36. むすめへのてがみ 10/16

拝啓

朝カーテンを開けて天気を見た瞬間今日は幼稚園でお外に行けるなと確信が持てるぐらいお天気が良くて朝から気分がよくなる折、あねちゃんにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

あねちゃんは3日ぶりに幼稚園に行けましたね、3日も休んでも今日は幼稚園に行くと楽しげに登園できることは幼稚園が楽しい証拠で、お母さんはお友達や先生、そして楽しんでくれているあねちゃんにも感謝しかありません。

幼稚園から帰ってきたあねちゃんは、まずおやつを食べますね。もちろんその前にちゃんと手を洗います。最近では、買い物に行ったり散歩に行ったり外から帰ってきたらパパやお母さんに言われる前に必ず最初に手を洗っています。お母さんから手を洗って、と言われる前に洗えるというのは手洗いが習慣になったということです。あねちゃんが考えなくてもそれが当たり前になるぐらい毎回頑張った証拠です。

その時ちょうどお母さんはご飯を作っていました。あちゃなはあねちゃんのそばで一人で遊んでいたのですが、あねちゃんがなにか食べているとなんとなく食べたくなっているように視えるので、あちゃなにも赤ちゃん用おせんべいを小さく砕いてあげようと思っていると

「あちゃなにおせんべいあげたい」

と言ってあねちゃんがおせんべいをあげてくれました。
三分の一程度に割れば自分で持っても食べられるし目の届くところにいるので、歩行器(下のキャスターを外して椅子状態)にあちゃなをのせてあねちゃんにおまかせしました。

あねちゃんはとっくにお菓子を食べ終わっていて、テレビを見ていましたが最後まであちゃなのおやつの面倒を見てくれていましたね。その間お母さんは集中してご飯を作ることが出来て助かりました。

「あちゃなごちそうさま、じゃあおててとおくちふこうね」

と言って、口まできれいにしてくれようとしているではありませんか。それを聞いていたお母さんは「あねちゃんありがとう、でもあちゃな口拭く時暴れるかも知れないから無理に拭かなくても大丈夫だからね」と伝えると、その声が聞こえていたのかどうかはわかりませんが、あねちゃんの拭き方をみてお母さんは驚きました。

あねちゃんはウエットティッシュをもっていない方の手を飛行機のようにはたまたくらげのように動かして

「あちゃなー、こっちみてー、おてて飛んできたよー」

と、なんとあちゃなの気をそらしながら拭いてくれるではありませんか。
いつ何処でそんな技を覚えていたんでしょうか。年少さんってみんなこんなことができるの?とお母さんは驚くと同時に、忘れないように心に刻みました。

あねちゃんは、もともと赤ちゃんが大好きでした。
そういう性格も関係しているのかも知れませんが、あねちゃんのお姉ちゃん度合いがどんどんあがってきていて、本当にもうひとりお母さんがいるようです。そのうち、お母さんよりお母さんらしくなりそうですね。

最近では、あちゃながかわいすぎるんでしょうか。

「あねちゃんも大きくなったら子ども産みたい、あちゃなを産む」

と言っていてそれはそれで複雑な気持ちと、詳しい説明を求められたのときのシュミレーションとで忙しいです。


P.S.

今日はばあばと電話をしながら夜ご飯を食べていたのですが、ばあばもびっくりしていましたね。幼稚園に行くのが久々なので、お母さんも間が空いたせいでなんだか少し忘れていたようです。

幼稚園の日は帰ってからテンションメーターを振り切っています。

たまに集中してテレビを見ている時、お母さんはあねちゃん寝たのかなと思ってしまうぐらいテンションが高いですね。

ばあばもお母さんも、常に「なんか笑っちゃう」状態のあねちゃんをみて気が触れてしまったのかと思うぐらい笑ってるね、と言ってしまったことを反省しています。その笑顔に不快意味はないか、少し心配です。

おやすみなさい。


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