速のハッピーボンバーが使える。ハピナススタートできなかったときは頑張って入れ替えカートを引く。

・パルキア 6:4 有利
ベンチはハピナス+ゲッコウガの2体のみに絞る。インテレオンに加えかがやくゲッコウガまで入っているので、基本的にミルタンクによる詰ませプランはとらないが、展開を止めるために優先してメッソンラインを倒す。手貼りの権利が余っているときにはかがやくゲッコウガにエネルギーを貼っておき、前のハピナスが倒れてから次のハピナスをいれかえカート無しでバトル場に出せるように準備しておく。ベンチを絞っていれば回復が間に合うので有利対面。

・ミュウ 5.5:4.5 微有利
雪道、イベルタルで止めて回復が必要ないターンをつくり、ミュウVMAXをワンパンできる化け物ハピナスを爆誕させる。ゲノセクトをボスで呼び出し、はかいのさけびを使うことで大体止まるので、次のターンからハッピーボンバーを連打する(はかいのさけびを使うために貼ったダブルターボで逃げられるのがgood)。後攻をとる都合上、先1では好き勝手動かれてしまうので、先1でブン回るとタフネスを貼るまでもなく倒され続けてそのまま押し切られる。相手のデッキが事前にミュウだとわかっている場合、先1雪道に期待して先攻をとってもよいかもしれない。(初手+ドロー+かくしふだの10枚引けるので結構決まるはず)

・水アルセウス 2:8 ガン不利
相手のチェレンによるダメージの無効化と、こちらの回復札によるダメージ無効化では相手に軍配があがる。メッソンラインを全て狩りつくせば勝てるが、裏工作とスターバースの安定感から試合早々にインテレオンが複数体立ってしまう為そうそううまくいかない。練習では1度も勝てたことがない。

・アルセウス系統(水以外)9.5:0.5 ガン有利 もしくは 3:7 不利
水以外のアルセウスにはミルタンクの突破手段が無いことも多く、ミルタンクを置けた瞬間勝利が確定する。ただしバレット系のアルセウスに時々採用されているヒスイジュナイパーがいる場合、一気に不利になる。1体だけならなんとかなりそうだが、メタモンV込みで2回使われると厳しい。

レジギガス 3:7 不利
レジロックの存在が厳しい。セイボリー等で攻撃されないターンを作れればなんとか。ノコッチを入れればだいぶ楽になるが、数が多くないデッキの為に1枠割いて、ハピナススタートの確率を下げる必要があるかは疑問。

・ジュラルドン 無理
いや勝てるかあ!

【⑤おわりに】

今回は締め切り3時間前にデッキを組み始めて登録し、本当の意味でぶっつけ本番で出場するという(CL京都に引き続き)破天荒な1日となりましたが、運よく優勝という成績を残すことができて良かったです。自身の主催する交流会の運営スタッフ・常連さんが最近シティで実績を残しており、CLとJCSで完走しているとはいえシティではベスト8止まりだったので正直劣等感を感じている部分もあり、それを払拭することができました。
シティ2日前に調整してくれた皆、前日にボコボコにしてくれた天才さん(もらったレシピガン無視してごめんなさい)、カード色々貸してくれたまるちゃん、対戦相手の方、決勝でクソあつい勝負した交流会運営メンバーのれいさん、ジャッジの方、ありがとうございました!

そしてここまでクソ長い記事を読んでくださった皆さん、ありがとうございました!せっかく最後まで読んだんですから、投げ銭していきませんか?!

冒頭でもお伝えしましたが、この記事はほぼ全文無料で読むことが出来ますが、ご覧になった方全員、例外なく必ず投げ銭する必要があります!

あくまでおまけ程度ですが、投げ銭いただいた方には下記コンテンツをお届けします!

・ハピミルの打点計算のススメ
・ハピミルがやられて嫌なこと集(対ハピミルの立ち回りTips)
・DMでいただいた質問(もしくれば)への回答

を掲載させていただきます!

内容にはあまり期待しないでください!有料部分関係なく、投げ銭してもいいか~、と思っていただけた方だけ購入お願いしますね!

最後に、1つだけ!うしろが主催している交流会の宣伝をさせてください!

都内で月1ペースの交流会を開催中です!
参加者のみんなでカードを1枚もちよって、ランダムな相手と交換するポケカミラクル交換など、独特な企画で毎回めちゃめちゃ盛り上がってます!

次回開催は5/28(土)!上記ツイートのリプ欄に参加フォームがあるので、是非ご参加ください!!!

無料部分は以上となります!Twitter(@scs_nokotan)で上記の交流会告知ツイートや、note記事の紹介ツイートのRTにご協力いただけたら嬉しいです!改めて閲覧ありがとうございました!


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