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サーて、今週のヒサコさんは?幸運は自分でつかみとれ!


12日目

間違った薬を処方された


※あくまでも、医療関係者ではない、娘の個人的な意見です

ただ、私も出版社に勤務しており、沢山の書籍やインターネットで
検索もしているのですが、上手く情報が取れない、上手く自分の状態
を説明できない、上手くコミュニケーションが取れない人は
なんとなく損をしている気がする時があります

または、自分では考えず、お医者さんや施設のおっしゃる通りと従う人は
自分の人生ですら、他人任せにしてしまう

ブログで、医療職でないと、医師に物申すことがしにくいとコメントも
いただきました。コメント、本当にありがとうございます!

そういう私も、
こんなに、沢山の情報を持ち、体力もあり、主張も出来、
会社では説明が上手と言われる私でも

お医者さんや施設の人の言うことに抵抗する

ことはとても困難です 

母は、アリセプトを処方され、突然、失神して倒れてしまった後(アリセプトをストップ)も妄想や幻聴は止まらなくなり、施設を追い出されることになりました

その高級有料老人ホームのスタッフの方々は、それまで優雅で親身に見えていたのですが、母が大声をあげたり、暴れたりすると、手の平を返したように、本人、家族に冷たくなり

ある日、ケアマネさんと、施設の施設長、事務局長、看護師、スタッフ計6名に私1名が会議室で取り囲まれ、母親は「統合失調症」の可能性があるから、

精神病院に入れなさい、
叫んだり、暴れる人は出て行ってほしい


と言われました

出て行ってほしいと言われても、うちは、娘は遠距離(東京)だし、
母親が一人で実家で暮らせないし、暴れる人は他の施設でも預かれないと
言われてしまうと、もう

「精神病院」行き一択しかありません


施設から精神病院のリストを渡され、自分で電話をかけて、次の病院を
早く見つけろと

その10件の精神病院のリストに電話すると、

「うちは、強い薬で落としますが良いですか?一度、入ると社会復帰でき
ないかもしれませんが」と言われてしまいました

どの精神病院もそれに近い言葉を言われます
父親が懇意にしていた施設のスタッフに聞いても、精神病だと、まず強い薬
で落とすよねーと

「薬で落とす」とは、やくざ映画でしか
聞かないセリフ

母が薬で落とされるシーンを思い浮かべて
恐ろしくなりました

そして、6人に囲まれて、精神病院に入れろ入れろと言われ
続けると、こんなに体力、気力がある私ですら、抵抗する力
がなくなります
ましてや、お年寄りや気の弱い人ならいいなりになるでしょう

妹に電話して、泣いたり、喧嘩したり、でも、私が明日、
いよいよ「精神病院」に母を連れていくしか選択肢がない
と決まった時、大きな病気をしたことが無い私ですが

帯状疱疹と、膀胱炎

を同時に発症
どちらも免疫力の低下が原因、強いストレスからです

身体に反応が出るほど、お医者さんや施設のスタッフ、ケアマネに
一人で対抗することが大変だったことを覚えています
そんなことは生まれて初めてです

これから介護を始める後輩女子への教訓としては、

話を1人で聞かず、家族など、
できるだけ複数人(チーム)で聞いて、
心の負担を分散することでしょうか


うちの場合は、妹が関西に来ないので、私1人で聞きましたが、やり取りをライン通話で同時につないだり、録音したものを後で共有するなどしました

介護する側の健康に留意し、おいしいものを食べたり、楽しいことをして、視野が狭くならないように心がける、
そして、手分けして一番いい方法を検討する
施設も病院も、ケアマネも、本人のことを思っていたより親身には考えて
くれない印象を持ちました

ケアマネは担当する要介護者も多く、ビジネスライクに話を進めたがり、
施設はトラブルを起こす人を追い出したい
それは無理もない、しょうがない、そんな人、施設ばかりではない

分かっていましたが、私はあきらめることができませんでした

家族だけが、母を守る最後の砦にならないといけないと思ったからです

ここから、

母の人生は意外な方向に好転?します


 

つづく


今日の教訓


・自分で調べて、自分の頭で考える
病院や専門家もたまに違うことをいう時もあります

・違うと思ったら、あきらめないことが大事です


※この記事は、医療や介護の専門家ではない、娘の視点で書かれています
感想には個人差があります

#遠距離介護
#認知症
#誤診
#精神病院
#医療者に抵抗

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