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【ただのつぶやき】子どもに伝える私のしごと

こんにちは。今日はちょっと趣を変えて。

メディアパルさまの企画に、とても面白そうなものがありまして・・・今回、私も参加させていただきました。作文というか、若干ポエティックになっちゃいましたが、気にしない気にしない(笑)

メディアパルさま、ありがとうございます(^^)


〇パパのお仕事

パパは、金属を使って、色々な「もの」を作るお仕事をしているよ。

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金属っていうのは、とっても身近なところに、たくさんあるんだ。例えば、薄く延ばして板みたいにした金属は、車や、船に使われているよ。反対に、ぶ厚くした金属はとっても丈夫だから、大きなビルや、橋を支える骨組みになったりしているよ。

他にも、世の中には金属がたくさん使われているんだ。みんなの目に見えるところだけじゃなくって、目に見えないところにも、たくさん使われている。

だから、金属って言うのは、とっても身近なものなんだよ。そう感じてもらえたら、パパはちょっと嬉しいな。

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また、金属には、色んな種類があるんだ。例えば、金メダルには金、銀メダルには銀、銅メダルには銅という金属が使われているんだ。同じように、アルミ缶にはアルミニウムという金属がね。あの名前って、使われている金属の名前のことを指していたんだね。

他にも、言い出したらキリがないぐらい、金属にはたくさんの種類があって、それぞれに得意なことや、苦手なことが違ったりしている。特徴が違うんだね。

だから、色々な場所で、その特徴を生かすように使われているよ。スポーツが得意な人がスポーツ選手になったり、研究が好きな人が研究者になったりするのと一緒のようにね。パパはいつもそんなふうに思っているよ。

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パパの会社では、金属の中でも、鉄という種類の金属を使って、色々な「もの」を作ってるんだ。

野球のドームの天井や、ショッピングモールの駐車場、信号機のポールやガードレール、階段の手すり、グラウンドにあるバスケットボールのゴール・・・

色々な場所で、色々な「もの」として、鉄が使われているんだよ。

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でも、同じ鉄でも、「もの」によって形が色々違うよね。鉄という材料は一緒なんだけど、それを「もの」として使う時には、その使い方に合った、ちょうどいい形にしないといけないんだ。その作業のことを加工って言うよ。

鉄という金属を加工する仕事だから、金属加工業と言う言い方もある。パパが、他の大人の人にパパの仕事を説明するときは、金属加工業という言い方をしていることが多いかな。

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パパの会社では、実際に「もの」を作り始める前に、みんなで色々考えるところから始めるんだ。いきなり加工をしたくなっちゃうけど、ちょっと気持ちを抑えて、まずはしっかり考えることから始める。

「どんな人が使うんだろう?」
「どのぐらいの強さが必要なんだろう?」
「何年間ぐらいつかうのかな?」
「重たい方がいいのかな?軽い方がいいのかな?」
「やっぱりカッコよくしたいよね!」
「どうやったら楽に作れるかな?」

そういった事を考えながら、どんな形にしたらいいのかを決めることを、設計と言うんだよ。なんだかカッコイイね。

設計には、色んな知識が必要だから、一人の力ではとっても難しいんだ。でも、パパの会社には得意なことが違う人がたくさんいるから、みんなで協力して話し合いをすれば大丈夫なんだ。そうやって少しづつ、設計をしていくんだよ。

そして、設計が終わったら、だれが見てもわかるように、設計図を作る。

設計図がないと、設計するときの話し合いに参加した人しか、設計の内容が分からなくなっちゃうよね。それに、時間が経ったら忘れちゃうかもしれない。

でも、設計図を作っておくと、その話し合いに参加していない人にも、設計の内容を伝えることができる。それに、内容を忘れたちゃったときにも見直すことができるようになる。だから、設計図を作ることは、パパたちの仕事ではとても重要なことなんだ。

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設計図ができたら、工場という場所で、いよいよ実際に作っていく。

工場の人たちは、設計図を見ながら、鉄を色々な形に加工していくんだ。設計図には、色んな情報が書いてあるんだ。長さや重さ、穴の大きさ、角の丸み、色・・・とか、いっぱい書いてある。そういった情報を見ながら、切ったり、曲げたり、削ったりしながら、作業を進めていくよ。

パパの会社で使う鉄は、とても大きく、とても重たいから、人間の力だけではとても運べない。また、とても硬いから、切ったり曲げたりするのも苦労しちゃう。だから、工場の人たちは、クレーンやフォークリフト、その他たくさんの大きな機械を使って、作業をしているんだ。

そういった機械はとても便利だけど、同時に、とても危険なものなんだ。使い方のルールや、周囲の安全確認をしっかりしておないと、大けがをしたり、時には命を落とすことがある。だから、工場の人は色々なことに気を付けながら、作業をしている。もちろんパパも同じだよ。

作業の途中で、設計図のとおりに作れないってことが、分かることもあるんだ。そういう時は、設計をした人たちと、工場の人たちが集まって、どうしらいいかを話し合うよ。簡単には結論が出ないこともあるけど、お互いに粘りづよく、たくさん話し合って、どうしたらいいのかを決めていくよ。

そうやって、作っては話し、話しては作り・・・を繰り返しながら、最終的に、「もの」が完成するんだ。大変だけど、パパはそれが楽しいんだ。

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パパたちが作った「もの」は、色んな所に運ばれて、色んなところで活躍している。みんなの暮らしを守ったり、便利にしたり、ステキにしたりしている。自分が作った「もの」が、実際に使われているところをみると、とても嬉しくって、誇らしい気もちになったりもする。だからパパは、今の仕事が大好きなんだ。

そうそう、パパの仕事は、金属加工業という言い方だけじゃなくって、『「もの」づくり』っていう言い方をしてみてもいいね。パパは、こっちの言い方の方が好きかもしれないなぁ。

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あなたにもいつか、そんな大好きなことがみつかるといいなぁって、思ってるよ。いろいろたくさんやってみてないと、好きなこととか、得意なことってわからないんだ。だってパパもそうだったからさ。だから色々チャレンジしてほしいなって思ってる。

人生は夢だらけだよ。パパは本当にそう思っているよ。

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#子どもに伝える私のしごと



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