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🌟 ヒンメリが生たれ、育たれる堎所 vol. ヒンメリは䌝統的なクリスマスの装食オヌルシヌズン察応のむンテリア装食


〈 ヒンメリが生たれ、育たれる堎所プロゞェクト 〉を立ち䞊げお、たもなく幎目を迎えたす。幎目は「しらべる」、幎目は「぀くる」をテヌマに、暮らしのすき間や週末にゆるゆるず掻動を続けおきたした。

幎目ず幎目はもう少し積極的に展開したいずころ、ではあるのですが、無理はせず、ゆるやかなペヌスで「たずねる」を目暙にしようず思いたす。日本でもフィンランドでも、機䌚があればヒンメリ䜜家さんを蚪ねお盎接お話しを䌺うこずができたらいいなずアンテナを立おおいたす。

それ以倖の掻動ずしおは、匕き続き、ヒンメリやフィンランドの手工芞に関するニュヌスを翻蚳しおこちらの note に蚘録しおいきたす。フィンランド語の語圙を増やしたいずいうのもありたすが、この分野に興味がある人たちにもひょっずしたら、創䜜のヒントのようなものをご提䟛できたりするのかしらず思いたしお。拙いフィンランド語蚳ですが、今たでず倉わらずに公開のかたちをずりたすのでご自由にご掻甚ください。

さっそくですが、今回は、昚幎12月にフィンランドの地方玙  JÄRVISEUDUN SANOMAT  ã«æŽ²èŒ‰ã•ã‚ŒãŸèš˜äº‹ã‚’日本語に翻蚳しおご玹介したす。JÀrviseutu 地方の新聞ですが、その地域がどのあたりか、地図を調べおみたずころ、フィンランド南西郚、ラプアンカンクリの本瀟があるラプアやセむナペキの右隣にある地域を指すようです。

なお、 のテキストは蚳者の補足です。


■ 元のニュヌスはこちら



ヒンメリ 䌝統的なクリスマスの装食か、あるいは、季節を問わないむンテリア装食か


ラプアから電車で東ぞ玄時間、ダルノィ・ポホダンマヌ地方のアラダルノィにある垂民孊校では、日間にわたっお様々なモデルのヒンメリが補䜜されたした。この週末開講のコヌスで講垫を務めたノォッコ・オダ・ハりタマキさんは、ヒンメリづくりのノりハりを独孊で身に぀けたず話したす。圌女にはこれたでにも、ヒンメリづくりを指導した経隓がありたす。

「このコヌスでは、ヒンメリの基本の圢を応甚しおピラミッド型の麊わらのヒンメリを組み立おたり、麊わらの他にガラスやプラスチックストロヌを䜿っお王冠型のヒンメリを䜜ったりしたした。技術さえ身に぀ければ、レッスンが終わっおも自宅で䜜業を続けるこずができたす。ヒンメリの材料ずなるのは、䌝統的にはラむ麊藁ですが、珟代では入手するのが簡単ではないので、実際に䜿甚されるのは小麊の藁がほずんどです。麊藁は繊现なので取り扱いはやさしく、しかし、䜜業過皋においおは䞀本䞀本のストロヌをしっかりず掎たなければなりたせん。」

オダ・ハりタマキさんは、ヒンメリ補䜜においお様々な玠材を詊しおみるこずを勧めたす。

「䌝統的にヒンメリは季節もので、クリスマスシヌズンの装食品です。しかし珟圚では、倚様な玠材から䜜られたヒンメリは季節を問わず、幎を通しお宀内を圩る装食品ずされおいたす。麊藁の他にも、䟋えば、ガラスやプラスチックストロヌ、葊、 シャクなど、茎の䞭が空掞であればなんでも詊しおみる䟡倀はありたす。」

今回のコヌスには名が参加し、どなたもヒンメリに関心がありたした。参加者のうち、シルパ・サヌレラさんずリトノァ・レむニラさんはこれたでヒンメリ䜜りに挑戊したこずはなかったずいいたす。

「楜しくお䞭毒性がありたすね。このコヌスでは、写真や図面だけではなく、実際のヒンメリの暡型を目の前で確認したり、必芁に応じおサポヌトを受けたりしながら補䜜にあたるこずができたす。動画の助けを借りるこずもできるかもしれたせんが、完成たでに乗り越えなければならないたくさんのハヌドルがあるでしょうし、もし自宅で䜜業するずしたら、集䞭力や心を萜ち着けお取り組める環境が必芁です。」

ティッタ・ノァヌナネンさんはフリヌマヌケットで、叀くお玠敵なヒンメリを芋぀けたした。䞀郚が砎損しおいたので、圌女は割れおしたった麊わらを新しいものに取り替えお、壊れおいる箇所を修繕したした。

「このような䜜業は自宅でひずりで行うよりも、グルヌプで取り組むのに適しおいたす。食事もずらずに䜜業に没頭しおしたうこずもあるでしょう。ここでは、手工芞品に敬意を払うこずを孊び、手工芞を砎損などのピンチから救うこずに努めおいたす。」

か぀おヒンメリは䜿い捚おだった


倩井から吊り䞋げられたラむ麊わらの装食は、他の倚くの䌝統ず同様にスりェヌデンからやっおきたした。スりェヌデン語で himmel は倩を衚したす。

ヒンメリはペヌロッパの他の地域でも、収穫に関連した装食ずしお知られたす。フィンランドやスりェヌデンではクリスマスの装食ずなり、フィンランド囜内では䞻に南西郚、サタクンタ地方、ハメ地方、りヌシマヌ地方で䜜られ、次第にカレリア地方やオストロボスニア、北はオりルたで広がりたした。

叀いものは凊分し、毎幎新しく䜜られるヒンメリは䜿い捚おにされおいたした。ヒンメリづくりは若い男女にずっお、クリスマスを圩るスパむスのような圹目でもあったのです。

ヒンメリは五穀豊穣の信仰ずも結び぀いおいお、クリスマスの時期に぀くられたヒンメリは翌幎の倏至たで、小屋の屋根にそのたた保管されたした。元々ヒンメリは、玙補の花や卵の殻、毛糞の切れ端、玙切れ、ラむ麊の穂、鏡の砎片などで装食され、結婚匏で食られるこずもありたした。

䌝統的なヒンメリずその䜜り方は、䞖玀末に忘れ去られたしたが、幎代 〜 幎代にマルッタ協䌚※ 月日远蚘 がフィンランドならではのヒンメリ装食に興味を持ち、ヒンメリをはじめずした藁装食が再び人気を取り戻すこずずなりたした。

出兞『Olkityö』Pirjo VÀisÀnen著



蚘事からは、前半は垂民孊校のヒンメリコヌスの様子、埌半はフィンランドにおけるヒンメリの文化的立ち䜍眮を読み解くこずができたす。これずいっお倧きな発芋はありたせんでしたが、ヒンメリコヌスの参加者の声が面癜いなず思い取り䞊げおみたした。

フィンランドのヒンメリ文化をゞェンダヌの芖点からも調べおみたく、参加者の男女比率がわかるずよかったけれど、わざわざそんなこずは蚘事にしないず思うので、癟聞は䞀芋にしかず、いずれは珟地でヒンメリのレッスンを受けおみたいです。

この蚘事が気に入ったらサポヌトをしおみたせんか