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小説『ガリバー旅行記』を読んだから内容と教訓をモメしておくだけの記事

原作とアニメの内容が違ってとまっどった。
「ガリバー旅行記」を読んで同じような感想を持ちました。

絵本で読んだことがあるという人が多いのではないでしょうか。実は原作があり、冒険旅行小説の歴史的名著となってます。

小人たちの国、巨人たちの国、空を飛ぶ島の国、馬たちの国。自国に妻子を残し、懲りずに旅を続けたガリバーの冒険譚です。

おとぎの国々を想像力豊かに描いているのは絵本と同じ。しかし、鋭く辛辣に、人間と現実社会をみつめています。

冒険譚を楽しみたい人はもちろん、人間の愚かさや現実社会の問題点を見つめ直したい人にもオススメ。

最後に、ゆき丸が「絵本と全然違うやん・・・。怖い。。。」と思ったけど
考えさせられた箇所を引用しときます。

どんな地位にせよ、誰かを任命するときには、能力の高さよりも品行の正しさを重視する。〜平均的な理解力さえあれば、どんな仕事でもこなせるはずだ。

『ガリバー旅行記』ジョナサン・スウィフト

自らの欲望につき動かされて親となったにすぎない〜生まれた子どもに対する優しさも、そんな自然原理に基づくものにすぎないのだから、種をまいた父親に対しても、産んでくれた母親に対しても、子どもは何の義理を感じる必要はないのだ。〜子どもの教育はほかの誰にもまして、けっして両親などに委ねてはおけないのである。

『ガリバー旅行記』ジョナサン・スウィフト

ヤフーどもはつねに隣の群れを監視し、隙きあらば奇襲をかけようと狙っているらしい。だが、その計画が失敗し、また自分たちの縄張りに戻ってくると、今度は敵がいないので、おまえの言っていた”内戦”というやつをやり始める始末だ。

『ガリバー旅行記』ジョナサン・スウィフト

いかにも奇妙な話だが、家でもらう上質の餌よりも、連中にとっては縄張りの外で略奪したり、盗んだりしたもののほうがおいしく感じられるらしい。

『ガリバー旅行記』ジョナサン・スウィフト

理性を磨き、理性の命じるままに生きよ。

『ガリバー旅行記』ジョナサン・スウィフト

小人や馬の化け物がこういったセリフを言います。なんとも不思議な世界感です。

おわり。



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