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部活の思い出その1 ~ずぶの素人、合唱を始めた編~

自己紹介にも少し書きましたが、私はかつて合唱をやっていました。
中学入学から、短大を卒業するまで8年間。


短大の時は、学内サークルと外部サークルをかけ持っていたので、かなり(すごく?)歌う時間が長かったなと自分でも思います。

そんな合唱生活の中で特に学んでよかったと思うのことは2つ。
「体の鍛え方」「体の使い方」です。
そこについて、これからnoteでも書いていきたいと思っています。

・・・そう考えていたら、「部活の思い出」というハッシュタグを見つけたので、どんな体験をしてきたのか?第二の自己紹介として書いてみたいと思います。

とはいえ、全部書くとたぶんすごい量になるので。
今回は、ほんとにほんとに初期の話だけを記事にしますね。

ちなみに今回は、体の鍛え方などについては出てきません( ;∀;)

しょっぱな=コンクール!?

たぶん、どこの学校でもそうだと思うのですが部活をいくつも回って、体験できる時期がありますよね?

私にもその時期はあったはず・・・なのですが、迷うのが好きではない性格も影響して、最初からずっと合唱部にしか行きませんでした(^o^)/

最初の頃は、ほんとに体験。主旋律がすぐわかる曲に先輩がハモりをつけてくださって自分がひたすら主旋律を歌わせていただいてました。

前年度の文化祭で上演したミュージカルで使った、豪華なドレスを着せていただいたことも。ひたすら、楽しい!(^o^)でしたね。

でも、入部する!という宣言をして少し経ったら・・・来ました!
本格的な「課題」が。

そう。合唱部にいたことがある方ならお判りでしょう。

この時期、もう2~3年生にとっては練習したくてうずうずしているものがありますよね?

NHK全国学校音楽コンクール、略して「Nコン」の課題曲です!!

私は、声が大きいだけで何1つ習い事をしたことのない人間だったんです。

保育園でケンカをしたら300m先の部屋から先生がすっ飛んでくる大声。
それくらいしか、武器(?)がなかったんですね。

そんな人間にとって、混声3部の3分など優に超える曲の楽譜・・・。
「謎、謎、謎だらけ」でした。

毎日が初体験?!

当時は声変わり前だったので、まんまとパートはソプラノ。

あ、この話はまた改めてしますが女子でも声変わりはあります。
私の場合は、中学2年までソプラノでした。

で、話を元に戻すと。

「ソプラノだから主旋律だろうから覚えれば楽なんじゃない?」
なんて思ってました(´・ω・`)

今考えれば、その根性で合唱は無理、なんですけどね。
はい、見事にその甘~い考え、打ち砕かれましたよ。

だいたいこれからご紹介する内容で、どの課題曲だったか想像つく方もみえるかもしれません。

★しょっぱなアカペラ
★転調しまくり
★4小節ほど、ロングブレス技が必要な場所がある
★歌詞がパートごとで違う部分がある
★ハミングだけでどこ歌ってるかわからなくなりがちな部分がある

繰り返しますが、私は一切習い事をしたことがなかった人間です。

転調すら知らなくて、何のこと?
カンニングブレスも知らなくて、行けるなら一息で行っていいよね?
なんてレベルでした。

とりあえず先輩のまねをしてみるしかない・・・\(゜ロ\)(/ロ゜)/
毎日そんな感じだったのです。

なんじゃこらー!!

そんな生活の中1番、「なんじゃこらー!!!」とパニックになったのは「移動ド唱法」。

小学生レベルの楽典でさえダメだった私は、ほんとにパニックでしかありませんでした( ;∀;)

あ、合唱やったことのない方のために少しご説明しますね。

普段使っているドレミファソラシドの通りに、階名で歌うのは「ハ長調の曲」を歌う時か、「固定ド」という歌い方をする時だけなんです。

他の調、たとえばヘ長調の曲を歌う時はファと普段言う音を、「ド」と歌うんですね。

とりあえず「ド」がどこだけかは耳ダンボして聞き逃さないようにして、そこをもとに1つずつ楽譜に「ド、ソ、ミ・・・??」なんて書き込んだんです。

これだけでも、結構しんどい・・・(+o+)のですが、ハードルはこれだけじゃありませんでした。

移動ド+暗譜

Nコンに出場したことがある方ならお判りでしょう。
あれは「暗譜」が基本です。本番で楽譜、見られません。

ピアニストがどれだけうらやましかったか~(論点ズレてる)。

そこで、顧問の先生に出されたミッションが「移動ド+暗譜」。

歌詞を覚えるのは当然のこと。

移動ドまで暗譜すれば、音の微妙なズレを修正しやすくなる。

つまり、曲を歌えばどうしたって発生しがちな「曲が終わってみたら、音が全然違ってた」を防止するための策だったんです。

・・・まあ、部分ごとの雰囲気を正しく把握する目的もあったと思うんですけどね。

泳げないのにプールに飛び込んじゃったら、泳ぐしかない。
そんな心境で、移動ド唱法の暗譜に取り組んだ覚えがあります。

そして迎えたテストの日・・・

全員で、移動ド唱法で歌う。間違った人から座る。

コンクールを目指す学校ではよくとられるであろう練習方法でテストが行われました。

結構、いい線まで行けたんです。
楽譜で言ったら最後の1ページまでは行けた。

でも、最後から6小節目でやっちゃったんです。今でも鮮明に覚えてます。

そのきっかけは「ガサっ」という、同期が立てた楽譜の音。

「もうちょっと、自分のやることだけに集中できてたら!!悔しい!!」
帰宅してからもそう、自分に怒っていました(*_*;

でも今考えたらこの経験、そのタイミングにできてよかったと思うんです。

合唱は、自分のことだけに夢中になっていたらできません。

指揮の先生の指示はその時々に変わるから、見ていないとダメ。
同じパートはもちろん、他のパートの声も聞かなきゃダメ。

でも、それも含めて「必要なこと」に集中していなければできないことなんですね。

合唱人生のとば口でそれに気付けたのは、本当にありがたかったなと思います。

まだまだ語り足りませんが・・・

今回はこれくらいで、お暇させていただこうと思います。

本編には書いてこなかったんですけど、当然ながらこの時すでに腹筋とか、発声とか、体を使うことはやっていたんです。

でも、その大切さがわかったのはまだまだ先のことでした。
今回のお話の頃は、テクニックや知っていることが増えるのがうれしかったくらい。

ただ、その中で「集中!」と思えたのは本当に大きな経験でした。
部活って、一生懸命になっていればすごい学びが得られるものだなと、改めて思います。

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