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【やさしい成分解析】IPSA ザ・タイムRアクア

このページでは、化粧品成分検定1級を持つ美容ブロガー・うさよしが、化粧品の成分をわかりやすく解説していきます。

今回扱うのは、IPSAの「ザ・タイムRアクア

このページが、皆さまの化粧品選びの参考になったら嬉しいです。それでは早速始めましょう!

IPSA ザ・タイムR アクア 成分

トラネキサム酸*,グリチルリチン酸ジカリウム*,アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム,dl-α-トコフェロール2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム塩,シャクヤクエキス,精製水,ジプロピレングリコール,濃グリセリン,ポリオキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)ジメチルエーテル,ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル,ソルビット液,エデト酸二ナトリウム,クエン酸,ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル,2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液,1,3-ブチレングリコール,クエン酸ナトリウム,ピロ亜硫酸ナトリウム,ノバラエキス,マヨラナエキス,テンチャエキス,フェノキシエタノール
*は「有効成分」無表示は「その他の成分」


成分特徴①医薬部外品


IPSA ザ・タイムRアクアは、通常の化粧品とは異なり、医薬部外品です。

?「医薬部外品」とは?
「化粧品以上、医薬品以下」の商品のことです。
厚生労働大臣が効能・効果を認可した有効成分が一定濃度で配合されていて、その成分の名前や効能・効果を表示することができる商品のことです。化粧品の広告表現では書くことが出来ない、「にきびを防ぐ」「日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐ」「皮膚の殺菌」などの具体的な効果を訴求することができます。商品名に「薬用」と付いているものは、医薬部外品です。

つまり、医薬部外品は、一般的な化粧品に比べ、有効成分が高濃度で配合されているため、高いスキンケア効果が期待できるのです。

IPSA ザ・タイムRアクアは、

・トラネキサム酸 (抗炎症・色素沈着予防)
・グリチルリチン酸2カリウム (消炎作用)

を、有効成分として配合しており、

・肌荒れの予防
・ニキビ跡の赤みの予防・改善
・シミの予防

などに、化粧品よりも高い効果が期待できます。
ニキビや吹き出物などに悩んでいる方や、色素沈着(ニキビ跡・シミ)を予防したい方におすすめの化粧水です。

実は、この「トラネキサム酸&グリチルリチン酸2K」を有効成分としている医薬部外品は、資生堂の得意分野。IPSA以外の資生堂商品にも、同じ組み合わせの商品が数多くあります。

ドラッグストアでも買えるプチプラアイテムでは、アクアレーベル

なども、同じく「トラネキサム酸&グリチルリチン酸2K」を有効成分としている医薬部外品です。ご予算に合わせ、選んでみてください。


成分特徴②独自の保湿成分「アクアプレゼンターIII」


IPSAのザ・タイムRアクアには、資生堂が独自開発した「アクアプレゼンターIII」という保湿技術が搭載されています。

アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(14) ポリオキシプロピレン(7) ジメチルエーテル、ポリオキシエチレン(17) ポリオキシプロピレン(4) ジメチルエーテル、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液

これらの成分を、独自の技術で肌表面にとどまらせ、長時間「潤いの膜」を作り、乾燥状態に応じて肌に水分を補給していく、という凄い技術を使っています。いわば、「人工の潤いタンク」のようなイメージです。

通常の化粧水に比べて、より長時間の潤い保持効果があるので、乾燥肌の方にもおすすめの化粧水です。日本最大の化粧品メーカー、資生堂の高い技術力が詰まっていますね!

また、水に粘度を与えるグリセリンなどの保湿剤や、増粘剤などが成分表示に記載されていないので、テクスチャーは水のようにさらさらとしています。「高い保湿効果は欲しいけど、ベタっとするテクスチャーは苦手」、という方にもおすすめの商品です。


成分特徴③アルコールフリー、ノンコメドジェニックテスト済み


IPSAのザ・タイムRアクアは、エタノールなどのアルコールが入っていないので、アルコールに敏感な方にも安心して使っていただくことが出来ます。

エタノールは、悪者にされがちですが、有効成分の角層内部への浸透を促す作用があるので、効能や使用感アップの目的で使われることが多いです。特にデパコス。
だけど、このイプサのザタイムRアクアは、デパコス化粧水に珍しいアルコールフリーです。エタノールに頼らず、高い保湿力を実現しているという凄い商品なんです。

その他、ニキビのもとになりにくい「ノンコメドジェニックテスト」も実施しているので、スキンケアによる肌トラブルになりやすい方にもおすすめです。

また、記載されている安定化成分(例)は以下の通りです。

・クエン酸ナトリウム (pH調整)
・ピロ亜硫酸ナトリウム (酸化防止剤)
・フェノキシエタノール (防腐剤)

安定化成分が少ないので、一見低刺激で安心な商品のようにみえますが本当にそうかは分かりません。それは、この商品は医薬部外品のため、メーカー側に全成分表示の義務がないからです。ですから、表示されている以外にも、何らかの安定化成分が使用されている可能性もあります。
使用されている全ての成分を確認したい方には、向かないかもしれませんので、注意してください。

こんな方におすすめ


・肌荒れやニキビをケアしたい方
・ニキビ跡などの赤みが気になる方
・乾燥肌の方
・敏感肌の方

総合評価

★★★★★

<メリット>
・肌荒れ防止効果のある有効成分が配合されている
・シミ予防効果のある有効成分が配合されている
・独自開発の、高い保湿効果のある成分が入っている

<デメリット>
・医薬部外品のため全成分の確認が出来ない


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