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ウサギの放し飼いは危ない!その理由は?

ウサギはケージに入れて飼うのが一般的ですが、中には部屋の中に放し飼いにしている飼い主さんもいます。

普段からケージに入れて飼っている飼い主さんでも、

 

●   できるだけ自由に過ごさせたい

●   ケージに入れておくのはかわいそうだ

 

このように考える人もいると思います。

そこで、今回はウサギの放し飼いについて解説すると共に、放し飼いをすることによって発生するリスクを解説します。

 

まずはウサギを放し飼いにすると、デメリットやリスクがたくさん生まれることを知っていますか?

ウサギを放し飼いにすることで起こりうることをまとめてみました。

柱や畳がボロボロになる

ウサギはケージやチモシーなど、寝ている時と走り回っている時以外は何かしらかじっています。

そして、穴掘りの習性があるため、ケージの中を前足で掘る動作もします。

この2つの行動を部屋の中で行うと、柱をかじったり、部屋が畳ならボロボロにさせてしまうのです。

また賃貸でうさぎを放し飼いにし、柱などをボロボロにすると修繕費用が高額になることがあります。

実際に賃貸住宅でウサギに柱をかじられ、大家さんとトラブルになり、かなりの額の修繕費を払った飼い主さんも少なくありません。

放し飼いをするなら、このようなリスクがあることも頭に入れておきましょう。

 

電気コードなどをかじり感電する可能性

ウサギを放し飼いにすると、電気コードをかじるウサギがいます。

電気コードをかじれば、感電する可能性があるため、室内での放し飼いはとても危険です。

部屋中がうさぎのテリトリーになってしまう

部屋の中にウサギを放し飼いにすると、そこら中にマーキングをしてあらゆるエリアを自分のテリトリーにしていきます。

マーキングされたエリアに飼い主さんが入ると、急に気を荒くしてきたりすることがあるのです。

人間とウサギの生活するエリアはきちんと分けておいた方がいいでしょう。

床に落ちているものを誤食誤飲するリスク

ウサギを放し飼いにすると、好奇心旺盛な子だと床に落ちているものを口に入れてしまうことがあります。

ペットボトルの蓋などを口に入れてしまうと、消化できず排泄も困難になり、動物病院に連れていく事態になるでしょう。

部屋の中でウサギを放し飼いにするなら、床に何も落ちていないかマメにチェックする必要があります。

 

ウサギを放し飼いにすると良い面もある

放し飼いにするのは危ないという一方で良い面もあります。

ウサギのストレス解消になる

ウサギを放し飼いにすると、ウサギとって自分のペースで運動できるのが最大のメリットです。

運動量が増えれば運動不足解消と肥満防止に繋がるので、自然と健康維持をすることができます。

ウサギ自身が好きな場所で寝て遊べればストレスフリーで過ごすことを可能にさせます。

放し飼いによって、ウサギを自由にさせることはウサギの飼育では理想的と言えます。

いつでも傍にいられる

放し飼いにすることで、常に飼い主さんとウサギが同じ空間で生活することができます。

飼い主さんが仕事をしている時も、のんびりしている時も、常にうさぎが傍にいるのはとても癒されます。

また、放し飼いにしておけば、へやんぽタイムを確保する飼い主さんのストレスもなくなるでしょう。

犬や猫と同じように飼うことで、いつでもウサギとスキンシップをすることができます。

放し飼いとケージ飼いどっちがいい?(まとめ)

ウサギを放し飼いで飼うには、常に部屋の中をウサギが快適に生活できる環境を整える必要があります。

柱やコードをかじっても大丈夫なように、ガードをつけるなどの対策が必要です。

安全性などを考えると、時間を決めてへやんぽをさせる方がいいです。

どちらの飼育方法がいいかは、飼っているうさぎの性格などで決めてもいいかもしれません。

 

講師:ヤグルマ キク

うさぎから爬虫類、両生類まで飼育放棄された生き物からペットショップで乱暴に扱われていたエキゾチックアニマルを専門に保護活動をしている。

これまでに、うさぎ3羽、両生類3種類、爬虫類3種類の保護、飼育を経験。

うさぎを含めたエキゾチックアニマルの「生涯飼育推進」「虐待反対活動」を行っている。

うさぎの飼育にお困りの方へお役に立てる情報を発信して参ります。

 

 

 

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