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レクリエーションインストラクターが語る「全員参加」という強迫観念に打ち勝つ記録の書き方

てんかん介護士のサクです。

当施設で最大の難関レク、それは…運動。

担当に当たるとそれはそれは頭を抱えます。

三障害のごった煮施設

当デイサービスは身体、知的、精神障害者を扱った、ごった煮状態で過ごしています。

軽度の知的障害で近所のおばちゃんみたいな感じの方もいれば、脳梗塞で倒れ体が全く動かず目だけで意思疎通を行うような方もいます。脳性麻痺で生まれ手足の変形が強い方などなど…個性的です。

以前の記事でも触れましたが、状態安定してると毎日の記録で書くこと見つけるの難しいんですよね。

そして更にハードル上げてくるのが「運動」レク。
戦慄する職員。
運動も何も、動けねぇじゃん!

腐っても介護福祉士。
何なら私はレクリエーションインストラクター。
結果、道具に頼る技を編み出しました。

神アイテム 新聞棒&お手玉

このふたつ、有能です。
新聞棒での体操だったら、腕や足にコロコロと転がして刺激してあげる。
トントンと肩やふくらはぎを叩いてみる。
もちろん、参加して頂いてますので、声掛けはしっかりと。

お手玉を使ったレクだったら、手の平に握らせてあげる。このとき、指でしっかりお手玉を包ませるように補助してあげる。声掛けは大袈裟なくらいにしっかりと。

すると、あら不思議。
参加してる感じがあふれ出して、家族への連絡帳がすんなり書けちゃうんですね。

寝たきりの人が参加した感のある文例


「運動レクリエーションに参加し、新聞棒で体をほぐしました。トントンという刺激に、にこやかな表情をされました」

「お手玉を使った運動レクリエーションを行いました。スタッフが補助をして、ゆっくりとお手玉を握ってもらい、○○さんのペースに合わせて体を動かして頂いています」

よし、これだ。

レクリエーションをしている側も、全員参加させなければならないというプレッシャーから開放されて満足です。

勤続7年目にもなると、こういった小技も習得していくのです。

この知恵が少しでもお役に立てば幸いです。

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