はじめての..奄美大島旅行記*1日目〜その④アマミノクロウサギと生き物たち〜*

画像1 ナイトツアーにて...コンロンカと並んで梅雨に咲くイジュの花。奄美大島原産のヒメツバキ属。かわいいですね。
画像2 しとしと雨降り、緑も両生類も活き活きとしていました。オットンガエルに早速出会いました。雨の日は道の真ん中に出ているカエルが多い...! 夜の山道を通る際は、最徐行が島の生き物たちへのマナーですね。ちなみにオットンさんは指が5本あるそうですがなかなか上からでは確認できませんでした。威嚇するときは指の骨をむき出しにして攻撃をするそうなので、、そこまでストレスを与えないよう、観察させてもらいましょう♪
画像3 クロウサギさんのフン♫苔の上にもりもり。最近ではフンのDNAから個体数を識別しているそうです。
画像4 いいフンです。うさぎさんは草食なのでフンは良い堆肥として土に還ります。海外ではうさぎさんのフンの肥料が販売されているくらいなのですよ。ガイドさんに『手にのせたひと初めて..』と言われましたがナチュラルにつまんでましたね(笑)割るときめ細かくて密度がある。よくすりつぶして食べたのが伝わりました。成分とか調べてみたくなります(笑)
画像5 アマミシリケンイモリさん。水の中にいて、水面が反射しました。でもどうですこの透明度...! ガイドさんの独自ルートを案内していただいたのですが、イモリさんの家族がたくさんのんびり暮らしていました。ここでは当たり前の光景なのでしょうね。
画像6 アマミハナサキガエルさん。奄美大島,徳之島の山地森林にのみ見られる固有種で、絶滅危惧[2]類です。雨が嬉しいのか道のど真ん中にいるので最徐行で通りましょう...(二回目)
画像7 オットンガエルさんの貫禄ある背中。奄美大島、加計呂麻島の固有種でどんどん数を減らし、2020年には絶滅危惧IB類となってしまいました。森林伐採や林道敷設による土砂流失、人為的に移入されたフィリピンマングースによる捕食、ロードキルなどが理由にあげられるのでしょう。私たちがこうした生物たちの数を減らしてしまった現実に胸が痛いです。
画像8 アマミヤマシギ。飛ぶことが上手ではないため地表で子育てをするといいます。このコたちも絶滅危惧Ⅱ類で理由としては照葉樹天然林の伐採 マングースやノネコによる捕食とのこと。私たちが近づいても慌てて逃げることなく、スローで愛くるしい動きをするのでしばらく見入ってしまいました。
画像9 シリケンイモリ。
画像10 雨あしが弱まると同時に、アマミノクロウサギさんたちに会うことができました..! とっても会いたかったよ〜(^^*)!このフォルムがなんとも愛くるしい。
画像11 もぐもぐタイムで葉っぱをくんくんしたり、道の真ん中でトイレタイムのコも。トイレは道の真ん中でしているコが多いので..驚かさないようにガイドさんはゆっくりゆっくり、運転されていました。
画像12 仔ウサギさん。ちょっと警戒して小さな鳴き声をあげ、足ダンする姿までかわいかったです。おくつろぎのところ、邪魔してごめんね。
画像13 兄弟仔ウサギ。大きくなってね。
画像14 尊いおちりさん。無事に成長して長生きできますように アマミノクロウサギさんは絶滅危惧IB類(EN)。数を減らしてしまった原因としては、人間が遺棄、放置して野生化したノネコによる捕食や、格安航空(LCC)就航に伴い増加した観光客による交通事故死被害が新たな問題となっているそう。私達もそのLCCでこさせてもらったので、、複雑な思い。生きものたちを脅かさないことを第一にレンタカーの運転を心がけました。どの命も尊いものですが、、このおちり達が大切に守られるよう祈らずにはいられませんでした。
画像15 シダをもぐもぐ。私たちは、お邪魔させてもらっている身なので、適度な距離感で驚かさないように闇に溶け込んで(笑)日常の姿を観察させてもらいました。
画像16 正面からのお顔もかわいい!落ち葉をもぐもぐしていました。現実なのに夢のような不思議な気持ちでした。
画像17 私達がウォッチングしている時、スピード上げ横切る車がありました。ハブ被害対策として島では3000円でハブを買い取りをしているらしく、そのために山道を走る車は結構スピードを上げているというお話も聞きました。私達のツアーではネズミが轢かれていました..ハブは奄美大島の生態系の頂点におり、人間たちがむやみに立ち入らないのはハブがいるからでもあります。ハブが減ると捕食側の生きものたちの数が増える事に繋がるかもしれませんが、利益優先でハブをむやみに捕まえ、ロードキルまで起こしてしまっては本末転倒ですよね..
画像18 20:00〜ホテルに帰ったのは22:30ごろ。8ウサギさんに出会えました。写真はうまく撮れなかったので未掲載ですが電線で眠るルリカケスやリュウキュウコノハズクも確認! Active Amamiの塩見さんは生き物ファーストながらアマミノクロウサギさんに出会えるようにじっくり探してくださり、いろんなお話をきかせてくださり、とても楽しかったです!ありがとうございました。貴重な体験に感謝です。アマミノクロウサギさんについてはまた別枠で書きたいなと思っています。

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