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夢日記993 ~ 脱線した列車 ~

 電車内で、乗務員が乗客に渡すお茶を注ぐ際に「おたま」で注いでいたので、うまく注ぐことができずに大量にお茶を床にこぼした。私をはじめとした何名もの乗客がすぐさま立ち上がって、列車のあちこちに置いてあったトイレットペーパーで、こぼれたお茶を拭こうとした。
 しかし、「自分たちも協力したい」という乗客があとをたたず、列車内は大騒ぎになって、列車はひどく揺れた。その影響で、先頭車両と私たちが乗っていた2両めが分断されてしまった。先頭車両はそのまま進んでいってしまったので、我々は体重移動などの方法で、なんとか2両め以降を前に進ませた。
 我々が乗っていた車両は、最初のうちは線路上を走っていたが、そのうち完全に脱線して、路上を進んでいった。街の人々は、おもしろいモノを見るような目で、我々が乗っている列車を見ていた。しかし、前方からやってきた私の知人は、あまりの異常な光景にあきれ顔であった。
                             < 完 >

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