仮想通貨の覇権争いの行方は？

2017年8月2日 16:33

ビットコインの分裂騒動はいったん収束したようですが、かつて通貨を取材していた身としては、非常に気になるテーマです。

今回の騒動は、ビットコインのスケーリング問題の解決策を巡って主要プレーヤーの利害対立が先鋭化したものですが、京大教授の岩下直行さん（初代・日銀フィンテックセンター長）は「分裂の本質は覇権争い」と説明しています。

下の記事にもある通り、仮想通貨は次々に新しいものが登場している状況です。その中でも今回の騒動前には、時価総額でビットコインをイーサリアムが抜き去ろうというところまで急激にシェアを伸ばしていました。

仮想通貨の世界に「基軸通貨」的な存在が生まれるかは分かりませんが、これから仮想通貨がどのような改良・進化を重ねて、投機以外のニーズを満たしていくものなるのか、引き続き注目したいところです。

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