ユニゾン 8/22配信ライブ 感想とその他いろいろ。

昨日8/22(土)、UNISON SQUARE GARDENの配信ライブが行われた。
非常に素晴らしい内容だった。

始まり方から終わりまで含め、完璧な構成。
セトリおじさんに見事にしてやられた。

投票ランキング31~70位というある意味ニッチな需要ともとれるライブだが、いかんせんユニゾンは捨て曲がない。
ライブ定番曲以外で構成されたセトリでも圧倒的なライブができる。
それは直近に行われたカップリングツアーで既に証明されたことだろう。

また、予想通り来月の配信ライブについても告知があった。
しかしそれが開催延期になったfun time HOLIDAYに連なる企画というのだから期待感がある。
確かにアルバム発売までにもう一度配信ライヴをするとして、
二回のリクエストライブを終えじゃあ何するか、といった時にファンが喜ぶ最適解以上を提示してくれた気がする。
またこれを実現させようとする運営の方々にも頭が下がる。

今回の内容について詳しく触れるのは野暮というか、自分が触れずとも他の人がよっぽど良い文章にしてくれると思うので、
自分は以前の記事→ https://note.com/usaku/n/n6913cb955035
で触れたセトリ予想の振り返りをしていきたい。

<セトリ>

1,マスターボリューム
2,MIDNIGHT JUNGLE
3,fake town baby
4,フライデイノベルス
5,ライトフライト
6,サンポサキマイライフ
7,like coffeeのおまじない
8,23:25
9,ぼくたちのしっぱい
10,チャイルドフッド・スーパーノヴァ
11,未完成デイジー
12,マイノリティ・リポート(darling,I love you)
13,何かが変わりそう
14,10% roll,10% romance
15,Catch Up, latency
16,crazy birthday
17,オーケストラを観に行こう
18,Phantom Joke

<予想セトリ>

・曲順、曲目ともに的中→◎
・曲目のみ的中→〇

1,天国と地獄
2,fake town baby→〇
3,10% roll,10% romance→〇
4,like coffeeのおまじない→〇
5,コーヒーカップシンドローム
6,流星のスコール
7,ぼくたちのしっぱい→〇
8,ライトフライト→〇
9,デイライ協奏楽団
10,カラクリカルカレ
11,CAPACITY超える
12,ライドオンタイム
13,シュプレヒコール~世界が終わる前に~
14,未完成デイジー→〇
15,フライデイノベルス→〇
16,crazy birthday→◎
17,Cheap Cheap Endroll
18,(新曲)
19,Catch Up, latency→〇


<結果発表>
◎→5% / 100%
〇→50% / 100%

まぁ曲順まで当てるのは無理ゲーとして、
あんだけブログ等でヒント貰って正答率半分ってのはセトリおじさんにしてやられた気がする。
喜怒哀楽がランク外ってことは23:25とかサンポサキとか有名どころが意外と漏れてるかなと思いきや普通に入ってるのね、っていう。

ちなみにセトリにおいてのランクイン曲目的中率に着目すると(前記事参照)おまけのPhantom Joke(1位)を除いた17曲中11曲だった。割合的には65%だった。こっちはまあ見れる数字かなぁ。

ただ、こうして演者側からヒントを得つつ
客が内容を予想するゲームのような期間を提供してくれたというそのものがエンターテイメントだと感じた。
それが、今回のライブを以って答え合わせとして完成に辿り着いた。
今このタイミングでライブを楽しませる工夫、
今だからこそできるロールモデルというか、
どうしても悲観的になってしまわざるを得ない社会の現況であるが、
同時に従来の枠にとらわれないアイデアが沢山出やすくなった土壌でもあると言える。


勿論新型コロナなんて無かったほうが良いし、
それにより失われたものもたくさんある。
これから長い不況も訪れることだろう。

それでも、自分はこのユニゾンの今回の試みのように、というと
大げさかもしれないが、

個人的にこれからの日本社会を長い目で見ると、
現在こそが、今後社会が良い方向に向かえる分かれ目、
その潮流になるのではないかと感じる。
今までの根性論、体育会系的な流れは半強制的に淘汰され、
ネットを通じて情報を取捨選択できる世代がより台頭していく。

そして、今回のライブのような「面白い」事のバリエーションが増えていく世界になるのではないか、とあくまで個人的にであるが明るい展望を持っている。


話が逸れた。
新たに公開されたユニゾンの新曲「世界はファンシー」、やばい。

どこがファンシーじゃ。圧倒的なカオス。
ものすんごい尖がっている。
普段のユニゾンであればアルバムの1曲やカップリングに潜んでいるようなタイプのロックチューンだ。
しかし、何度も聴きたくなるようなキャッチー性は持ち合わせ、気づけばあっという間の虜になってしまった。

前作7thアルバムはリードの「君の瞳に恋してない」を筆頭にポップロックがラインアップを占めており、
構成的には自分の生涯ベストの4th「CIDER ROAD」に近い内容だった。

からの一般受けとか知るかボケ、と言わんばかりのこの曲である。
この曲をリードにするという時点で次作は相当攻めたアルバムなのだろう。

しかし、現時点の情報としては、収録曲として
最新SgでありトリッキーなロックチューンのPhantom Jokeがある。
この2曲を軸とするなら何となくアルバムの方向性も分かるのだが、

そこに壮大なミディアムバラード「春が来てぼくら」
緩やかな哀愁を漂わせる「弥生町ロンリープラネット」
ユニゾンの代名詞、と言わんばかりの爽快ロック「Catch Up, latency」。

全12曲のうち判明してるこの5曲だけでもカオスすぎて意味が分からない。考察するだけ徒労な気もする。

まさにキャッチコピーのごとく、本当に良い意味でぐちゃぐちゃなアルバムなのだろう。

しかし今までのこの5曲を含め、各曲のクオリティは確かであり、
そこに信頼しかない。

何はともあれ、
9月30日(水)発売の「Patrick Vegee」、
ユニゾンファンとして新譜の堂々たる登場をただ指をくわえて待っているのみである。

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