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【BASE・STORES・Square】3Dセキュア2.0対応状況

⚠️この記事は、2023年12月現在の情報をもとに執筆しています。

3Dセキュアへの対応は、オンラインショップ運営者にとって、不当なチャージバック被害を防ぐためには避けて通れない対策です。


3Dセキュアのおさらい

現在3Dセキュアのバージョンは2.0で、対応しているショップにおいて、チャージバックが発生した場合、ショップの対応手順に問題が無ければ原則カード会社が損害額を負担します。

一方、3Dセキュア2.0に対応しないショップや、1.0にしか対応していないショップは、チャージバック時に加盟店が損害額を負担することになります。

BASE・STORES・Squareオンラインビジネスで、商品を販売しようと考えてる方にとっては、3Dセキュア2.0への対応可否は、重要なポイントになるのではないでしょうか?
各社とも、対応について明記されているページは無いので、問い合わせた結果を掲載します。


BASE 【条件付き対応】

BASEかんたん決済では、3Dセキュア2.0に対応し、徐々に運用を進めている」との回答が得られました。

現在のところ、全ショップに導入できているわけではないようで、問い合わせフォームから希望すれば個別に導入してもらえるようです。

ただし、以下の注意点を示されました。

  • 3Dセキュア2.0に対応するのは、Web経由の注文のみで、抽選販売・定期便については対象外

  • 3Dセキュア2.0を導入していても100%不正利用を防げるわけではない

  • チャージバックが免責になったとしても不正利用が多い場合はクレジットカード決済機能を停止する場合がある。

  • 状況に応じて3Dセキュア2.0を停止する場合もある。

来年からの、上位プラン大幅値上げで、若干炎上気味のBASEですが、セキュリティ対応レベルは上々でした。


STORES 【非対応】

3Dセキュアにつきましては、現状未対応でございます。」との回答が得られました。

3Dセキュアの導入は検討しているが、現段階で具体的な実装時期等についての案内はできないとのことです。

不当なチャージバックによる損害を防ぐ意味でも、将来的な導入を期待したいところです。

3Dセキュア2.0に対応していないから絶対ダメというわけではなく、注文者情報におかしな点がないかよくチェックするといった、基本的な対策を怠らないことで、ある程度被害を回避できます。
また、少額商品などリスクの低い商品を取り扱うのは問題ないと考えます。


Squareオンラインビジネス 【非対応】

日本のSquareは3Dセキュアに対応しておりません。」との回答が得られました。

Squareは少ない手数料で対面決済を実現する決済サービスとして、国内の小売店・飲食店にも広く浸透しています。

最近はWEB決済にも力を入れているようですが、残念ながらオンラインビジネス・オンラインチェックアウト・請求書などの非対面決済を含め、3Dセキュア2.0には対応していないようです。

今後3Dセキュアを利用できるよう、サービス向上に努めていくとのことでした。

Squareの場合、安価な決済端末・レジ端末を提供していて対面決済に強みがあります。
対面+ICチップ+暗証番号による決済であれば、ほとんどの被害は防げると思われます。



いかがでしたか?
各社とも、3Dセキュア対応への重要性は理解しているようですが、スピード感に違いがあります。
本記事は2023年12月現在の情報ですが、月日がたてば、各社ともきっと完全対応になっていることでしょう。

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