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現場が効率化できない会社(決済権のはなし)

最近またイライラしてしまった。二代目社長だーうしで御座います。

決裁権とは・・・最終的な意見を決定する権限である。

目次・・・私が思う疑問ポイント
①なぜ現場に決裁権を持たせていないのか?
②なぜ現場のことを知らない人が、決裁権を持っているのか?
③現場に決裁権を持たせると危ない?

まず、前置きで申し訳なのですが、私は大企業は知らない。

私の身近にある古い体質の中小・零細企業の話である。

今回私が、お話する決裁権はもう少し小さい規模での話です。

①なぜ現場に決裁権を持たせていないのか?

まず現場で働いている人が決裁権を持っていることがかなり少ない。

現場で起こるささいな問題に対しても決裁権を持てせてもらっていない。

例えば、その現場で一番時間(コスト)がかかる作業があるとして、それが時間がかかるだけで、1つの機械・1つのテクノロジーを導入すれば解決できるとする。その部分だけ得意分野の会社に外注することもできる。

解決できる会社が来て、営業をかけられて、コストも抜群で、導入したら解決すると現場の人が分かっていても、決裁権を持っていないのでなにも決められない。

とりあえず話だけ現場の者に聞かせて、最後に決裁権を持っている者が出てくるパターンが多い。

ここで、決裁権をもつ者が理解を示してくれれば、なんの問題もない。
しかし、現場のこと理解していないと、コストが無駄にかかっているポイントを押さえていない。
従業員にやらせれば、なんの問題もない。
だって今までそれでやっていたんだから。

上司に提案するようなやる気のある従業員は、テクノロジーをいれることで、問題を迅速に解決できるようになる。変化を受け入れ。技術を受け入れ。これによって、1人1人の効率が上がり、別の仕事も受け入れらるようになり、給料が上がるかもしれないと考える。

しかしこのやる気ある従業員も、提案する度、最後に上司が出てきて、NOを言い続ければ、いつしかなんの問題提起もせず、提起もしない従業員に成り下がるだろう。

②なぜ、現場のことを知らない人が、決裁権を持っているのか?

現場のコストを知らない人が、決裁権をもっていて頭の硬い、昔堅気の人だと現場は一生効率化できません。
新しいテクノロジーや技術を入れて、新しいことを覚えることが一番のコストだと思い込んでいるからです。「もう何十年もこのやり方でやってきたんだ。」とか、平気で言ってきます。
新しいことを取り入れて、効率化することを楽することだとすら思っている節があります。

③現場に決裁権を持たせると、危ない?

決裁権を持たせると、歯止めが聞かなくなるとか、楽することばかり考えて工夫することをしなくなるとか、言ってくる人たちが、いるのですが。

それは、まったくの逆です。 
決裁権を現場から奪い続けていると、現場に自分で考えて行動する人たちがいなくなります。
考えるのことをやめるか、会社を辞めるかのどちらかです。優秀な人は会社を辞めます。
現場から優秀な人がいなくなり、考えて行動する人もいなくなり、現場から新しい意見や工夫が出てこなくなります。

そのタイミングで、新人が入り、現場を変えたいと思っても、周りの社員が完全に毒されていてその空気に押し潰され、同じようになっていきます。

決裁権を持ってる側で、とてもやっかいなパターンがあります。さんざん現場から決裁権を奪っておいて、上で書いたようなやる気のある新人に「じゃあ、お前に任せるからやってみろ」と、急に任せるパターンがあるのです。

これは、新人にかなりの情熱と実力がないと、失敗します。理由は、まわりのベテランは毒された社員しか残っていない。任した上司もどうせ無理だとか、下手したら裏で影口などの妨害工作すら行っている可能性があります。

現場にある程度の決裁権を

たくさんのメリットかあります。

①本当に必要なものが、分かっているの。
②自分の仕事の対価を理解した上で、新しいテクノロジーを導入して、どれだけ効率をあげ、会社の利益になるのか。本気で考える。
③すべて自分事になり、よく調べるたり、相手の営業とより良い連携のもと導入できる。
④導入してからも、理解を深めたり、メンテナンスなども自分から勉強するようになる。

今日はここまで

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