ナイロビで出会った恩人 episode3
色々助けてくれた兄ちゃん。
最終的には4日間ぐらい一緒にいた
本当にたくさんの話をした。
一緒にご飯いにったり、街を散策する中で文化の違いを感じる機会が多くあった。
両替をする時も、当然ように自分で偽札じゃないかを確認していた。
本人には当然のことなのかもしれないけれど、日本にいてコンビニのおつりが偽札かどうかなんて疑いもしないよね…
また手荷物を盗まれないように、服のなかに入れていたのだが、
それでも
「危ないよ。何か持っている雰囲気を出したら駄目だよ」
という感じだった。
現地に住む人がこの感覚なんだから、本当に危ないのだろう。
また東アフリカでは優秀な分類の
"ナイロビ大学"卒業の兄ちゃん。しかし仕事は満足に得られず、自分自身も決して良い生活ができているわけではないらしい…
雇用の問題も肌で感じた。
飛行場にも何度も何度もアポイントをとってくれた。
片言の英語でも、対面ならなんとか言いたいことが伝えられても、
電話ごしだとなかなか難しいため本当に助かった。
そしてようやく、荷物が届いたという情報を入手し、ジョモ・ケニヤッタ国際空港まで取りに行った。
色々な書類を提出して、やっと荷物を受け取ることができた
安心した。
その後、自分が本当に行きたかった国立保護区に行くことに…
それも、兄ちゃんが色々知り合いに連絡して、一番良いツアーを申し込んでくれた。
何から何までやってもらった。
数日間だったが一緒に過ごした日々は忘れない。
お別れの日朝。ツアーの集合場所まで一緒に行く予定だったが兄ちゃんが寝坊。
結局集合場所を変更して、先回りして合流することに…
アフリカでも最大級のスラム街「キベラ」を車窓から眺めながら
兄ちゃんと一緒に向かった。早めについた喫茶店で、軽くお茶をしながらお別れ話。
自分の家族や友人に向けたメッセージも残してくれた。
今でも連絡を取っているし、
日本の首相が代わるという情報もこの兄ちゃんから知った
自分が疎いのか、兄ちゃんの情報の手に入れるスピードが速すぎるのか…
次ケニアに行くときは絶対連絡をするし
いつかは日本を案内してあげたいな。
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