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空のおはなし

二年前の春あたりからでしょうか。
いや、五年前の夏かな。
空をよく見上げるようになってきました。
徐々に頻度は上がります。

昨年夏、子どもさんのお絵かき講座で「そらをかいてみよう」をテーマにしてからはなおさらです。春夏秋冬朝昼晩、頻繁に見上げます。

何事もそうですが、
何度も繰り返していると見方が少しずつ深まっていったり広がっていったりします。

はじめは雲のかたちや濃さうすさ高さくらいだったのが、
空の奥行き、雲の高低差をつけての住み分け、雲の密度、陰、太陽の方向…。
少しずつ情報量がふえてきます。

気象予報士方向には進まず、
大気圏、そしてその先に意識を進めてみましょう。
日暮れあたりからは、星がちらりと見えはじめ、宇宙にもつなげやすくなってきます。
雲の陰や光り方で、太陽に対して地球がどう動いていってるとこなのかも、認識しやすい。なるべくお空が広く見えるところがおすすめです。視界にどれだけの割合を占めているか、意識を地球や星方向に持っていきたい場合、それはなかなか大切です。

天体の知識がとぼしいのは残念ですが、太陽系のものでないあの星は恒星であり、恒星は自ら光を発していると。光を発する?つまりは燃えてるというわけですよね。ほおお、燃え続けてらっしゃるんですね。おそらく太陽みたいに磁気だかなんだかもたくさん放出してらっしゃるんでしょう。そういうものが占星術なんかにからんで、わたしたちいきものに影響をおよぼしているのでしょうか。あんなに遠いのにねえ。そう考えると、実はたいして遠くでもないのかもしれないなあ。

帰り道、意識をぽーんと遠くへ持っていくと、
感覚が澄んで心が広くなるよう。
扉を開け家の中に入ると、近視眼的世界に切り替えです。

眼鏡屋さんは、
「遠くを見て近くを見て」
の切り替え訓練が目の健康には必要だとおっしゃる。
ならば意識も遠くへ近くへをせっせと切り替えるほうがいいのでしょうか。遠くのほうがらくちんだからといって、それだけではだめなんでしょうねえ。そうですね、何事も偏りはよろしくありません。めざすは中庸中庸。

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