海外では「簡単に謝るな」という誤解

たまに耳にしませんか?「海外ではすぐ謝るな」と。確かに、日本人は口癖のように「あ、すみません」とか「ごめんなさい」と言ってしまうところはありますけど、かといって頑なに「ごめんなさい」と言わない人が、会社内で良い収入を得ているとは、僕は少なからず思えません。

俺が悪いんじゃない!と踏ん反り返ることでは、何の解決にもなりません。ただ、悪いと思ってもないことに謝るのは可笑しいですし、必要以上に謝る必要もありません。
ポイントは、謝った理由だと思います。勝手な解釈をされないよう、何に謝ったのかを明確にする事が大切です。


身近な話をしますと、僕が務める会社の上司は、皆おそらく年収が1000万越えばかりなのですが、そんな彼らは、僕らより『負けを認めるのが得意』です。もし、『負けを認めない』のであれば、それなりの『武器』を相手に戦います。
しかし、変な話ではありますが、相手が負けを認めたとしても、最終的には相手に謝ってますね。

『こんな気分を害すような話し合いの流れで悪かったね』と。

たとえ、相手から仕掛けられていたとしても、そう言います。
そして大抵このセリフを言った頃には相手の状況も代わり『こちらこそ、ごめんなさい』と言い返してます。

確かに意味のない『ごめんなさい』は、海外に出ると『はぁ?』なんですけど、でもちゃんと意味のある『ごめんなさい』はやっぱり必要ですし、それをさらっと言えるような人の方が、みんながついてきます。

逆に言えば、口癖のように「すみません」慣れしてる日本人は、その素質があるのです。もし、今度謝る時に、ただ「ごめんなさい」や「すみません」と言うのではなく、なぜ謝ったのかの理由を付け足して謝ってみてください。
肩がぶつかってしまった時に「ごめんなさい」と言うときに、「肩がぶつかってごめんなさい」と言われた方が、口癖には聞こえませんしね。
これは海外に出たら、さらに効果が発揮できると思います。ぜひ日本にいる今から練習してみてください。

少し違う明日が見えるかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?