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多様性の尊重とは肩書きを見ないつきあいという話

男友達とサンリオショップで買い物をしながら、
「ぼく、かわいいものが好きなんですけど、他の友達にLGBTなんじゃない?って言われて…」
なんて言われたけど、

どっちでもよくない?

って思った。

SDGsの取り組みの中で「ジェンダーの平等」とともに「多様性」や雇用の現場では「ダイバーシティ」なんて言葉もよく聞かれるようになっているけれども。このあたり難しいんだろうなって思ったりしていて。

個人的には答えが出ていて、

相手の肩書きやラベル(レッテル)、持ち物は参考程度にしかみないで働きや行動に着目すること。

持ち物っていうのは、リアルなら所有している車自慢とか、ゲームなら称号自慢とかめんどくせーなってやつです、はい。それって私に関係あるの?
私に何か話したいならどんな楽しいことをしたか教えてよ!っていつも思ってます。

現実でももちろんそういう話もぼちぼちあったりするのだろうけれどもただでもコロナで人の動きが停滞している中、今回はゲーム友達やゲームでの攻略メンバー募集について思うところがあってオンラインは現実よりちょっと早い形でいろんなことが起こると前から思っていてコロナ後では現実でももっと身近にこういうのあるんだろうなと思っていて。

外国人排除の動き

私がやっているオンラインゲームでは12月の新ストーリーの追加と共に、日本人がメインでいるサーバーに大量の中国人がなだれこんできていた。中国人専用サーバーもあるのだけれどもおそらく当局のチェックの影響もありストーリーの追加がかなり遅いというのが一番の原因で。

8人でやる難しめのコンテンツでは攻略メンバーを募集してやるというケースがあるのだけれども、突如としてその募集の半分が外国人という前代未聞のケースになったんだよね。ただそれ自体は、大陸の中国人プレイヤー(外国に住んでるタイプはノーカウントとして)が中国版ではなくインターナショナル版をやること自体がアウトらしく先月中旬くらいに大量にBAN(運営からの排除)されたわけだけれども。

元から日本語しかできないプレイヤー多くのプレイヤーの中には外国人プレイヤーを忌避する動きは前からあったのだけれども、そこで残ったのはいままで以上の外国人アレルギーだった。

私自身、1月のはじめに追加された高難易度レイドに挑戦していたのだけれども、そのきっかけが10年来のアメリカ人の友達が「やりたいけど、英語版でプレイしてて敵の攻撃とか技の名前の日本語がわからなくて不安だから一緒にやろう」って誘われたからだった。

彼女自体は、高校生から日本語を勉強をしていてその頃から知っているのだけれども、日本に留学してきてたりして今は日本で働いていて私が知る限り彼女の日本語は「外国人としては完璧」だと思っている。

それですら言語表示を確認すると英語でやっているプレイヤーだからという理由で、パーティに入ってしばらくしてから「中華パーティですか?抜けますね」っていう人がいたりした。日本語だけでずっとチャットしていたし、彼女アメリカ人なんだけど。そしてどんなに長くても1時間半から2時間で終わるようなコンテンツの募集ですらそれでは、現実での話はもっと長いことの方が多い。

そして、停滞している人の動きが解消されたのちこういうことが現実でも起こるのかもしれないなって思っていたりする。

増え続けるラベルと多様性

伝統的なラベルの一つだと思う「外国人」を一例にしてみたけれども。中学生の頃、国語の練習問題で「人は名前のつかないものを認識できない」という文章を読んだことがあるのだけれども、逆説的に名前をつけることで区別することも覚えるんだよね。

SNSをみていると、今まではなかった感情やものごとに名前をつけていく作業というのはメディア主導だけではなく、SNSに参加している個人主導ですらバズれば市民権を得てしまうという可能性がある昨今、何かの病名とかすらも自分のアイデンティティにしてしまうみたいなところがあって。そしてSNSの戦略として、自分のラベルと羅列していくことで似たような相手から見つけやすくするということすら行われているけれども、多様性の尊重とは反対方向いってるなというか、

差別はされたくないけれども、区別はされたい

みたいなところがあるのかななんて思っていたりして。でも細分化を最大限にしたラベルの行き着く先は「個人」な気がするので、逆行しているようで案外そうではないのかもしれないと思いつつも、できるだけラベルに惑わされずに相手のことを見たいなって思うのでした。

蛇足

伝統的な宗教の関係で日本人の方が多様性に対してもともと結構寛容だとは思うけれどもね。砂漠の宗教の国の人々みたいに1か0かみたいな判断を割としないで、0〜800万の数値のうちどれでもいいという考え方は神様の数だけではなくて海外の人と話しているとそれ以外のところでも感じるところがあるのは、侵略による再教育みたいなものを受けづらかった国柄とかもあるんだろうなと思うのだけれどもその話はいつか。(ただし、その分「外国人」にだけは拒否反応しちゃうんだろうけれども。)

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