温かいスープがあってよかった
今日は、前回がいつだったか思い出せないくらい久しぶりに、スープストックトーキョーでご飯を食べた。
ここ数年の私の状況でいえば、基本は在宅で仕事をしているから、普段は自分のタイミングで食事をとれる。
1人で外食をするときというのは、たまたま外出したときに、うっかりお腹の具合が限界か、限界を超えようとしているくらいの空腹に達してしまったときだから、スープストックを選ぶとことはない。
だって、スープとパンでペッコペコのお腹が満足するとは思えないから。
でも、実際に食べてみたら満たされたりするんですけどね。
猛烈に腹が減っているときは、もっとボリューミーなものを欲しちゃったりするわけです。
今日はもともと、用事の合間に外で食事をする予定だったから、そこそこの空腹具合で向かったのだった。
スープストックトーキョーを目にする度に思い出すのは弟のことだ。
昔、弟が心の調子を悪くしたことがあった。
幸い、順調に回復して、今はもう病院にも薬もお世話にならずに、親バカなお父さんをしているんですけどね。
当時、弟は病気であることが発覚する前、壊れかかっている心身を騙しながら働いていたとき、食欲なんかなかったけれども、スープストックでご飯を食べていたんだ、と後からきいた。
食べる気力がないとき、それでも食べた方がいいんだとわかっているとき、弟の近くに温かいスープがあってよかったな、と思う。
それ以来、私はスープストックの近くを通る度に、心の中で「ありがとう」と思うのだ。今日は、スープを飲みながら、ありがとうって思ったよ。
ちなみに、今日は、オマール海老のビスクとボルシチにしました。
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