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「そんな方法で?」脳内で喋り散らかすChatterの口をつむがせた話。

「………。」

「………。」

「…マジか。こんなことで止まるの?」

四六時中脳内を駆け巡る言葉が意識せずに口をつむいだ。

脳内でしゃべり散らかす声

これについてはいろんな呼び方があると思うけれども、私が中学生のころには既に先生かなんかがその話をしていたので、脳内の声が時に人々を悩ませることがあるのは確かだと思う。

宇佐兎三自体、毎日とまではいかなくて週のうちに何回かは自己流の瞑想めいたもので、無理矢理にでも5分程度脳内の声を黙らせている。
宇佐兎三のやり方といえば、瞑想ってやり方を間違うと危険という話も小耳に挟んだことがあるので、コロナ中は公園を歩いたり、今では並木道で自転車に乗りながらやっているのだけれども、ここからここの区間は言葉で何も考えないと決めるというもの。
その代わりにするのは、目で景色を見て、耳で音をきき、頬をかすめる風を感じて、最近はマスクをしているけれどもしていないならば匂いを感じるという、五感のうち味以外の四感に集中することによって脳内のおしゃべりを抑え込むという方法なのだけれども、気を抜くとすぐに考えてしまうくらいに、5分それをやるだけでも結構キツイ

ただ、5分も黙らせると思考が再起動されたみたいに結構リフレッシュしてスッキリはする。とはいえ、この方法で止められるのは自分でここまでと決めた区間だけだ。

さて、このおしゃべりを止める話でものすごく印象に残っていたのは、ユヴァ・ノア・ハラリの「ホモ・デウス 下巻」に出てくる米兵を取材した記者の話だ。

電極のついたヘルメットをつけたあとの数週間の話についてこう語っている。

「頭の中の何もかもが口をつぐんだ…自己不信と無縁の自分の脳というのは新発見だった」

ユヴァ・ノア・ハラリホモ・デウス 下巻」第8章

健康的に黙らせる方法があるのか!というのは、素直に驚いたしいつかやってみたいとおもっていたわけだけれども、米軍がもっている電極のついたヘルメット…どう逆立ちしても縁がありそうな気がしないと思っていた。

ちなみに、Chatterはもちろん必要なものだからあるわけで、「Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法」によれば、

働きとしては、ワーキングメモリーで健忘症になると、脳内でのおしゃべりがなくなるらしい。健忘症はこまる一方で、それ自体は幸福だという。

大概の人にとって、良いにつけ悪いにつけ語り続ける脳内の声はものすごくうるさく、さらにいうと不安を結構な確率で煽ってくるのがうざくて仕方ないのだ。

そんなわけで、必要なのはわかっているけれども、機能を保全したまま押さえこめるの?って話はものすごく興味があるわけで。

モーニングノートという方法

私の考え方の何割かに影響を与えてる岡田斗司夫氏が言っていたからっていうのがあって、元ネタはこの本だそうで、それなりに平積みされていたりするので存在は知っていたけれども、全くもって読む気が無かったんだよね。

話を聞いたらちょっと読んでみようかなと思ったけど。ただ、現状手にとってはいないので岡田氏の動画ベースで話を進めようと思う。

モーニングノートのやり方
1 A4判のノートを用意する
2 毎朝、起きてすぐ3ページ書く
3 なんでも構わない。(排水)
4 絶対に、誰にもみせない

”人生は諦めの連続” ←これを今日から変える方法。【岡田斗司夫 / 切り抜き】

解説については15分程度の動画なのでそちらを見てもらった方がいいと思うんだけれども。(タイトルのつけ方は意味不明だなと思うけれども)

要は、A4のノートに3ページ朝すぐになんでもいいから書くことによって、理性脳(要はこの記事の前半でいうところのChatter)を疲れさせる。そうすることによって、アーティストな脳が動き始めるよって話なんだけれども。
動画後半のアーティスト方面の方については、忙しければやらないこともあるもののなんとなくそれっぽいことは元からしていたのと、引っ越しから1年くらいは近所を回るだけで大冒険なので、言及しないでおこうと思う。

目から鱗ポイントは、夜日記をつけるのではなくて、朝からしかも3ページも書いてしまうという点。手書きで書く理由は思考速度の調整らしい。中高生の頃は日記を書いてたこともなきにしもあらずだけど、それでもせいぜい1ページとか2ページなんだけど。
A4判のノートがなかったから、とりあえず家にあったB5に書き始めて見たんだけれども。
どうせ文字で書くんだったらB5なら4ページ書けばいいんじゃないかなんて思った部分もあったけれども、よくよく書いた字数を計算して見たら
私の文字の大きさで1ページ850字。つまり3ページ書いたら2500字、4ページで3400字だったりするわけですよ。

人に読ませる気の無い殴り書きノート

これは3ページでもいいかもしれないと思ったのは、私が素で書くnoteってだいたい2500字程度が多いので(この記事も推敲ある程度やった時点で2600字程度)、誰にも見せない推敲無しであれば30分〜1時間でいけるのでまぁ無理なくかける範囲だなと思った次第で。
でも、note見てても2500字とか書いてる人ってあんまり見ないけど、3ページって割とキツイ字数になってくるんじゃないかなってちょっと思ったけれども。

ちなみに内容的には、400〜500字程度のとりとめもない話を6本だけれども表に出せないようなドロドロした気持ちも書いている。自分との対話なのであくまでも見せない内容をということだけれども、表には書けない部分も含めたnote記事にする元ネタなんてのは入ってきてもいいのかもしれないよね。

そして、書き終わってソファに座って一息つこうとした私は…

「………。」

「………。」

冒頭のこれですよ。どんなに押さえ込もうとしても、「めっちゃしゃべるやん」状態だったChatterが「疲れたからもういいよ」ってなった上で、若干ネガティブなことも「まぁいっか」ってなっている気がして。
何よりも口をつむがせるためにあの手この手をしていた私にとってはものすごく画期的だった。

毎朝2500文字書くって結構大変だけれども、岡田斗司夫氏が人に言いたくなるっていうのはめっちゃわかる。私も他の記事を書こうと思っていたのを昨日iPhoneのメモに箇条書きでネタだししていたのにそれを吹っ飛ばしてでもめっちゃ人に言いたくなったから(笑)

家にあるノートでも始められるので、頭の声がうるさい!って思っている方は是非一回試してみてはいかがでしょうか。

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