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4年経った”コロナ×不登校”をいったんまとめてみた #1 コロナ休校明け

ついに2023年度が終わり、2024年度が始まろうとしています。
2020年に世の中を大きく変えたコロナ禍から4年が経ち、不登校を取り巻く学びの環境も大きく変わりました。

コロナ禍から4年経った今、子どもたちの「学校へ行くこと」への気持ちや身体がどう変わったのか?
不登校相談の中でカウンセラーが聞いた「不登校の親からの生の声」と、感じたことを書き留めておきたいと思います。

#1 コロナ休校明け「学校へ行きたくない」   ←今回
#2 コロナ前から「隠れ不登校」だった?
#3 コロナ後遺症?「だるい」「思い出せない」

学校へ行きたくない

「2020年コロナで一斉に休校になったじゃないですかー。そのタイミングで学校に行けなくなって…あれから不登校なんです」
不登校の相談を受けているとこんな声をたくさん聞きます


コロナ休校を因数分解してみた


家で過ごすとどうなった?

1.  ネットやゲームばっかり(することないから)
2.  生活リズムが昼夜逆転になる(朝起きなくてもいいから)
3.  勉強しない(テストないから)

コロナ禍にかかわらず、不登校の家庭では”あるある”の3点セットです。
予定や縛りがないとダラダラしてしまうのは大人もなんですが、それは棚に上げるとして、子どもが毎日遊んでばかりいるとイライラします。

コロナまでの当たりまえの学び方

コロナ禍の前は、学校といえば登校するのが当たりまえでした。
登校型って、たどれば寺小屋からぐらいの歴史かな

コロナ禍で当たりまえが、当たりまえでなくなったこと

⌚8時には
歩いて学校へ、もしくはギューギューの電車に乗って学校へ
学校という建物、クラスという教室に集まる

⌚9時には
教室に先生が入ってきて授業が始まる
先生が黒板になにかを書いてノートに写す

⌚12時には
決められた教室の中で、決まったクラスメイトと、
グループに分かれてお弁当を食べる

などなど

よく考えたら、すごく忙しいしすごい労力をつかっています。

学校の学び方って
・決められた場で、決められた時間に、決められたメンバー
・教科書・プリント・手書きのノート提出などアナログ文化
・いろんなタイプがいる集団の中で「馴染む」が暗に求められて

不自由、非効率、窮屈、気を遣う・・・

これしか選択肢がない「学校ってそういうもの」だったけど、よく考えたらすごくしんどいです。

そんな学び方あり?って知っちゃった

タブレットを使ったら授業は受けられるし
オンラインで十分学べる

お昼ごはんは、リビングでリラックスして好きなもの食べて
教科書やノート、プリントを詰め込んだ重いリュックもいらない

気の合うクラスメイトとだけ、オンラインで繋がれるし
距離を置きたい時は席を離れられるのがいい

子どもたち自身が「学校にいかなくてもなんとかなる」って知っちゃったということでしょうか。

・・・ #2  コロナ前から「隠れ不登校」だったのでは? に続く








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