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「すずバーバのたくましい教室へようこそ‼」共に過ごした日々が、いつか将来につながるそんなすてきなヒントがいっぱいです。

 

 「すずバーバのたくましい教室」には一つのこだわりがあります。それは、「遊びのどこかに本物を使用する」ということです。ここでは、いくら楽しくても、単なる遊びで終わらせない、そして共に過ごした日々が、やがて大きな力となる。この基本を大切に、さあ それでは挑戦してみて下さい。

 

   

も く じ

 

●我が家の日本地図
●私だけのジグソーパズル
●大きな袋
●バーバのスーパーボーリング
●自然の懐にいだかれて
●すずバーバの乗り物ツアー
●授業をきちんと聞くことができる子
●本の持つ力
●かってにスゴロク
●よみがえれ!あのころ読んだ絵本たちよ。
●手作り絵カルタ
●大震災を越えて・・・東北のバーバ達へ
●アルバム制作(アルバム整理ではないんだよ)
●運のいい人遊び
●GREEN CLUB
●マスのある紙
●よみがえる学力―学力を取り戻したいお母さん達へ
●ベッドから魚釣り
●通学用品と、工作洋裁
●どっと柄のハンカチ

 

わが家の日本地図

        

「わが家の日本地図」という遊びは、本物の日本地図に、家族みんなで出来事を記入するという遊びで、まさに本物の持つ魅力とそこに加わる小さな力が、家族への思いへと広がり、さらには、思い出の記録として残されていく。遊びというには少し重いテーマですが、軽快に楽しく取り組んでみましょう。 

まず、一枚の大きな日本地図を準備して下さい。大きければ大きいほどいいですが、一枚に繋がっていないといけません。

この地図は、県名、地名、山、川、などが描かれた一般的な地図でけっこうです。書き込むたび、手に触れ、目に触れるこれらの情報がとても大切なのです。

書き込むことで地図が読みにくくなることなど、心配する必要はありません。重なっても構わないので、どんどん書き込んでいきましょう。書き込むほどにこの地図は重くなり、大切さも増してくるはずです。

 それでは、その地図を壁に貼って下さい。
貼る場所は、日常生活の中で誰もが一番目にするところがいいですね。

例えばリビングの壁など、どうでしょう。

 そして、壁にはった「日本の国」を子供達にしっかりと見せてあげて下さい。

「これが、私たちの国日本だよ」と、声に出して伝えてほしいと思います。

 この地図には、まず、家族とつながりのある地名を書き込みましょう。
今、私達が住んでいる所から始まっておじいちゃんやおばあちゃんの住んでいる所など、親しい人たちの顔を思い浮かべながら語り合いながら書き込んでいきましょう。

 それらが終わったら、いよいよ「わが家の日本地図」がスタートです。

 家族みんなで鶴を見に行った鹿児島県出水市を書き込みましょう。

出水市は、鹿児島県の北西部に位置し出水平野の水田地帯には、毎年10月中旬頃から翌三月頃にかけて約一万羽を超える鶴が越冬するため渡来してきます。
渡来してくる鶴のほとんどは、首から上が灰黒色の羽でおおわれたナベ鶴という種類で、国の特別天然記念物に指定されています。

 次に、ロケットの打ち上げを見に行った内之浦宇宙空間観測所も書き込みましょう。内之浦宇宙空間観測所は鹿児島県内之浦町の太平洋を見下ろす山の上にあって、ここではJAXAのもとに科学観測ロケットや、化学衛星の打ち上げ、データの収集などが行われています。

 この観測所は、近年「新型ロケットイプシロン」の打ち上げ成功でも知られ、また2003年5月には「小惑星探査機はやぶさ」が打ち上げられ、無事帰還したことでも知られています。

「はやぶさ」は、7年かけて往復60億キロの旅を終え、小惑星「イトカワ」の微粒子を持ち帰るという偉業を成し遂げました。 

 本物のロケットの打ち上げなどなかなか見る機会はないからと言って、娘一家は、車にお布団をつんで真夜中に福岡を出発していきました。

 わずかな天候の異常にも計画は中止になるため、見ることができず帰ってくることもありましたが、2006年2月22日打ち上げの赤外線天文衛星「あかり」と、2006年9月23日打ち上げの太陽観測衛星「ひので」は、実際の打ち上げを子供達と一緒に目の当たりに見ることができたようです。

 どちらも、炎と煙と共に地面を揺るがすほどの大きな爆音をとどろかせ、巨大ロケットは、大空に向けて打ち上げられ、やがて空のかなたに消えていったそうです。

 さあ、それではその鹿児島県内之浦宇宙空間観測所を、我が家の日本地図に日付と感想を添えて書き込んでください。

 そうです。

この地図には、日付と一行の感想を添えて書き込むようにしましょう。

 おとうさんの出張のときは、「おとうさん、今お仕事でここへ行っているよ」なんて話しながら、地名が話題になるたびに書き込んでいきましょう。

 家族、みんなで興味を持って書き込んでいくうちに、地図は幾度となく子供達の目にとまり、そのうち日本の国と重なって小さな体にしみこんでいくことでしょう。

「すずバーバのたくましい教室へようこそ」より
次回、お楽しみに‼         


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