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農園うしお(2月下旬号)

こんにちは。

ここ最近、新規の仕事がアレコレ入ったり、現場作業が続いたりで、ちょっとバタバタしております💦

読みたいもの・書きたいことは山ほどあれど、なかなか最近noteに足を運べておらず…で、若干フラストレーションがたまりつつあります(^^;)

先日行ってきました、保育士一日体験研修の事も書きたいのですが、それはまた今度にして…今回は、農園うしおの方でいきます!

さて今回も、私の農園の野菜たちの成長記録を綴っていこうと思います!


〇1号農園の様子

☆全景

オウフ…撮り忘れた…(泣)

土手や、畝溝の草たちがイキイキ(?)し始めてきました。春を感じますね。

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☆ニンジン(1号農園)

日当たりも良かったので、一度トンネルをオープンしてみました。本葉がだいぶ、フワっと・モサっとしてきました。

葉がこのサイズぐらいになれば、ハザを食べる時もだいぶボリューム感がでてきます。

今回も間引きをやっていきます。

前回の記事では、次が最終間引き(株間10~12cm程にする)と言っていましたが、やっぱりもう一回間引きを増やそうと思いまして…今回は最終間引きの一歩手前まで間引きすることにします。

ハザを食べられる回数を増やしたいと思いましたもので…(笑)

前回の記事には書かなかったのですが、前の間引きの際、株間をおおよそ6cm程度まで空かせたエリアと、おおよそ4cm程度に空かせたエリアと、両方作ってみていました。

大きな意味は無く、単純にその後の作業感覚がどの程度違うのかを試してみたくて、実験的にやっていました。

下の写真が、株間が狭い方のエリアの作業前です。株間が3~4cm(指幅1本=おおよそ2cm)といったところでしょう。

これを、おおよそ6cm程度を狙って間引いていくと…作業後はこんな感じです。

これで、次の間引き(最終間引き)の際、2本→1本に減らせば、おおよそ株間が12cm前後になってきます。

さて、間引き作業をやっていると、どうしても「こっちを抜こうか、それともあっちを抜こうか…」と迷う場面が多々あります。

片方が明らかに病弱な株であったり、虫害がでていたりすれば迷わずに済むのですが、実際には「どっちもあまり変わらないなぁ…」「どっちも健全だけど、こっちがわずかに大きい(小さい)程度かな…」と思うケースが多いです。

そのような場合、私は株間を優先していきます。

言い換えれば…株間を優先した時に、ちょうどそこにやや育ちが遅い株がきたとしても、それはそれで良しとするやり方です。

このやり方だと、すぐ隣近くにある大きな株を抜き、小さな株を残すという場面も多くなります。人の心情的には「大きい方を残したい」となりがちです。

が、あえてそこは深く考えず、株間を優先していくのです。

理由としては、わざと収穫時期をずらすためです。

生育のいい株ばかりを残していると、収穫時期のピークがドンと、それも前倒し気味の時期に来てしまいます。そのピークの山を低くし、前後の期間が広く取れるようにするのです。

家庭菜園でニンジンやダイコンをある程度以上の数栽培する場合では、一度に収穫せず、ちょこちょこと収穫していくことがほとんどです。

炊き出しでもない限りニンジンなんて、料理をする際はせいぜい、一度に2・3本もあれば十分なんです。一度に50本も100本も収穫しても、どうせ使いきれっこないのです。

家庭菜園の実際としては、少量ずつでもいから、ダラダラと長く収穫できる方が便利です。(※私がかつお菜やサニーレタス、ブロッコリーなど、長期間収穫できる野菜を好むのは、ここが大きいです)

あえて生育の良い株と悪い株(※不健康という訳ではなく、育ちのペースがやや遅れ気味という意味)を混在させることで、結果として収穫期間を(やや)長く設定することができます(^^)

さえ、今回の間引きで出てきたニンジンのハザはこんな感じです。今回も和え物にして、美味しくいただきました。

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☆ダイコン(1号農園)

一番早く蒔いた(11/19播種、97日目)のが、この子たちです。

根本がだいぶ膨らんできました(^^)

11月下旬蒔きなので、おおよその栽培期間は120~130日程度と見込んでいます。ですので、おおよそ後1か月弱で収穫する予定です。

(※ですが、先ほどニンジンのところで書いたように、実際には「130日経ったから一度に抜く」のではなく、「115日程度経ったら生育のいいものから順次収穫し、ダラダラと150日目ぐらいまで抜く」といったところですね!)

大根などの根菜類は、土の中がどこまで育っているのかが分かりにくい野菜です。

ですので今回は、現状どんな感じなのか、試しに1本抜いてみました!

スッときれいに伸びてくれているようで、一安心です。

この子はちょうどニンジンぐらいのサイズ感でした。あと1か月弱でどのくらい大きくなるでしょうか。楽しみです(^^)

今回は、2番目に蒔いた(11/25播種、91日目)の子も抜いてみました。それがコチラの左側です(右はさっきのやつ)。

なお手の形は、前回の記事で書いた、20cmを作るときの、アロハみたいな手です(笑)

こちらも順調そうでホッとしました(^^)

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☆ホウレンソウ(1号農園)

ちょこちょこと収穫しています。

一つの株穴に4~5株ぐらい入っていまして、抜くときは全部一緒にガバっと抜いています。

家で使ったり、家に遊びに来た子どもにお土産で持たせたりするのに便利です(完全に田舎のおじちゃんですね笑)

そういえば、先日は嫁さんが、うどんの具として投入していました。

私の発想にはなかったのですが、しょうゆベースの出汁に沈むことを考えれば…発想としてはおひたしに近いものがあるように感じます。

うどんの具として使うと、何よりも色が鮮やかなので、なかなか映えましたね。味も、程よく出汁を含んでくれるので、美味しかったです(^^)

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☆ブロッコリー(1号農園)

皆さんが知っているブロッコリーらしい感じになってきました。

ブロッコリーでは、普段みなさんが食べている、こんもりとしているドーム状の部分全体を「花蕾(からい)」と呼びます。

この花蕾は、ちいさな蕾(つぼみ。ツブツブ一つずつのこと)の集合体になっています。

ちなみに、スーパーで売られているサイズでは、だいたい3万(大きさによっては、~7万とも)個ぐらいの蕾が付いているらしいですよ(笑)

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☆スナップエンドウ(1号農園)

こちらもエンドウらしくなってきました。気温が上がってきたので、ここから一気に大きくなっていくはずです。

毎回「あまり大きくなり過ぎなくていい」と言っているスナップエンドウですが、理由はおおきく2つあります。

ひとつは耐寒性の問題です。エンドウは大きくなると耐寒性が低くなるので、冬の一番寒い時期を草丈約10cm程度で冬越しさせるのが一つのポイントです。

(※今年の九州に限れば、そこまで寒くなかったので、よその畑で「これ、大きすぎるんじゃない?」というエンドウたちも、無事に冬を越せているようですね(笑))

もう一つは、今の時期ぐらいに吹く「春の嵐」対策です。株があんまり大きいと、風に揺らされる面積が増えてしまい、折れやすくなってしまいます。

まぁとはいえ、仮に寒害や風害にあったとしても、根本さえ生き残っていれば…放っておけば、忘れた頃に結構復活していたりもします。

私も、そういう場合はとりあえず放置しておいて、「なんか実が付けばもうけもん」というマインドでやっています。

そこまでナーバスになり過ぎる必要もなかったりします(笑)

収穫時期が遅れたり収量が減ったりはします。でも逆に言えば「枯れなければ、何かしらの収穫はできる」「別に商売じゃないんだし…」というのも、家庭菜園ならではの、おおらかさと言えるでしょう(^^)

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☆サニーレタス(1号農園)

ちょうどいい感じになっています。

この子達ですが、既に何回か収穫して、サラダに使ったり、焼肉を巻いたりして食べています。

あ、我が家ではサニーレタスの肉巻き(サニーレタスを芯にして、豚の薄切りで巻き、串で留めて焼く)なる料理もあります(^^)

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☆かつお菜(1号農園)

大きくなった外葉を、ちょこちょこと収穫している真っ最中です。

ちなみにこの後、左の株から3枚、右の株から3枚収穫しました。もちろんかつお菜の浅漬けです(笑)

家族にもご近所さんにもわりと好評なので、葉が大きくなるたびに、浅漬けを生産しています(^^)

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☆パセリ(1号農園)

パセリちゃんは…気持ち大きくなってきたような…

うちの嫁さん、「パセリ使うから植えといて!」って言っていた割には、全然使っているところを目撃できません(笑)

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☆太ネギ(1号農園)

また撮り忘れました!

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〇2号農園の様子

まず最初に・・・今回は2号農園の写真はありません!(苦笑)

なかなか日が高い時間に行けていないのです。ここ最近は、暗くなった畑に仕事帰りに寄って、ライトで照らしながら作物の様子をチェックしている感じです(^^;)近日中に、明るい時間に写真が撮れれば、再アップしまーす…

→暗い時間ですが、ライトで照らして撮ってきました(笑)

さて、前回の記事で「そろそろ除草せねば…」と言ったものの、そこまで手が回っていない2号農園です(^^;)

この2号農園ですが、もともと畑地ではなく水田なので、基本的に排水性・透水性があまり良くありません。

基本的に、水田というのはプールのように水を溜めるための構造をしているので、周囲の土手の部分が結構高めになっていたり、下面から水が漏れないように透水性が小さい土質で固められています。

このため、田んぼの中で畝を立てるだけだと、多めに雨が降った時には、畝の溝にたっぷりと水が溜まってしまったり、その水がなかなかはけないという現象が発生します。

この問題を解消するために、私の2号農園では、わざと畝の近くの土手を切り崩して、仮設の排水路としています。(もちろん、水田として使う際は埋め戻します)

ちょうど今頃から気温が上昇しだす頃は、多湿による病気(べと病など)が蔓延しやすいです。

ですのでこの時期は、いつもより圃場のチェックを密にし、水がたまり続けている場所がないかどうか、病気が発生していないかどうか(仮に発生していたら、可能な限り初期に対策を打つ)、よくよく観察する必要があります。

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☆タマネギ(2号農園)

前回よりも少し軸が太ってきてはいますが、全体的に細い印象ですね…(^^;)

恐らく、元肥の量が少なかったのかもしれません。1号農園と同じかやや多い位で施肥したのですが、ベースの土の肥料っ気がもともと少なかったのでしょう。

このあたり、新しい畑ではなかなか一発ではうまくいかないところです。やはり、圃場の土質の基本特性であったり、風や日照の当たり方、pHの肌感覚、肥料の抜け具合…そういったところを把握するには、どうしても2~3年ぐらいかかる感じがします。

この感覚を忘れずに、来年の2号農園は施肥量をやや増やしてみたりして、今年よりもう少しうまく作れれば…と思います。

☆ホウレンソウ(2号農園)

2号農園のホウレンソウちゃんは…なんとも無残な姿に(;;)

1号農園のホウレンソウちゃんはとってもゴキゲンなのに、2号農園のほうは葉先から枯れてしまっています。枯れていない部分もあるものの成長もほぼ止まり、全体的に活力がない感じなので、ここからの巻き返しは難しいでしょう。

私自身、ホウレンソウの作付け経験自体が少ない(数年前に1号農園で1回だけ)ので、この枯れ方の原因がどこにあるのか、いまいち特定しきれていないところではあります。

現状、一番の可能性としては、土壌のpHが合っていなかったことかなぁ…と予想しています。

いわゆる野菜類というのは、細かく言えば品種ごとに適性な土壌pHは異なるものの、だいたい5.5~6.5ぐらいの弱酸性に保っておけば、まず間違いはありません。

私が今まで作り続けていた1号農園は、だいたい5.8~6.5程度の所で推移するように管理しています。

土壌pHというのは、基本的には雨に打たれるたびにアルカリ分が水とともに抜けて、緩やかに酸性方向に向かいます。

(※余談ですが、熱帯地方(雨が多い地方)の土というのは、アルカリ分が少なく、酸性の土壌が多いです。)

当然このままだといけないので、農家は畑の耕耘時などに定期的に石灰(アルカリ分)などを散布し鋤き込むことにより、土壌pHを中性の近くまで調整しています。

さて、今回の2号農園はもともと水田です。

水田というのは、基本的に水がよく入り込む関係上、土壌の基本的なpHというのは畑に比べて低く、一般的には5.0~5.5程度のやや酸性が強い土壌となっています。(※これは、稲の生育には適しています。)

2号農園を耕す際に、このことをすっかり失念していました。

もちろん石灰も鋤き込んではいるのですが、その量は1号農園と同程度しか散布していませんので…おそらく調整が足らなかったんじゃないかな、と踏んでいます。

今になって思えば、ちゃんとpHの測定をしておけばよかったなぁ…と、悔やまれます(><;)

来年以降うまく作付けするための情報取りのために、近々ちゃんとpH測定(試験紙ですぐに測れます)をしてみようと思います!

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☆かつお菜・サニーレタス(2号農園)

この子達は、とってもいい感じです✨

1号農園のものと同じく、食卓にて回転中です!

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☆グリーンピース(2号農園)

1号農園のスナップエンドウのように、少しづつ丈が伸びてきました。

ただ、予想ではもう少し伸びる予定だったのですが、思いのほか成長スピードにブレーキがかかっている感じがします。

もしかしたら、この子にもpHの影響があるのかも…なんて考えています。

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2月下旬の農園うしおは、こんな感じでした。

今回は、土壌pHに関していろいろ考えさせられる事態が多かったです。(※そもそも、他に原因があるのかもしれませんが…)

まぁ、失敗したらしたで許されるのが家庭菜園ですので!ここらへんは、ほどよく気楽にいこうかと思います。

勉強は勉強でしつつ、対策も打ちつつ…かつ気分は楽に、おおらかに♪(笑)

もし、家庭菜園や野菜のことで、牛尾に聞いてみたいことがありましたら、コメントいただけると嬉しいです!(^^)

(※もちろん、それ以外の事でも全然OKです!)

それではまた!

・・・おわり


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※※※ お知らせ終わり ※※※

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