見出し画像

うさぎを飼う前に知っておくべき習性って?


近年、ペットとしての人気がどんどん高まっているうさぎ。

身の回りにうさぎ飼いさんがいることも増え、家にいる時間が長くなったこともありうさぎを飼ってみたい!と思った人も多いのではないでしょうか?

今回はうさぎを飼う前に知っておきたいうさぎの習性についてまとめてみました!

◆うさぎのさまざまな習性

・群れで生活する

うさぎは被捕食動物ということもあり、基本的に群れで生活します。

複数のうさぎを飼う(多頭飼い)すると、お互いにくっついて行動することが多いようです。

やはり本能的に群れていたほうがリラックスできるようですから、

それまで同じ場所で飼っていたのに、突然離して飼うようにしたりすると、

ストレスの一つとなってしまうかもしれません。

環境を変える場合は慎重に行いましょう。

・夜行性(薄明薄暮性)

意外に思うかもしれませんが、うさぎは夜行性の生き物。

(※厳密に言うと薄明薄暮性といって、明け方と日暮れに行動する特性です)

ペットとして飼われるために品種改良されたうさぎの場合は

天敵がいないことや飼いやすさの観点から昼行性となっていることもあり、

ある程度飼い主さんの生活リズムに合わせてくれる子もいるようです。

とはいえ、本能的には夜行性(薄明薄暮性)ですから、

いつ活動的になっても良いような環境で飼ってあげるのが理想的です。

周囲の環境には気を付けてあげましょう。

・体調不良を起こしていてもあまり表に出さない

野生の世界では、体調不良を起こしていることが明らかだと、

捕食者に狙われてしまう危険性があります。

そのためうさぎは「体調不良を起こしていてもあまり表に出さない」という

性質を持つようになりました。

この習性が、飼うとなると本当に大変な影響をもたらします!

ぱっと見ただけでは昨日と同じように思えても、実は何かの病気が進行していることもあるのです。

しかしながら、うさぎはか弱い生き物ですから、体調不良自体は起こしやすい部類に入ります。

「丸一日ゴハンを食べなかったら即病院!」というくらいでも良いほど、頻繁に・慎重に体調管理をしてあげる必要があります。

なお、うさぎは「エキゾチックアニマル」とも呼ばれる種類の生き物で、普通の動物病院では見てもらえない場合もあります。うさぎを飼おうと考えている方は、エキゾチックアニマルの診療を行ってくれる

動物病院が近くにあるか、かならず確認しておきましょう!

・感情表現はボディランゲージでする

イヌやネコなどの生き物は鳴き声で感情表現を行うことが多いですが、うさぎは全身を使ったボディランゲージで自分の気持ちを表します。

たとえば鼻の先でつんつんとつつくのは「嬉しい」「甘えたい」などの気持ちを、足をどんどんと叩くのは「怒っている」「不満」などの気持ちを表現しています。

これらのボディランゲージについてよく知っておけば、うさぎを飼い始めてからもうさぎの気持ちがよく分かるようになり、お世話やスキンシップがしやすくなるでしょう。

時間があるようなら、うさぎが取る行動とその意味について勉強しておきましょう。

・個体差が大きい

品種によって大まかに「活動的で動くのが好き」「臆病で警戒心が強い」「人懐っこく甘えん坊」などの傾向はありますが、それらはあくまでも傾向であり、その品種の全てのうさぎがその通りの性格であるという意味ではありません。

うさぎはそれぞれその子なりの個性を持っていて、その子の個性に合わせたお世話をしてあげる必要があります。

うさぎをお迎えする際は、その品種に多い傾向を参考にしつつも、「その通りの子ばかりというわけではない」ことを念頭に置いて、お迎えした子の個性を大切にしてあげるよう心がけましょ

◆うさぎの習性は幅広い!

今回はうさぎの持つさまざまな習性についてご紹介しました。

ちょっと意外な習性もあったのではないでしょうか?

これらの習性を踏まえて、飼えるかどうか検討してみてくださいね!

講師:岸本

幼少期に訪れた動物園で白い毛のロップイヤーラビットを見て「天使みたいな生き物がいる!」と電撃が走って以来うさぎに夢中。

今では自他共に認めるうさぎ好きで、「うさぎの魅力を語っていたら聞いていた相手もうさぎ好きに」「プレゼントをもらう機会があると何も言わずとも皆うさぎグッズを買ってくる」「友人がうさぎ柄のグッズを見て「あっ、岸本さんだ」と言い出す」などのエピソードを持つ。趣味はうさぎのぬいぐるみ集め。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?