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UX リサーチ:プロトタイプツール

世の中には多くのプロトタイプツールが出回っていて「どのツールを使用すれば良いのだろう?」という疑問をもったことがある人もいるのでは。リサーチ目的でプロトタイプを使用する場合にまず私が考えるのは、リサーチ計画(UX リサーチ:目標設定の重要さ)に記述されたアウトプットを得るためにはどのレベルのプロトタイプが必要なのかということです。

例えば、リサーチの質問内容がコンテンツに関する場合はプリントアウト・スケッチでアイデアを描いただけのペーパープロトタイプで良い可能性もあります。

ペーパープロトタイプが使用される段階:
-コンセプトの価値検証
-プロダクト開発の初期段階でデザイン方向性が変わる可能性が大きい際

ペーパープロトタイプの利点:
-ディベロッパーやデザイナーの工数をかける必要がない
-本当の製品っぽくないのでユーザーが意見を出しやすい
-ユーザーが必要としているざっくりした要素確認ができる

反対に、リサーチの質問内容がインターアクションに関する場合には動的なプロトタイプが必要になります。

インターアクティブプロトタイプが使用される段階:
-ユーザーの動作とプロダクトからのフィードバック評価をしたい場合
-プロダクト開発の中盤〜後半

インターアクティブプロトタイプの利点
-プロダクトやインターアクションについて言葉で説明する必要がない
-プロダクションに近いユーザーからのフィードバックを得られる

ここで初めて、どのツールで検証したい内容が実現作成可能なのか考えます。私達のチームではFigmaでデザインを行っておりFigmaにもプロトタイプ機能はついています。しかし、私が今回検証をしたかったプロダクトのインターアクションは、Figmaでは再現できなかったためProtoPieを使用してみました。学習コストは低くはなかったですが、なかなか使いやすかったです。下記、私が使用した事のあるツールをまとめたもの。

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'UX Prototyping Tools: How to Pick the Right One'を見るともっと多くのツールを比較していて参考になりそうです。

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