タイのマクドナルド
チーズバーガーにポテトのMと、たまには、コーラじゃなくて、タイティーにしてみたら...、
失敗だった。
ポテトの塩味に、激甘タイティーは重すぎる。やはり、マックには、コーラがベストマッチにつくられている!長年のすりこみはそう簡単に上書きできない。
タイのマクドナルドで注文するとき、飲み物を指定しないと、勝手にコーラを出される。これ、タイあるある。それだけ、コーラを出しておけば間違いないだろうという空気は、タイにも浸透しているのでは、と思う。
最近では、タッチパネルで注文して、カウンターは支払いか商品の受け取りだけ、という仕組みになっているので、「勝手にコーラ」の場面にも出くわさなくなった。
だからこそ、浮気心というか冒険心というか、無駄な揺らぎが起きて、タイティーを選んでしまった。
やはり、ベストマッチは、馬鹿のひとつ覚えと紙一重。愚直に、ブレずに行くべきだったか。
来タイ当初は、飲めたもんじゃない甘さ!と思ったタイティーだが、今となっては、タイティーともベストマッチな瞬間がある。晴れの日の日中に屋外を歩き回ったあとのタイティーは、重労働のあとのビールがごとく、登山の途中のチョコレートがごとく、身体にエネルギーを注ぎ込んでくれる。
慣れた風をよそおって、辛さ控えめにしてもらわなかったソムタムを食べたとき、タイティーがピリついた舌を癒やしてくれる。
そういえば、タイのマックには、ガパオライスなどのタイ料理のメニューがある。それには、タイティーもイケるんじゃないだろうか。
マックにはコーラと言い切っておきながら、ふと、朝マックにはコーヒーがいいな、と思い出してしまった。
着地がないまま、この話、終わります。
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