見出し画像

Voice of “usen for Cafe Apres-midi” Crew

2020 Early Autumn Selection(8月31日〜10月11日)

橋本徹(SUBURBIA)を始めとする
「usen for Cafe Apres-midi」の選曲家17人が
それぞれのセレクトした音楽への思いを綴る
「Voice of “usen for Cafe Apres-midi” Crew」

詳しい放送内容はこちら
D-03 usen for Cafe Apres-midi
http://music.usen.com/channel/d03/



橋本徹(「usen for Cafe Apres-midi」プロデューサー) Toru Hashimoto

夏の面影と秋の気配を感じながら、今回もメロウ&グルーヴィーな心地よい楽曲を中心に、計34時間分を新たに選曲した。
毎日16時から18時までの特集も、「夏の果て〜初秋の夕暮れのGood Mellows」と題して。南佳孝の「夏服を着た女たち」に描かれたような心象風景をイメージしながら選んだ名曲群を、日替わりのシャッフル・プレイ放送でお届けする。
ニュー・アライヴァルの愛聴作も目白押しで、いつもより1週多い7週間分の新作を選曲対象としていたこともあり、気に入って一度は候補とした曲をあらためて厳選して曲順を組むのに、普段の倍近くも時間を要してしまったのは嬉しい悲鳴だった。その分、いつにも増して充実した労作セレクションとなっているので、ぜひ曲目リストをチェックしていただけたらありがたい。
今回のEarly Autumn Selectionで活躍してくれた作品は、ジャケットを(いつもより多めに)36枚掲載しておくので、その中身の素晴らしさにも触れてもらえたら嬉しい。とりわけイギリス勢、特にUKジャズ周辺と女性シンガー・ソングライターは大豊作だった。
No.1アルバムはNubya GarciaかDuval Timothy、あるいはエリカ・バドゥやアール・スウェットシャツも絶賛しているLiv.eだろうか。No.1ソングには敢えてアルバムまるごと1曲のThe Microphones「Microphones In 2020」を挙げたくなるが(ホセ・ゴンザレスの諸作を引き合いに出したくなるくらい大好きで、44分44秒におよぶ曲をセレクトしたのは初めてかもしれない)、やはりビリー・アイリッシュ「My Future」を。彼女は間違いなく今の若い音楽好きにとってのロール・モデルでありニュー・ヒロインだと思うが、コロナ禍やBlack Lives Matterにおけるふるまいにも感心するしかなかった。

画像17

Billie Eilish「My Future」
Nubya Garcia『Source』
Duval Timothy『Help』
Alabaster dePlume『Visit Croatia EP』
Katalyst『Nine Lives』
Lady Blackbird「Beware The Stranger」
Kamaal Williams『Wu Hen』
V.A.『Blue Note Re:imagined』
Liv.e『Couldn't Wait To Tell You...』
Swarvy『Sunny Days Blue』
Eddie Chacon『Pleasure, Joy And Happiness』
Becky And The Birds『Trasslig』
Lianne La Havas『Lianne La Havas』
Cleo Sol「Shine」
Pip Millett『Lost In June』
Kay Young『Middle Matters』
Kiina & Goya Gumbani『The Lesser-Known』
Koralle『Fonografie 1』
Joe Hertz『Current Blues』
Nikitch & Kuna Maze『Débuts』
Barulinho (Barrio Lindo)『Siesta EP』
Oscar Jerome『Breathe Deep』
Rejjie Snow feat. MF Doom & Cam O'bi「Cookie Chips」
Blu & Exile『Miles』
Brasstracks『Golden Ticket』
The Nicholas『Silverside』
Jacob Collier『Djesse Vol.3』
The Microphones『Microphones In 2020』
Thomas Bartlett『Shelter』
Healing Potpourri『Blanket Of Calm』
Sebastian Maschat & Erlend Øye『Quarantine At El Ganzo』
Dana Gavanski『Wind Songs』
Kate Bollinger『A Word Becomes A Sound』
Ana Gabriela『Ana』
Tali Gak『Estelas』
Así『Compartidas』

Dinner-time 土曜日22:00~24:00
Cafe Apres-minuit 日曜日0:00~10:00
Brunch-time 月曜日10:00~12:00
Brunch-time 火曜日10:00~12:00
Brunch-time 水曜日10:00~12:00
Brunch-time 木曜日10:00~12:00
特集 月曜日16:00~18:00
特集 火曜日16:00~18:00
特集 水曜日16:00~18:00
特集 木曜日16:00~18:00
特集 金曜日16:00~18:00
特集 土曜日16:00~18:00
特集 日曜日16:00~18:00



本多義明(「usen for Cafe Apres-midi」ディレクター) Yoshiaki Honda

7月のぐずついた空模様からうって変わって、8月はまさに真夏らしい熱気が立ち込める気候。そんな猛暑の中、8/31からスタートする2020 Early Autumn Selectionの選曲にとりかかったわけですが、少し夏バテ気味なのか今ひとつ気分が乗らなかった。そんなときに九州の渡辺裕介さんから、マット・マルチーズの新作EP『Madhouse』がたぶん僕好みという、うれしいグッド・タイミングな知らせがあり、と同時に昨年のセカンド・アルバム『Krystal』も今夏にインパートメントから日本のみでCDリリースされるという情報も得て、どちらもすぐにチェックし気に入っていた。好みの音楽に出会えば、選曲にも突然スウィッチが入り、やる気が出てくるもので、Early Autumnの選曲もそれからは順調に。
マット・マルチーズはUKロンドン出身のシンガー・ソングライターで、2018年にはメジャー・デビューもはたしていたそうですが、『Krystal』と『Madhouse』はセルフ・プロデュースによるすべて一人でレコーディングされた作品のようで、メジャー作品とはおそらく違うその曲やサウンドには、夏の終わり、残暑も感じられながら徐々に秋の涼しい風も吹いてくるような、そんな時期の少しセンティメンタルな印象をうけた。

2020_eryatm_本多

Matt Maltese 『Krystal』
Matt Maltese 『Madhouse - EP』

Lunch-time~Tea-time 木曜日12:00~16:00
Lunch-time~Tea-time 金曜日12:00~16:00
Lunch-time~Tea-time 土曜日12:00~16:00
Lunch-time~Tea-time 日曜日12:00~16:00



中村智昭 Tomoaki Nakamura

アルバム・デビュー前、2014年の‎Record Store Dayでの10インチEPあたりからクルアンビンのファンですが、今回のアルバム、中でも特に「So We Won't Forget」は、これまでの“越境的でサイケデリックなインストゥルメンタル・バンド”をイメージすると、随分様子が違います。以前より所属するLateNightTalesのレーベルに加え、新たにDead Oceansからのディレクションがあったのも理由のひとつかと推測しますが、この曲に関してはヴォーカル云々というよりそもそもソングライティングの根底から異なるアプローチを行っているように感じるのです。本初秋セレクションでは去りゆく夏に思いを馳せるようなイメージで選曲しましたが、何年か経ったのちに、また別の季節に異なるシチュエイションでも聴いてみたい素晴らしい楽曲です。ここにある普遍的なメロディーとアレンジが、他の誰からの助力もなくメンバー3人の中から純粋に湧き溢れ出たものであるならば、今後の彼らを取り巻く状況はネクスト・レヴェルへ向かうこととなるでしょう。長くなりましたが、いずれにせよ、僕はこの曲に満点をつけます。大好きです。

2020_eryatm_中村

Khruangbin『Mordechai』

Dinner-time 月曜日18:00~24:00
Cafe Apres-minuit 火曜日0:00~2:00



添田和幸 Kazuyuki Soeta

コロナ禍の影響で滞っていた海外からのレコードもポツポツと届くようになり(去年オーダーしていたFrank Oceanの7インチ、Free Nationalsのボックス・セットもやっと到着)、新調したレコード・ラックに収めながら気持ちを新たに初秋の選曲に挑みました。ジャケ写が素晴らしいLianne La Havasの新作を立てかけてよく針を落としましたが、Early Autumnの一枚としてはブラジルのフィメイル・シンガーAna Gabrielaのデビュー・アルバムを推したいと思います。ハスキーな歌声が心地よい今後の活躍が楽しみなブライテスト・ホープです。

2020_eryatm_添田

Ana Gabriela『Ana』
Joachim Cooder『Over That Road I'm Bound』
Whitney『Candid』
Healing Potpourri『Blanket Of Calm』
Haux『Violence In A Quiet Mind』
Alex Siegel「Lonely Holiday」
Pax『Camdog』
Zoe Polanski『Violent Flowers』
Blundetto『Good Good Things』
Azana『Ingoma』
Starchild & The New Romantic『Forever』
Music Carolyn「My Garden」
Henry Green『Half Light』
Duñe & Crayon『Hundred Fifty Roses』
Contour『Weight』
Dominic Pierce『Vivid』
Lianne La Havas『Lianne La Havas』
Nyah Grace『Honey-Coloured』
Joe Hertz『Current Blues』
Reuben James『Slow Down EP』
Michael Olatuja『Lagos Pepper Soup』
Kahil El'Zabar's Spirit Groove feat. David Murray『Kahil El'Zabar's Spirit Groove』
Asher Gamedze『Dialectic Soul』
Julianna Barwick『Healing Is A Miracle』

Dinner-time 火曜日18:00~24:00
Cafe Apres-minuit 水曜日0:00~2:00



中上修作 Shusaku Nakagami

もともと内陸出身で現在も奈良に住んでいる筆者にとって、海への情景はほぼない。ほぼ、と書いたのは子供の頃には家族で近在の海水浴場へ行った想い出や、東京に住んでいた頃はほぼ毎年、由比ヶ浜の海の家でDJもしていたからだが、生まれつき人前に半裸で歩く、ということに慣れていないのだろう。

ブライアン・ウィルソンの音楽は陸に上がってからの方が好きだし、『太陽の下の18才』でカトリーヌ・スパークがツイストを踊ったのもアイコンとしては愛すべき存在だが、根っから共感ができない。つまり、私のライフスタイルには「海」という場所が存在しないのだろう。

それでも“トンネルを抜けると、テトラポッドの山が見えてきた”とか“ボクのとなりに眼帯をつけた少女がすわっている。夕闇せまる海岸で”などという妄想をしながら選曲するのは好きだ。そういう意味では、海はイマジネイションの素であることは間違いないし、きらめく太陽が背中をおしてくる、という感覚には敏感でいたいと思う。でも、この感覚は海を身近に育った人とも共有できるのだろうか。

会ったことないけど、テッド・ジャスパーもそんな感じなんだろう、たぶん。ロンドンやコーンウォール界隈をウロウロしているソングライターの音楽からはそんな匂いがプンプンする。違ったらゴメン、ジャスパー。

画像4

Ted Jasper『Higher Plain EP』
Ted Jasper『Stella EP』

Dinner-time 水曜日18:00~24:00
Cafe Apres-minuit 木曜日0:00~2:00



髙木慶太 Keita Takagi

秋の先取りか、夏の延長戦か。
9月の選曲はいつも悩ましいが、今年は厳しい残暑予報に素直に従ってみようと思う。湿度のコントロールが腕の見せどころ。体感的には50%が理想的だそう。

2020_eryatm_高木

Jorge Vercillo『Vida é Arte』

Dinner-time 木曜日18:00~24:00
Cafe Apres-minuit 金曜日0:00~2:00



FAT MASA

安心して聴ける2年ぶりのジョン・レジェンドの新譜。共同制作陣にラファエル・サディーク、アンダーソン・パークが挙げられるが、チャーリー・プースとの「I Do」が心地よく、ずっと聴いていたくなる。
世代をこえて邂逅し、新しいサウンドを取り入れる姿勢が、長く愛される理由なのがよくわかる。
僕自身もそうでありたいし、比べるには恐れ多いが、懐古主義になりたくないと今一度、振り返ることができ、新しい挑戦をしつつ、大変な時世を乗り切っていこうと思えた一枚です。

画像6

John Legend『Bigger Love』

Brunch-time 金曜日10:00~12:00



三谷昌平 Shohei Mitani

蒸し暑く澱んだ空気にほんのり優しい風の動きが感じられる初秋のセレクションは、この季節に相応しいジャジーな作品を多めに選曲。そんな中からここではルース・ヨンカーの10年ぶりの新作をご紹介させていただきます。ウーター・ヘメル、ベニー・シングス、ジョヴァンカ等で知られるオランダのDoxレコードの第4の才能として華々しいデビューを飾った彼女。本作ではDoxレコード所属の6名のミュージシャンによって結成されたグループ、ウィール・メイク・イット・ライトでも一緒だったマルチ演奏家、ディーン・ティペットとコンビを組み、ジャズからボサノヴァ、ポップスまで全編通して優しいサウンドを聴かせてくれます。彼女の魅力のひとつでもあるキュートなヴォーカルは健在、その歌声に癒されます。今回のセレクションでは、二人のデュエットが美しいボッサ、「This One」をセレクトしました。興味のある方はぜひ聴いてみてください。

画像7

Roos Jonker & Dean Tippet『Roos Jonker & Dean Tippet』

Dinner-time 金曜日18:00~22:00



渡辺裕介 Yusuke Watanabe

ここまで非日常生活が続くと、生活もいろいろ変わります。
まさかの今更、韓国の国境を越えた純粋な恋愛ドラマ『愛の不時着』を熟観。
ユン・セリ役(ソン・イェジン)に恋心。
ドラマのここぞ! というところでバラードが流れる。繰り返し聴かされるとだんだん好きになる。
20代前半、深夜のコンビニでバイトしてた頃、店内BGMが1時間単位で洋楽邦楽のヒット・ソングがループ。1か月流れ続ける。興味ない曲も何度も聴くと嫌じゃないから勝手に好きに変わる。
そんな日常で使われながらも、聴き流していた毎週月曜深夜の名曲を聴いたときに、カフェ・アプレミディ的追悼エンニオ・モリコーネ・セレクションをひらめく。こんなに偉大な作曲家を1時間にまとめるなんて。と思いながらも愛を込めて選び抜きました。ただし、私らしくモリコーネがモリッシーの曲を編曲してますので収録してます。
そして。
ブラジリアン・ヴェイパーWindows 96による最高な再放送的な蘇る1990年サウンドのおかげで、1990年を軸とした映像音楽に夢中だった頃に戻れました。
Greg Fortの新作なんて、90年代ジャズをリヴァイヴァルしながらも新しさを感じさせてくれる名作。気づけば2000年は、20年前。夢中だった1990年の20年前は1970年。良くも悪くも音楽は、進化がスロウ・ペースに。
でもライヴ配信を含め、今がいちばん楽しく音楽を聴いてます。
それしかできないけど。
自分なりに今の世界での音楽を楽しんでます。

ちなみにソン・イェジンが主人公のドラマ『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』で流れるシティ・ポップな「ラストダンスは私に」のカヴァー。1989年にモータウンからリリースされた映画俳優ブルース・ウィリスのアルバム『If It Don't Kill You, It Just Makes You Stronger』からのシングル曲。このセンスに心掴まれました。もう少しで選曲するところでした(笑)。
っていう何気ない会話をアプレミディで橋本さんとしたいなぁ。

2020_eryatm_渡辺

Ennio Morricone『Slalom』
Windows 96『Glass Prism』
Greg Foat『Symphonie Pacifique』
Bruce Willis『If It Don't Kill You, It Just Makes You Stronger』

Dinner-time 金曜日22:00~24:00
Cafe Apres-minuit 土曜日0:00~2:00



富永珠梨 Juri Tominaga

よく晴れた初秋の週末、読みかけの本と、過ぎゆく夏を惜しむ音楽をつれて、のんびり近所の公園へ散歩に出かけるのが、この季節のささやかな楽しみのひとつです。2020 Early Autumn Selectionは、そんな夏の面影がかすかに残る、爽やかな早秋の散歩道をイメージしながら選曲をしました。今回は、サンフランシスコを拠点に活動する、Simi Sohota率いるインディー・ギター・ポップ・バンド、Healing Potpurriが今年の6月にリリースしたサード・アルバム『Blanket Of Calm』をピックアップしました。柔らかなアコースティック・ギターと、ほんのり憂いを帯びた澄んだヴォーカル、ゆったりとまろやかに響くフルートとホーン・セクション、どこか懐かしさを感じさせる、とろりとしたメロディー・ラインが、夏から秋へと移り変わる、ほろ苦くも甘酸っぱい気分に心地よく馴染みます。余談ですが、『Blanket Of Calm』というタイトルや、いなたい雰囲気のジャケット・デザイン、そしてワインのボトルが描かれているところなど、どうしてもパイザノ&ラフ『Under The Blanket』を思い浮かべてしまいます。先日、この作品を教えてくれた、usen for Cafe Apres-midiセレクター仲間の、waltzanovaさんともそんな話で盛り上がりました(とはいってもメールのやりとりで……ですが)。「ピアノやワイン、窓の外のパーム・ツリーとか、なんとなく村上春樹の世界観ぽいよね(カヴァー装画を担当した佐々木マキさんのイラストっぽさもある)」だとか、「サウンドはマイルド・ハイ・クラブやホームシェイクをよりソフトにしたような感じだったり、初期のジョルジオ・トゥマ的でもあるよね!」だとか、「2曲目の“Think About Us”は、Photo Jennyの“Teenage Phase”をイメージさせる、甘酸っぱい系懐かしギター・ポップだね!」など、いつの間にか音楽&カルチャー談義に花が咲いていました。あらためて、こういう何気ない会話を、同じ空間で顔を合わせながら、時間もソーシャル・ディスタンスも忘れて、たっぷり語り合える日が(できれば美味しいお酒を飲みながら)心の底から待ち遠しいなあ……と思う今日この頃です。

2020_eryatm_ジュリ

Healing Potpourri『Blanket Of Calm』
Pisano & Ruff『Under The Blanket』

Brunch-time 土曜日10:00~12:00



小林恭 Takashi Kobayashi

このようなご時世ですが、今回もたくさんのお気に入りの曲に出会えて力が湧きました。
その10時間ほどのプレイリストの中から厳選して4時間に選曲し、毎回新譜研究の発表会のような内容になっていますが、みなさまにも楽しんでもらえると嬉しいです。
中でもDJのときに橋本さんとセレクトがかぶっていた、華やかでグルーヴィーなTall Black Guyの「We Rollin' For You」や才気あふれるメロウなKay Youngの「Going Through」、深まる秋にぴったりなしっとりとしながらも深くひきこまれる名曲、Saya Grayの「SHALLOW (PPL SWIM IN SHALLOW WATER)」などが特におすすめです。

2020_eryatm_小林

Tall Black Guy「We Rollin' For You」
Marc Cary『Cary On (The Prequel)』
Oscar Jerome『Breathe Deep』
Laurence Guy「The Sun Is Warm And Directly Above You」
Planet Giza『Added Sugar』
Mahalia『Isolation Tapes』
Berita「Jikizinto」
Kay Young「Going Through」
Toro y Moi feat. The Mattson 2「Ordinary Guy」
Dijon「sweet thing」
Maryanne Ito『Live At The Atherton』
Human Bloom「Colors On You」
Ricky Reed, Terrace Martin & St. Panther「Real Magic」
Elijah Fox「Shotgun」
Saya Gray「SHALLOW (PPL SWIM IN SHALLOW WATER)」

Dinner-time 土曜日18:00~22:00



ヒロチカーノ hirochikano

特別な年の夏が終わり、どことなく切なさを感じるこの季節にあわせて、選曲の前半では、僕のもっとも大好きなテーマ“Saudosismo”を感じるナンバーを集めてお届けします。そんな中から最初に紹介するのは、味わい深い語り口の歌声が印象に残ったLambchopの「Autumn's Vicar」を。バート・バカラックやエルヴィス・コステロと共通点を感じるサウンドが、大人の心に切なく染み入ります。インドネシア・ジャカルタの二人組MarcoMarcheの「A Song Of Us」は、この季節になると毎年聴きたくなるKings Of Convenienceを彷彿させてくれるミラクルなアレンジ。繊細な音作りと甘い歌声で最近注目しているイギリスのシンガー・ソングライターBruno Majorの「Old Fashioned」は、Bメロ変調部分のファルセットで、思わず誰もが心をわしづかみにされることでしょう。このコラムで以前も紹介した要注目の歌姫Faye Websterの最新作「In A Good Way」は、彼女のロリータ・ヴォイスを活かした切ないメロディーと秋味なストリングス・アレンジが絶妙に重なりあう、この時期にぴったりなサウダージ溢れる名曲です。

2020_eryatm_野村

Lambchop『Is A Woman』
MarcoMarche『Warm House』
Bruno Major「Old Fashioned」
Faye Webster「In A Good Way」

Brunch-time 日曜日10:00~12:00



吉本宏 Hiroshi Yoshimoto

晩夏の熱を残すメロウなビート。昨年モーリス・ラヴェルの楽曲「Jeux d'eau」のピアノのフレーズをサンプリング・コラージュした「River」が印象に残ったイタリア・ボローニャのビートメイカーLorenzo NadaのプロジェクトKoralle。その新作EPは、ゲストのサウス・ロンドンのSummers SonsのMC、Turtのフロウとリズムの合間に響く女性の吐息のような声が耳に心地いい「Fuel」や、都会の喧騒を抜けた先に観る幻想のような響きをもった「Mom & Dad」など、そのすべてがクール&スムース。

2020_eryatm_吉本

Koralle『Fonografie 1』

Dinner-time 日曜日18:00~22:00



高橋孝治 Koji Takahashi

コロナという厄災の中、未だ世界は大変な状況にありますが、日々の生活でささやかなことですが、たまには嬉しい出来事も起こります。自分の場合、長年探しているいくつかのアイテムがあり、日課のように毎日ネットでそれらを検索しているのですが、最近20年以上探していたCDシングルを見つけて購入することができました。さすがに20年ともなるとほとんど諦めていたのですが、現物が手元に無事に届いたときには感激しました。しかしその直後に、20年見つけることのできなかったそのCDが、なんと二度も別の人から出品されているのを見つけて驚きました。そしてふと思ったのですが、このコロナ禍の中、不本意ながらコレクションを手放さなければならなくなった人がいるのではないかと考えてしまいました。手に入れて嬉しい反面、ちょっと複雑な気持ちになってしまいましたね。
さて初秋の選曲ですが、コロナ禍の中Bandcampはアーティストを支援するアーティスト・サポート・デイを継続して行っており(8月現在では各月の第1金曜日に施行)、自分もその日に合わせて作品を一気に購入しているので、今回も素敵な作品をてんこ盛りでお贈りしたいと思います。ディナータイム前半は、カナダはヴァンクーヴァー出身のNoble Oakによるヒーリング効果もばっちりで心を静かに落ち着かせてくれるインストゥルメンタル・ナンバー「Hypersleep」をイントロに、カリフォルニアの砂漠を旅したハネムーンでの体験を作品に反映したという、ダンドリッジとクリスティーナ夫妻によるThe Infinite Daisy Chainsのメロウなポップ・ナンバー「Wake Up」に続けてスタート。次に先頃デビューEPをリリースしたジャパン・マンことレティシア・アクラの、心地よい浮遊感をもたらすEPのタイトル・トラックでもある「The Bad Days」や、現在はロサンゼルスを拠点に活動しているダン・クロールのアコースティック・ギターの爪弾きがナイスなアクセントになっている爽やかな良曲「So Dark」、レイディオ・デプトのニュー・シングルでTri-Litesというバンドのカヴァー曲だという「You're Lookin' At My Guy」、オーストラリアはメルボルン出身のRolling Blackouts Coastal Feverによる根底にネオアコを感じる爽やかなロックンロール・ナンバー「The Cool Change」などをピックアップ。さらにシドニーを拠点にするベッドルーム・アーティストToby Anagnostisによるプロジェクト、バター・バスによる「You And Me」や、ロンドン出身の女性アーティストEgo Ella Mayによる「How Long Til We're Home」などのメロウなナンバーもセレクトしています。
ディナータイム後半は、アムステルダム出身で現在はロサンゼルスに拠点を変えて活動しているRutger van Woudenbergのプロジェクト、ニコラスのメロウな響きに清涼感を感じる「Blink」や、サウス・ロンドン出身のマルチ・プレイヤーでパフォーマーでもあるJamwsが7月にリリースしたデビューEPより、タイトル・トラックでもある「Toronto」をピックアップし、ロサンゼルスとナッシュヴィル出身の二人によって結成され、ベースボール・ゲームと名付けられたユニットによるロマンティックでドリーミーな「Woman」や、オクラホマ出身の若干17歳のアーティスト、ジョシュ・ファッジのスムースなベッドルーム・ポップ「7 In The Morning」などをセレクト。他にシガレッツ・アフター・セックス「You're All I Want」や、ウォッシュド・アウト「Time To Walk Away」といった、このセレクションにおいては中堅的なアーティストの新譜なども織り込み構成してみました。
ミッドナイト・スペシャルもコロナが収束するまではディナータイム同様に、Bandcampなどで購入した新譜を紹介すると決めているので、今回も引き続きその意向を順守して、まずは先に紹介したベースボール・ゲームのアコースティック・ギターの柔らかな爪弾きがノスタルジックに響く「See You Tomorrow」からスタート。そのアコースティックな響きを緩やかに繋ぐ、こちらもディナータイムで取り上げたニコラスの「Rockshow」や、ノルウェイはオスロを拠点に活動するシンガー・ソングライターSimen Mitlidのニュー・シングル 「Murders」もセレクトしましたが、このような澄んだ響きのアコースティック・ナンバーは、変わってしまった世界の中で、日々ざわついている心の中をゆりかごを揺らすがごとく静かに落ち着かせてくれます。そして年寄りにはビル・プリチャードなどが在籍していたレーベルと記憶されるブリュッセルの老舗レーベルからデビュー・アルバムをリリースした、ウエスト・ロンドンのシンガー・ソングライター、ウェスターマンの「Your Hero Is Not Dead」や、ロサンゼルスを拠点に活動する女性アーティストHelen Ballentineによるソロ・プロジェクト、スカルクラッシャーが6月にSecretly CanadianからリリースしたデビューEP『Skullcrusher』に収録の「Day Of Show」、アメリカはミシシッピ州の北部の都市であるオックスフォード出身のKate Teagueの、こちらも6月にリリースされた柔らかなグルーヴに包まれた新曲「The Temporary」もピックアップ。他にはテネシー州ナッシュヴィルで活動するアンドリュー・ゴールドリングの「Little Yellow Birds」や、ニューオーリンズ出身の80sテイストを奏でるシンセ・ポップ・バンド、ヴィデオ・エイジの2年ぶりとなるニュー・アルバム『Pleasure Line』のタイトル・トラックなど、フレッシュな響きを放つ良質な作品もセレクト。
ミッドナイト・スペシャル後半は、オレゴン州ポートランド出身のLevyyと名乗るアーティストの7月にリリースされたデビュー・アルバム『Slow Grown』収録のメロウ・ポップ「Days After Days」から、フィービー・ブリジャーズの「I Know The End」を続けてセレクト。フィービー・ブリジャーズのこの作品のタイトルを見て思うのは、やはりコロナの終わりを知りたいという気持ちですね。そしてカナダはトロント出身のマイケルとステファンのビルディー兄弟SWANESが6月にリリースしたニューEP『Trials And Simulations』収録の「Leggo My Ego」もセレクトしたのですが、この「Leggo My Ego」というタイトルはビーチ・ボーイズ・ファンならすぐに、オフィシャルで『Pet Sounds』のボックス・セットがリリースされるきっかけとなった1995年発表の有名な海賊盤を思い浮かべますよね(笑)。他にはカリフォルニア州ロングビーチ出身のロニー・Kの「See You Again」や、カナダのホワイトロックを拠点に活動するセルフスティームの「Alas」、ロンドン出身の若き女性アーティスト、セラフィネ・シモーヌのデビュー曲「Cherry」、Nicolaas van Reenenの音楽プロジェクト、Ex Olympicがスウェーデン出身のアーティスト、ロキシー・キャロラインとコラボした「Spinning Bottle」などなど、今回も4時間全編にわたって若いアーティストの才能あふれる素晴らしい作品を盛りだくさんにセレクトしていますので、皆さんも気になった作品を見つけたら、ぜひチェックしてアーティストをサポートしてあげてください。
さて、長引くコロナ禍の生活で、前回も書きましたが、自分は相変わらずネットに存在する古いTV放送の日本語吹き替え映画のリサーチに精を出しています。しかしコロナ以前は必ず映画を観るときはオリジナル音声の字幕付きで観賞するのがポリシーで、吹き替え版は邪道とさえ思っていたので、ここまで日本語吹き替えにハマるとは夢にも思いませんでした(笑)。今更ながらですが、文化遺産レヴェルの日本の吹き替え放送の質の高さと素晴らしさに驚嘆しているのですが、前回のコメント以降にリサーチした作品は、ダイアナ・ロスが伝説のジャズ・シンガーを熱演した『ビリーホリデイ物語・奇妙な果実』や、日本では劇場未公開ながら当時カンヌ映画祭で監督賞を受賞した、マルチェロ・ マストロヤンニ主演、ジョン・ブアマン監督の『最後の栄光』、ヘレン・ケラーの伝記を元に制作され、1962年版は日本でもソフト化されているものの、こちらも劇場未公開で、主役のヘレンに『大草原の小さな家』にローラ役で出演していたメリッサ・ギルバートを起用した1979年版の『奇跡の人』(ヘレンを教育するサリヴァン先生の声優は市原悦子さん!)、そしてアメリカ出身でフランスに渡り活躍し、日本とも縁があった伝説のジャズ・シンガーであるジョセフィン・ベイカーの生涯を描いた『愛と情熱のジョセフィン・ベイカー』などの作品です。ここに挙げた全ての作品は日本ではDVD化をされていないので、わざわざ海外盤のソフトを取り寄せて日本語吹き替え放送と比較して検証していました(その結果わかったことで、『ジョセフィン・ベイカー』のテレビ放送版は手に入れたDVDとは設定や編集が大きく異なり、さらにDVDには存在しないシーンが数か所あるという驚きの発見がありました)。
そしてこの他の作品では、エセル・バリモアを主演に迎えてロバート・シオドマク監督が光と影を巧みに使い恐怖を見事に表現した1946年制作のミステリー映画の傑作『らせん階段』や、アルフレッド・ヒッチコック監督のハリウッド進出第2作にあたる、第二次世界大戦前夜の欧州を舞台に戦争の愚かさを見事に描いた傑作サスペンスの『海外特派員』、DVDには野沢那智氏のヴァージョンが2種類収録されていますが、それとは別のアラン・ドロン役を松橋登氏が担当する『水曜ロードショー』版『太陽がいっぱい』、当チャンネルのセレクターである吉本宏くんが日本盤サウンドトラックのライナーを手がけていた、1974年制作のイタリア艶笑恋愛映画『流されて』、さらにフランス恋愛映画の金字塔であるクロード・ルルーシュ監督の『男と女』など、とても貴重なTV吹き替え放送をリサーチすることができました。その中でもリサーチできていちばん嬉しかった作品は、1976年公開のポール・マザースキー監督による1950年代のニューヨークを舞台とした青春ドラマの『グリニッチ・ビレッジの青春』でした。この映像は前回のコメント以降にネットにアップされたのですが、あまりの嬉しさに見つけたときは驚嘆の声を上げてしまいました。そして日本語吹き替え放送の素晴らしさに感動するとともに、この沈んだ気分にさせるコロナ禍の真っただ中に、これらの素晴らしい作品をアップしてくれた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

P.S.
今いちばんリサーチしたい日本語吹き替え放送は、先日亡くなったアラン・パーカー氏(『小さな恋のメロディ』の脚本家としても有名ですね)の監督デビュー作である『ダウンタウン物語』です。最近まで日本語吹き替え放送には興味がなかったのですが、この作品の吹き替え放送は強烈に心に残っているんですね。Wikipediaで調べてみると1979年2月11日に、テレビ朝日系列の『日曜洋画劇場』で初回放送されたらしいので、その録画映像がいつの日かアップされることを切に願い、ひとつの楽しみとして日々検索に励んでいきたいと思います(笑)。

2020_eryatm_コウジ

The Infinite Daisy Chains「Wake Up」
Japan, Man「The Bad Days」
Dan Croll「So Dark」
The Radio Dept.「You're Lookin' At My Guy」
The Nicholas feat. Akurei「Blink」
Jamws「Toronto」
Josh Fudge「7 In The Morning」
Cigarettes After Sex「You're All I Want」
Baseball Game「See You Tomorrow」
Skullcrusher『Skullcrusher』
Kate Teague「The Temporary」
Andrew Goldring「LYB」
Levyy『Slow Grown』
Ronnie K「See You Again」
Seraphina Simone「Cherry」
Ex Olympic feat. Roxy Caroline「Spinning Bottle」

Dinner-time 日曜日22:00~24:00
Cafe Apres-minuit 月曜日0:00~2:00



山本勇樹 Yuuki Yamamoto

このコメントを書いている日は、まだ猛暑真っただ中ですが、選曲が更新される頃は、初秋の爽やかな風に吹かれて、きっと暑さも少し和らいでいるでしょう。依然として新型コロナウイルスの影響が続いておりますが、ここ最近は街に少しずつ人が増えているような気がします。僕自身も感染予防しながら、仕事の打ち合わせや買い物を、街に出て行うようになりました。そんな中、少しでも音楽が皆さんの気持ちに寄り添うことができればという思いを込めて、このアーリー・オータムの選曲を組んでみました。なんといってもおすすめしたいのは、8月にbar buenos airesレーベルからCDリリースしたロドリゴ・カラソの『Octógono』で、今回もこのアルバムから「Antes del Tiempo」という素晴らしい曲を選んでいます。カルロス・アギーレも讃辞を寄せるアルゼンチンの新世代シンガー・ソングライターの一人として今後の活動も楽しみです。この曲が気に入った方はぜひアルバムもチェックしてみてください。

2020_eryatm_山本

Rodrigo Carazo『Octógono』

Lunch-time~Tea-time 月曜日12:00~16:00



武田誠 Makoto Takeda

人影がまばら、ということさえのぞけば、夏の風景はいつもとさほど変わりはなかったのでしょう。日が少しずつ短くなり、蝉の鳴き声に重なり合うようにして秋の虫の声が聞こえだす夕暮れどきともなれば、夏の終わりらしい切ない気分に苛まれることはいっしょだし。
生活をおくるうえで否応なく何かをリセット/リスタートしなければならないことと向かい合い、コロナ時代の向こう側で聴かれる音楽のことをしみじみと考えながらすごした夏に編んだEarly Autumn Selection。ルイス・コールとのユニット、KNOWERで知られるジェネヴィーヴ・アルターディの初ソロ・アルバムであるそのタイトルも『Dizzy Strange Summer』から、メランコリックなナンバー「Is What You Believe」「Before The Dark」を、様々な思いをめぐらし夏をすごしていた人たちの耳に届けたいと思います。

2020_eryatm_武田

Nick Zubeck『Venusian Blues』
Genevieve Artadi『Dizzy Strange Summer』
Oh Shu『Pulchra Ondo』
Alasdair Roberts『The Songs Of My Boyhood』
Meritxell Neddermann『In The Backyard Of The Castle』
Natalie Cressman & Ian Faquini「Already There」
Oracle Sisters『Paris I』
Robin Bacior「Earth Baby」

Lunch-time~Tea-time 火曜日12:00~16:00



waltzanova

usen for Cafe Apres-midiの選曲を始めたばかりの頃は、季節感が把握できておらず、しばしば先取りしすぎてしまったり、逆に時期を過ぎた選曲をしてしまったりしていたように思います。Early Autumn Selectionは、Calmが2年前に出したアルバム『By Your Side』からの曲タイトルにあるように、まさに夏の終わりと秋の始まりという時期であるとともに、仲秋の名月=「Harvest Moon」の季節ですね。僕が担当しているのは午後の時間帯ではありますが、トム・ウェイツのカヴァーやニーナ・シモン、エリカ・バドゥなど、月にまつわる名曲をちりばめてセレクションを構成しています。その中でご紹介したいのが、イスラエル・ジャズを代表するピアニスト、ニタイ・ハーシュコヴィッツの『Lemon The Moon』。タイミング的に昨年選べなかったので、ここで推薦しておきたいと思います。彼ならではのリリシズムとエレクトロニカも取り入れたサウンドがうまく調和していて、Rejoicerをフィーチャーした「Witch Is Witch」は以前もセレクトしたくらいお気に入りです。

今回のアルバム・オブ・ザ・セレクションはサンフランシスコを拠点とするバンド、Healing Potpourriの『Blanket Of Calm』です。タイトル通り、心地よい毛布に包まれているような気持ちになるアルバムです。中心人物のSimi Sohotaは、マイルド・ハイ・クラブの作品にも参加しているというのも納得ですね。僕が買ったグリーン&オレンジ・スプラッターLP(最近この仕様、多いですよね)のステッカーには、スティーリー・ダンやベル&セバスチャン、ビーチ・ボーイズの名前が並んでいましたが、僕が真っ先に連想したのはイタリアのロマンティックなシンガー・ソングライター、ジョルジオ・トゥマでした。そしてA&Mレーベルに残された秘宝のようなパイザノ&ラフのアルバム『Under The Blanket』も。こちらが冬を感じさせるとすれば、Healing Potpourriは春から秋にかけてのムードですが、ジャケットに描かれているワインは、彼らへのオマージュだと僕は勝手に思っています(笑)。ネオアコ〜インディー・ロック的な「Think About Us」と夏の終わりの空気感漂う「Moment Alone」を今回は選びましたが、どの曲もオススメなので、耳を傾けていただけたら嬉しいです。

画像15

Glenn Gould『Beethoven: Piano Concerto No. 1 in C Major, Op. 15 - Bach: Keyboard Concerto No. 5 in F Minor, BWV 1056』
Healing Potpourri『Blanket Of Calm』
Nitai Hershkovits『Lemon The Moon』
Lianne La Havas『Lianne La Havas』
Fabiano do Nascimento『Prelúdio』
James Tillman『Vm2』
Roos Jonker & Dean Tippet『Roos Jonker & Dean Tippet』
Annie Ross『Sings A Songs With Mulligan!』

Lunch-time~Tea-time 水曜日12:00~16:00

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?