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ENFPから見たMBTI各タイプ②、ISTJ

1.はじめに

ISTJは日本人にそれほど珍しいタイプではないのだろう。

私も今までこの国で生きてきて、明らかにISTJと思われる人物に数人は心辺りがあるように思える。

というか、私の父親がISTJだ。

私にとってのISTJは父のイメージが強いことは最初に述べておく。

以下、私の偏見である。

2.ISTJあるある

彼らは勉強が好きだ。

明らかに、勉強することを努力だと思っていない。
彼らにとって、長時間机に向かうことは苦痛でもなんでもないのだ。

まず、彼らは記憶力が抜群に良い。
覚えるのが得意なら、引き出すのも得意だ。

物事を記憶すること自体に喜びを覚えているフシがある。
そのため、ひたすら細かい事を覚えていくことにストレスを感じないのかもしれない。

彼らは仕事を非常にキッチリとこなす。
それはもう、細部まで手を抜くことはない。

日常の細かいことにも、よく気が付く。
そして、その細かい事を気にする。気にし過ぎる。

そのことを指摘しても、本人は気にする風はない。
そして、他人が大雑把だと、その点にイラッとくるらしい。

彼らの性格は真面目と表現するのが最も的確だ。
それなのに、不思議と冗談を言いたがる。

オヤジギャグだ。

父がギャグを言う時点でキツイものがあるのに、父がISTJとか、何の罰ゲームだ。

本人はあれで面白いと思っているのか。
あのレベルで満足してしまっているのか。

冗談というのは、己のセンスを懸けて表現するものだろう。
外せば人格を否定されるリスクを負う、その覚悟を持って挑むものなのに。

彼らのギャグによって、お茶の間の空気がどうなってしまうのか、もうちょっと考えても良いと思うのだ。
空気読め、と言いたくなるが、本人は無邪気なのであまり強くはツッコメない。

何年経っても成長しないそのギャグのセンスには、どれだけ晒されても完全に慣れることはない。

空気は確実に冷えているのだ。

それでも、周囲は成長するので、リカバリーは上手くなる。
オヤジギャグを踏み台に、さらに冗談を返して空気を上書きする。
そんなやり取りが日常になると、ISTJに我が家の平和が脅かされることもなくなってくる。

周囲が甘やかすから、いつまで経ってもオヤジギャグのままなのか。
それとも、意図的に我々を鍛えているんじゃないだろうな。
私はよく訓練されたENFPというわけだ。

だが、それはない、と私の直観は囁いている。

私(ENFP)が彼らのどの辺が許せないのかよく分かる文章になってしまったが、私が許せないのはギャグのセンスだけではない。

3.常識の人

彼らは常識人だ。

そうだ、彼らは日本人ではなく、常識人にカテゴライズされるべきだ。
少なくとも私(ENFP)と同類として扱うべきではない。

他の日本人だって、一緒にされたらちょっと困ってしまうだろう。
それくらい彼らは常識というものと親和性が高い。

日本には、少なくとも日本人と大阪人と常識人の3つの民族が住んでいるが、ISTJは日本を単一民族国家だと思っている、それくらい彼らは常識的だ。

ひょっとして、彼らは自分の頭で考えていないんじゃないか?と思うことすらある。

この世界にはISTJの思考を統合する統一思念データベースみたいなものがあって、彼らはそこからデータだけを受信してるのだ。
だから、どのISTJも似たり寄ったりのことを喋るようになるのではないか。

少し、INFPっぽい電波を流してしまったが、ISTJはこういうことを思い付かない、考えることができないタイプの人間なのだ。

彼らが自分の頭で考えていない、というのは冗談のつもりであったが、冗談で済まないかもしれない。

彼らには応用力がない。

あらゆるパターンを記憶して、その記憶だけで物事に対処する、その傾向が強い。強すぎる。

やっているのは記憶を当て嵌めるだけで、新規を生み出す類いの応用がない。
自分自身の才覚による工夫というものがないのだ。

もし、彼らに「この世のどこにもない自分だけの答えを出せ」と問いかけたら、本当に詰まるんじゃないか?

今後、AIとロボットに真っ先に駆逐されてしまうんじゃないかと心配になってしまう。

いずれ、彼らISTJを優しく愛して保護してあげることが常識となる時代が来ると思うが、彼ら常識人はそんな常識に耐えられるだろうか。

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