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1.初めての妊娠

さっそくですがわたしのはじめて妊娠したエピソードから◎

30代になって仕事も一段落しいよいよ子供をと思い、妊活を開始して6ヵ月ほど経過した時でした。

わたしはなんとなく勘が良い方で、今回は宿っているな、というのが感覚的に解っていました。

初期症状も今までなかった症状がバッチリあり
、案の定フライングで妊娠検査薬をやると陽性でくっきり…。

やっぱり!!わたしの感覚は間違っていなかった!!

この頃私はワーカーホリック気味だったのですが、(後にこれは承認欲求からのものとわかる)

なんだか独特な幸福感に包まれて

母親として、子供に恥じない生き方をしよう

と仕事をいつも以上に丁寧にやりつつも、身体を労りたいので定時にあがる、と仕事のスタイルを変えはじめました。

いままで12時間職場に居るなんてザラだったのに、急に定時でさくっとあがることに抵抗感がなくなりました。そしてそれが自然にできるようになったのです。(別に今までダラダラと残っていた訳ではないのですけどね、自分の中の優先順位が変化したんだと思います。)

わたしは医療関係の仕事をしていて、その時は理不尽なことや忙しさに常にイライラしていましたが、妊娠後、精神的にも明るく落ち着いて生活ができるようになりました。(これ不思議ですよね、恐らく悪阻などで逆のパターンの人もいると思うんです)

その時は無意識だったのですが、潜在意識的には『やった!産休や育休を挟んでちょっと仕事のことを考えてなくても良くなりそう!』『頑張らなくても皆がわかってくれる理由ができた!』など、仕事から少し離れられるといった気持ちがあったと思います。

産休育休という一時的に仕事から離れられるゴールが見えて、逆にすっきりした気持ちで仕事に取り組めるようになったんですね。笑
(もちろんその時はそんなことは思っていません、でも自分が思い描いていた生活が手に入れられそうでほっとしていたのは確かです。)

初めての妊娠なので、自分が流産してしまうかも…なんて思ってもいませんでした。
当然のように赤ちゃんは生まれてくる、と信じて疑わなかったのです。

夫とも2人で喜んで、名前の話をしたり、また夫が身体を心配してくれることが嬉しくて、いわゆる世間的にいうマタニティハイの状態でした。

里帰り出産を考えて、子供がいる地元の友人に声を掛けて産院の話などを聞いたり、実際に会って子供や赤ちゃんに会わせてもらったりしていました。

今思えば『おかしい』と思う、流産を思わせる症状もありました。

◎ふと赤ちゃんいるよね?と急に赤ちゃんとの繋がりが感じにくくなったこと

◎突如不自然な寒気に襲われること

◎悪阻が殆どなかったこと

残念ながらこの時の勘も、妊娠の時同様に現実となってしまいます。

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はじめての妊娠のことを書かせて頂きました。
一応話すと今も夫と文鳥と3人暮らしです。

でもこの時の幸福感は今思い出しても特別なものでした。この後わたしは周囲への妊婦さんへの嫉妬にぐちゃぐちゃになっていくのですが…笑

あんまりマタニティハイという言葉は好きじゃありません。(しかし周囲に妊婦さんがいてつい嫉妬から私はそういう風に感じてしまうこともあります)新しい命を身体に宿すしあわせは素直に感じていいし、周りから祝福されることが自然である、そんな世の中になって欲しいと思います。

でも世の中にはそれを途中で失ってしまったり、欲しくても授かれない方もいらっしゃる…
そして妊婦さんの近くには、そこ事実を隠しつつ仕事などで妊婦さんのフォローをして下さってる方も多いと思います。

そのような優しい方達にも寄り添ってもらえる世の中になったらいいな、と私は思っています。

松ぼっくり

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