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おしゃべりが足りない

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日々のこと。思ったこと、感じたこと。ひとりでいるのが好きなのに、口下手なのに。それでも、時々、おしゃべりが足りない!と思う私の、オチも教訓もないハナシ。2022.6月~
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#創作大賞2023

眠り

村上春樹氏の短編作品『眠り』。 ある日突然、眠れなくなった主婦が、昔のように本を読み、チ…

うさみみ
1年前
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犬とホクロと

犬に吠えられがちな人生を送る私であるが、思えば、それには幼き頃にきっかけがあったように思…

うさみみ
1年前
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ラベンダー色のランドセル

1か月以上も前のことだけれども、姉のラン活に同行した。「ラン活」というのは、「ランドセル…

うさみみ
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おにぎりセット

家から歩いて10分くらいのところに、おにぎりとお惣菜を売っているこじんまりとしたお店がある…

うさみみ
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手紙Vol.2

そういえば、「お手紙ごっこ」のことを書いていなかった。 小学校1年生か2年生だった頃、私は…

うさみみ
1年前
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ウワバミ

ある人に、『人間の土地』を紹介する機会があって、そのときに「作者は、ほら、『星の王子さま…

うさみみ
1年前
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手紙

手紙は、小説やドラマの中でリアリティのないもののひとつだと思う。 小説に出てくるような、モスグリーンのセーターにチノパンを履いている男性に会ったことはないし(時代設定にもよるかもしれないけど)、ドラマを観ると、ドジっ子新人見習い女子にしては部屋が広すぎる(家賃いくら?)などと思ってしまったり。 そういうリアリティのなさは、手紙がダントツだと思っている。 まず長文過ぎるし、そして名文過ぎるのだ。 プロの作家が書いた文章なんだから当たり前といえばそうかもしれないけれど。そんなに

姪と私とカード

姪が、封筒に頬をスリスリする姿の写真と、封筒を持って小躍りしている動画が姉から送られてき…

うさみみ
1年前
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銀色に光るもの

ネットで注文していたニットスカートが届いたので、履き心地を試しに、近くの公園に散歩に出た…

うさみみ
1年前
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おにぎりボブ

癖毛剛毛多毛なものだから、美容室にはマメに通っている。月に1度、カラー&カット、3~4か月に…

うさみみ
1年前
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お母さんに見られたい

前回、U-NEXTで『AND JUST LIKE THAT… 』を観たことを書きました。その流れで、『SATC』の過…

うさみみ
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季節の変わり目に靴の話

だいぶ空気が秋めいてきた。久々に私は、サンダルではなくスニーカーを履いて出かけた。 夏以…

うさみみ
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夫の秘密

私は、妄想や物語が好きなものだから、ポエムっぽいことや格言めいたことを言いがちで、そして…

うさみみ
2年前
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カエルとウサギ

道路の真ん中に何かいる、と思ったら、カエルだった。私が見たことあるカエルの中では、大きめの...たぶんヒキガエルだ。 緑道がある町にはよくこのヒキガエルがいる、という印象がある。昔住んでいたところにも緑道があって、マンションの玄関あたりで、出くわすことがあった。 そうなるともう、私は家に入ることが出来ない。こちらの動きが刺激となって、ひょこっと飛び跳ねて向かってきたりしようものなら、たまったものじゃない!! 幼い頃から、私はカエルが苦手で、見つけると姉に「怖いからやっつけ